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自分の弱音に気付けない『日記:2024.3.6』

夜中、私はいつも日付が変わってから日記を書き出す。

現在3月7日1:11。私の家の夜はまだ終わらない。


私は夜型人間だ。
最近は世の中に合わせてみようかと、少し早起きなどしているが、起きる時間を合わせた所で私が世に貢献していることは特に無い。

だが夜型人間なのは変わらないので、こうして夜中に日記を書いて投稿している。

夜中はどうやっても電気を付けないといけない。人工的な灯りがあってようやく電子機器に触れられる。日記が書ける。

日に当たっている日中は、何かを考えるというよりは、時間を潰している感覚に近い。
刻一刻と落ちては上がっていく時計の針を見つめていたら、気付いたらカーテンを閉める時間になっている。仕事をしていた時は、こんな生活を望んでいたのかなと思うと、なんだか可愛い。


夜中に書く日記は、1日の行ないで決まる。
まあそれはそうなのだけれど。

1日自分が頑張ったかどうかを自分で決めなくてはいけない。仕事もしていないし、コンクールもポツポツと何本か。この中で私は「自分がどこまで成長出来たか」を考えながら日記を書いていた。

コンクールに向けて何時間も取り組んだ1日は、日記を楽しく書くことが出来た。逆に燃え尽きた今は、何も楽しく書けない。悲観的な感情なんてどこにも無かったはずなのに、体の端から今が出番だと言わんばかりに走り込んできた。

頑張れない自分が嫌いなのはいつもだ。


顔も知らない人に励まされた。

好意的な言葉で何度も呼び掛けてくれていたのに、自分に精一杯で連絡も返さなくなった。
罪悪感に苛まれたのが昨日。返せていないメッセージを全て返した。

「どうかこれ以上自分に厳しくならないで」

甘やかされた。
顔も知らない、名前しか知らない人に励まされた。

私が物書きになりたいことも、今何をしているかも、私が最初は面倒で連絡を返さなかったことも、何も知らない人のメッセージが、私の鼻を詰まらせた。

私は家族にも友達にも恵まれていて、学業も人間関係もアルバイトも仕事もそれなりにやってこれた。それは周りが良かったからであって、運があり恵まれている私は、弱音を吐いてはいけないきがしていた。

弱音を吐きたい人だってたくさんいる。私より大変な人はたくさんいる。私より辛い人も、苦しい人も、ひとりぼっちな人も、何にも頼れない人もたくさんいる。
そう思ったら、自分は何も言っちゃダメだと思っていた。

そうじゃないのかもしれない。辛い時は辛いって言って良いのかもしれない。

でもそんなことしたことなくて、ここに書き記すことしか出来ない。

この日記が、私と同じような人に届けば良いと思う。自分は弱音を吐くほど頑張っていないと思っている人に、気付いて欲しいと思う。

人には「休んで」と言えても、自分に言える人は少ない。

だからこれは貴方のことだと思って欲しい。辛い時は辛いと言って欲しい。

そして明日も、一緒に生きよう。

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