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仙台市博物館 「天理大学附属天理参考館・天理図書館創立90周年特別展 大航海時代へーマルコ・ポーロが開いた世界ー」をもっと楽しめる!おすすめ本5選

注目の特別展にあわせて、CUMAGUSおすすめの5冊を紹介するマガジン「特別展・企画展をもっと楽しめる!おすすめ本5選」
今週のテーマは、仙台市博物館で開催されている特別展『天理大学附属天理参考館・天理図書館創立90周年特別展 大航海時代へーマルコ・ポーロが開いた世界ー』(7/6~8/25)

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企画展紹介

ヴェネツィアの商人である父とともにシルクロードを渡ったとされるマルコ・ポーロは、ヨーロッパに東洋の物語を伝えました。それは『東方見聞録』という一冊の書物の形をとり、多くの冒険者たちがこの本を手がかりに大海原を渡り、大航海時代を切り開きました。

この展覧会では、大航海時代へと歴史が動く大きなうねりと世界の広がりを、天理大学附属天理参考館・天理図書館の所蔵資料から解き明かしていきます。



オススメ本① シルクロード世界史 (講談社選書メチエ) 森安 孝夫 著


https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000344839
著者名:森安 孝夫 (著)
出版社名:講談社(講談社選書メチエ)
定価:1,815円(本体1,650円+税)
四六判:232ページ

【「興亡の世界史」シリーズ最大の話題作『シルクロードと唐帝国』の著者による、待望の書下ろし】

かつて、「歴史」を必要としたのは権力者だった。権力者は自らの支配を正当化するために歴史を書かせた。歴史家は往々にして、権力者に奉仕する者だったのである。
しかし、近代歴史学の使命は、権力を監視し、批判することにこそある。近代世界の覇権を握った西洋文明を相対化し、西洋中心史観と中華主義からの脱却を訴える、白熱の世界史講座。

近代以前の世界では、中央ユーラシア諸民族の動向が、歴史を動かしていた。騎馬遊牧民はどのように登場し、その機動力と経済力は、いかに周辺諸国家に浸透していったのか。シルクロードのネットワークを媒介とした「前近代世界システム論」とは。
ソグド人やウイグル人のキャラバン交易や、キリスト教の最大のライバルだったマニ教の動向などを、ユーラシア各地に残る古文書、石碑の読解から得たオリジナルな研究成果をもとに解明していく。そこから見えてくるのは、あらゆるモノは歴史的所産であり、文化・言語・思想から、政治・経済活動まで、すべては変化し混ざり合って生み出され、純粋な民族文化や普遍的な国家など存在しない、という真実である。
さらに、近年日本で発見されて世界的な注目を浴びるマニ教絵画から、日本伝来の史料で明らかになるシルクロードの実像まで。
「興亡の世界史」シリーズ最大の話題作『シルクロードと唐帝国』の著者による、待望の書下ろし。
(講談社ホームページより)

オススメ本② 東方見聞録 (角川ソフィア文庫)マルコ・ポーロ 著, 長澤 和俊 翻訳・解説

https://www.kadokawa.co.jp/product/322006000597/
著者名:マルコ・ポーロ (著), 長澤 和俊 (翻訳, 解説)
出版社名:KADOKAWA(角川ソフィア文庫)
定価:1,188円 (本体1,080円+税)
文庫判:336ページ

【現地を踏査したシルクロード史家が「旅人の眼」で訳し読み解く不朽の名著】

ヴェネツィア商人の息子マルコは中国へ陸路で渡り、13世紀のアジア世界を支配するフビライ・ハーンの絢爛たる宮廷へと辿り着く。元朝の使者として見聞した各地の暮らしや奇妙な風習、宗教、貨幣や通信制度、そして財宝の島ジパングと元寇の顛末。ヨーロッパ人の驚異を集めたその冒険譚は、コロンブスを突き動かし、大航海時代の原動力となった。生涯を中央アジアの踏査にささげたシルクロード史家が、旅人の眼で訳し読み解く。
(KADOKAWA HPより)

オススメ本③ 図説 探検地図の歴史 (ちくま学芸文庫)R.A.スケルトン 著, 増田 義郎・信岡 奈生 翻訳


https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480099600/
著者名:R.A.スケルトン (著), 増田 義郎 (翻訳), 信岡 奈生 (翻訳)
出版社名:筑摩書房(ちくま学芸文庫)
定価:1,760円 (本体1,600円+税)
文庫判:480ページ

【世界はいかに“発見”され、認識されていったのか】

マルコ・ポーロの『東方見聞録』から、コロンブスら探検家たちによる大航海時代、ジェームズ・クックによる太平洋の島々の発見、19世紀の極点制覇まで。大英博物館地図室長をつとめた地理学史家が、貴重な歴史的地図約220点に沿って探検史・地図史を詳述した、世界全史と言うべきものが本書である。
幻の土地を求めて未知の海を進み、冒険を重ねた人類の知―それが徐々に全地球を覆っていく地理的発見の歴史を、多彩なエピソードと共に余すところなく描きだす。
(筑摩書房ホームページより)

オススメ本④ 胡椒 暴虐の世界史(白水社) マージョリー・シェファー 著, 栗原 泉 翻訳


https://www.hakusuisha.co.jp/book/b206108.html
著者名:マージョリー・シェファー (著)栗原 泉 (翻訳)
出版社名:白水社
定価:2,640円 (本体2,400円+税)
四六判:290ページ

【ひと粒の香辛料に惑わされた人々ー大航海時代の血塗られた歴史】

16~19世紀、血眼になって胡椒を求め、アジアに進出したポルトガル、オランダ、イギリスのなりふり構わぬ行状を、現地の人びと、海賊、商人らのエピソードで描いた傑作歴史読みもの。
(白水社ホームページより)

オススメ本⑤ 戦国日本と大航海時代ー秀吉・家康・政宗の外交戦略 (中公新書) 平川 新 著


https://www.chuko.co.jp/shinsho/2018/04/102481.html
著者名:平川 新 (著)
出版社名:中央公論新社(中公新書)
定価:990円(本体900円+税)
新書判:304ページ

【日本史と世界史の接点に着目し、数々の謎を解明する】

15世紀以来、スペインやポルトガルはキリスト教布教と一体化した「世界征服事業」を展開。16世紀にはアジアに勢力を広げた。
本書は史料を通じて、戦国日本とヨーロッパ列強による虚々実々の駆け引きを描きだす。
豊臣秀吉はなぜ朝鮮に出兵したのか、徳川家康はなぜ鎖国へ転じたのか、伊達政宗が遣欧使節を送った狙いとは。
そして日本が植民地化されなかった理由は――。
(中央公論新社ホームページより)

あとがき

仙台市博物館で開催されている特別展『天理大学附属天理参考館・天理図書館創立90周年特別展 大航海時代へーマルコ・ポーロが開いた世界ー』(7/6~8/25)がもっと楽しめる!
オススメの5冊、いかがでしょうか。

マガジン「特別展・企画展をもっと楽しめる!おすすめ本5選」は毎週水曜日更新です。
今後も注目の特別展・企画展を取り上げていきます。お楽しみに!



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