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怖いのはお化けより人間『2023.11.16』
人間らしさを描きたいと思う。
私が選ぶ本は、特出した出来事がない物が多い。
こんなに怪しい舘、絶対人死ぬじゃん。
後ろ向いたら絶対誰かいる。
こんな夢の世界、見たことない。
そんな世界観の本をあまり読まない。ジャンルでいうと、ホラーとか、SFとか、ファンタジーとか。ミステリーは実写化が決まったドラマを観て、さらに気になれば観に行く程度。
読まないジャンルが多過ぎて、本が好きな人ならこれは当然知ってるよね!みたいな作品の名前も作者も知らない。
私が気になってしまうのは、人間らしさで構成された物語。
表立った性格ではない、心の中の叫び。
人間の欲望から生まれる小さな嫉妬。
理性と本能がせめぎ合う感情。
大好き。
出来るだけ現実味があるもの。この経験、した事あるかも。でも全部ではなくて、所々が似てる。主人公の気持ち、すごく分かる。
こんな感じで。
私は、私と他人の関係には興味が無いけれど、人間自体には興味がある。
人間は面白い。
この前、幽霊を見たことがある人と話をした。
地下でBARを経営している店長さんで、ビリヤードとかダーツとかステージもある。自由。
その人が言っていた。
「僕はここで幽霊見たことありますけど、そんなの全然怖くないです。一番怖いのは、人間ですよ」
そんな事言っちゃう貴方が一番怖い。
とか思いながら、実際そうだなと納得した。
幽霊はもちろん怖いけど、幽霊が怖いのは表の姿であって、裏なんて生きている人間には見えない。
でも生きている人間はどうだろう。
ハラ、ヘッタ。タベモノ、クウ。
ネムタイ。ネル。
で人生が上手くいくことないんですよ。
人は不味いと思いながら美味しいと言えるし、
君だけだよと言いながら君はたくさんいるし、
笑笑笑笑と打つ自分はきっと、真顔です。
そんな人間を忠実に描いた作品が好きだし、私はそんな作品を描きたい。
人間がどこまで恐ろしく、複雑で、純粋で、腹黒くて、愛おしいかを描きたい。
その為に、日々気付いたことや、フォロワーさんのnoteを見て良いなと思った言葉をメモしたりしています。読書感想文を書くのも、人間模様を描くのに使えるかもしれないと思うからです。
そしてこの日記も、いつか私が描きたい小説を書けるように、私の人間性を記したものです。
ちょっと今はバタついて出来ていないけど、二ヶ月弱も日記を書いたので、振り返ってみようかと思っています。
幽霊より怖い、でもどこか自分と当てはまってしまう。誰でも一言葉は共感するような小説。
いつか書けますように。
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