![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/126269725/rectangle_large_type_2_9dd16f2f835fdbee74379d8eaac56aab.jpg?width=800)
振り返っても一人『2023.12.31』
ごたついていた大晦日。部屋から一歩も出ないまま、気付いたら19時になっていた。
残り5時間で年が変わる。
1年を振り返る。
noteのおすすめも、Instagramでフォローしている有名人やインフルエンサーや友達も、みんなみんなやっている。
私も、毎年やっていた。
でも今年だけはあんまりやる気が無かった。今年は思い出したくないことの方が多いからだ。
今年の1月から、これからの私が始まっていた。
自分はこれからもここに居続けるのだろうか。そう思いながら研修をしていた1月。
少しずつ創作をしだした2月。
「創作活動を続けて欲しい」と大学教授に言ってもらい、仕事をしながら物書きを目指そうと決めた3月。
絶望を覚えた4月。絶対に辞めてやると決めた4月。
仕事の忙しさや理不尽さを感じながらも、創作を続けていた5月。
どうでも良くなった6月。
仕事にしか手が付かず、日記も創作も止まった7月。23歳になった。
愛嬌とコミュ力だけでどうにか仕事をこなして、自分の時間を持ち直そうと思った8月。
同期以外に信じる人がいなくなり、自分の仕事が馬鹿馬鹿しくなった9月。
仕事を辞めて、大切だった日常と小説執筆の楽しさを思い出した10月。
「働いていない」ことへの葛藤と、将来を考えた11月。
自分を見つめ直した12月。
1年の振り返りと来年の抱負を話すということは、自分には未来があること、自分には将来があると長期的に考えることだと思う。
自分の人生にはまだまだ続きがあって、ゴールの設定なんかしていない。次、また次と向こうの自分に期待出来ているということだ。
今年の私は目の前のことしか考えていなかった。いつもそうだけど、今年は特に。
目の前の仕事を適当にこなす。
何かを書く。締切までに間に合わす。仕事を辞める。
その時にやりたいことをやって、いつでも人生で1番楽しかったと言えるように、いつ死んでも良いように、今の自分が1番の幸せ者だと言えるように過ごしてきた。
明日のことなんて考えていなかった。
でも私は生きている。
今年最後の日、12月31日。今日を生きていればそれでいいと思って365日生き延びてしまった。
私は今日を生きたいと思いながら、明日も生きていたいと思っていたのだと知った。
今日を必死で生きることで明日に繋がって、それを364回やってここにきた。
物書きとして、まだまだ成長しなくてはいけないと思った今年。私は小説を書き続けたいと思っているのと同時に、この人生を、グダグダで目の前のことしか考えられない人生を、生きたいと思っている。
私は来年も、今日を生きていこうと考えながら、明日を見ていこうと思う。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?