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昭和館開館25周年記念 特別企画展「昭和を駆け抜けた超特急~燕、そして新幹線へ~」をもっと楽しめる!おすすめ本5選

昭和館で開催されている企画展「昭和を駆け抜けた超特急~燕、そして新幹線へ~」(3/9~5/6)をもっと楽しめる!おすすめ本5選。
本日紹介するのはこちらの5冊です!


企画展紹介

昭和39年(1964)に「夢の超特急」として新幹線が登場する以前、「超特急」と呼ばれた人々が憧れる特急列車がありました。その特急列車「燕」は昭和5年10月、東京~神戸間を約9時間で結び、従来の同区間の所要時間を2時間以上も短縮させたことから、当時では画期的な特急列車として活躍しました。太平洋戦争により、特急列車は一時その姿を消しますが、戦後、特急列車「つばめ」と改称し、再び走り始めました。

超特急「燕」が誕生した昭和初期から、新幹線の登場までの軌跡を紹介する企画展をもっと楽しめる! 今日はそんな5冊をご紹介していきます。

①旅鉄BOOKS 005 鉄道写真が語る昭和 (天夢人)「旅と鉄道」編集部(編)


https://www.tabitetsu.jp/2018/02/1993/
著者名:「旅と鉄道」編集部 (編)
出版社名:天夢人
定価:1,650円 (本体1,500円+税)
A5判:176ページ

【鉄道を通じて昭和を知る一冊】

鉄道が単なる移動手段ではなく、人の営みが交錯する場所であった「昭和」という時代を独自の切り口であぶり出す一冊です。
戦地へ慰問に向かう吉本興業の芸人による「わらわし隊」や、新幹線の台車にこびりついた雪を掻き落とす国鉄マンなど、鉄道と人間が接する懐かしの風景を、数十年間にわたる朝日新聞社のアーカイブの膨大な保存写真からセレクトしています。
また、写真に添えられたコラムは単なる情景の説明にとどまらず、当時の社会情勢をふまえ、読みやすくも深い内容になっているので読み物としても楽しめる仕上がりとなています。
(旅鉄webより)

②国鉄史 (講談社選書メチエ) 鈴木 勇一郎 (著)

https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000384702
著者名: 鈴木 勇一郎 (著)
出版社名:講談社(講談社選書メチエ)
定価:2,035円 (本体1,850円+税)
四六判:304ページ

【"この国のかたち"を鉄路で描いた者たちの、栄光と蹉跌の全史】

かつて日本には、国家の所有する鉄道があった。
その組織は平時においては陸軍をしのぐ規模を誇り、列島津々浦々の地域を結びつける路線を構想することは、社会のグランドデザインを描くことそのものであった。
歴代の国鉄トップは、政治家や官僚たちは、そして現場の人々は、この巨大交通システムに何を託し、いかに奮闘したのか。
近代化に邁進する明治政府が新橋・横浜間を開設してから昭和末期に日本国有鉄道が分割民営化されるまで、「鉄道と国家」の歴史を一望する壮大なパノラマ!
(講談社BOOK倶楽部より)

③文庫 技術者たちの敗戦 (草思社文庫 ま 2-1)前間孝則 (著)


https://www.soshisha.com/book_search/detail/1_1991.html
著者名: 前間孝則 (著)
出版社名:草思社
定価:902円 (本体820円+税)
文庫判:336ページ

【激動の昭和を駆け抜けた、技術者たちのものがたり】

零戦の設計主務者である掘越二郎、新幹線の生みの親・島武雄など、昭和を代表する技術者6人を紹介。
戦争や敗戦の体験がその後の人生にどのような影響を及ぼしたのか。事実を丹念に追うばかりでなく、取材ノート的な要素も盛り込まれ、エリート技術者であった彼らの素顔や性格までも垣間見える。
戦後復興と技術大国への道を拓いた彼らの感動の物語。
(ハイブリッド型総合書店hontoより)

④日本鉄道史 大正・昭和戦前篇 - 日露戦争後から敗戦まで (中公新書 2358) 老川 慶喜 (著)


https://www.chuko.co.jp/shinsho/2016/01/102358.html
著者名: 老川 慶喜 (著)
出版社名:中央公論新社(中公新書)
定価:902円 (本体820円+税)
新書判:240ページ

【帝国の鉄道、怒涛の40年 1907-1945】

日露戦争後、帝国日本の鉄道は第一次世界大戦期の重工業化と国際化によって黄金時代を迎えた。
後藤新平を総裁とする満鉄が設立され、シベリア経由「東京発パリ行き」の欧亜連絡列車の運行が始まる。
さらに関東大震災以後の都市化の波は小林一三の阪急、五島慶太の東急などの私鉄を発展させた。
大正天皇の大喪輸送とともに昭和の幕が開き、大恐慌を経て戦時動員へ。一九〇七年から四五年八月の敗戦に至る怒濤の四〇年を描く。
(中央公論新社HPより)

⑤夢の超特急ひかり号が走った 十河信二伝(西日本出版社) つだゆみ(マンガ・文)十河光平(監修)原朗(協力)


http://www.jimotonohon.com/annai/801_sogo_shinji.html
著者名: つだゆみ(マンガ・文)十河光平(監修)原朗(協力)
出版社名:西日本出版社
定価:1,430円 (本体1,300円+税)
A5判:198ページ

【新幹線は十河総裁なしではあり得なかった】

元満鉄理事にして、多くの障害を押し切って新幹線を走らせた男、第四代国鉄総裁十河信二。 満州で夢見た高速鉄道を日本に走らせたいという思い、そんなものは必要ないという政治的圧力と世間の批判、すべてを乗り越えて、夢の超特急”ひかり”は誕生した。 忘却のかなたにあった真実を照らす、マンガ&ノンフィクション。
(西日本出版社HPより)

あとがき&関連記事紹介

企画展「昭和を駆け抜けた超特急~燕、そして新幹線へ~」(3/9~5/6)をもっと楽しめる! おすすめ本5選はいかがでしたか?

憧れの超特急「燕」は、戦後の特急「つばめ」に。
今もその名は九州新幹線「つばめ」「さくら」として受け継がれています。

昭和館のある九段下といえば、千鳥ヶ淵、靖国神社など日本有数の桜の名所。
満開の桜と一緒に、“昭和”に思いを馳せる博物館はいかがでしょうか?

昭和館の常設展示は、クマグス公式noteで連載中のマガジン「明大生の推しミュージアム」でも紹介しています。
この博物館に興味を持った方は、こちらの記事もぜひ!




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