高齢社会の次の打ち手としても注目される「デジタルヘルス」とは？医療の未来を支えるヘルスケアアプリの事例を一挙公開 | インクルーシブデザインスタジオCULUMU【ニュースリリース】

2024年7月4日 08:00

市場拡大していくと予測されているデジタルヘルス市場の日本での現状と課題とは？

テクノロジーの進化や高まる健康意識により、デジタルヘルスケア市場は今後も拡大すると予測されています。例えば、"2020年から2027年にかけて年平均成長率25.9％で成長する見込みがある"という報告もあります。

このホワイトペーパーでは、日本におけるデジタルヘルスの現状と、一般的に利用されているヘルスケアアプリとUXデザインの関係、ならびに具体的なヘルスケアアプリの事例について記載します。

<目次>
・デジタルヘルスについて
・国内における医療・ヘルスケアアプリの現状
・UXデザインがヘルスケアサービスの継続率に与える影響
・ヘルスケアアプリの継続を促す工夫の事例
・デジタルヘルスのユーザー体験の設計
・提供サービス（CULUMUについて）

デジタルヘルスは、高齢化社会と医療費増大の課題に対応し、最新技術を活用して予防医療や早期診断を実現します。医療アクセスの向上、医療クオリティの向上、医療費コストの抑制を通じて、持続可能な医療システムの構築に貢献するため注目されています。

18歳から69歳のスマートフォン所有者5,984人の調査では、医療・ヘルスケアアプリの現在利用率は24.2%と低く、特にシニア層での認知度不足が顕著です。全体の23.1%がアプリの存在は知っているが内容を知らず、24.8%は全く知らないと回答しています。

ヘルスケアアプリ提供事業者に対するUXデザインの実践に関するアンケート調査結果によると、多くの事業者がUXデザインの重要性を認識しており、専門家を開発初期段階から参加させています。UXを意識していない事業者も、今後の大幅なアップデートでUXを重視する予定です。

その他健康管理、ダイエット、月経管理のヘルスケアアプリも同様の調査を行った結果、ヘルスケアアプリにおいて、ユーザーの利用の継続率を高めることが健康アウトカムの向上につながると考えられており、継続率を高める要因のひとつとしてUXデザインの向上が挙げられていることが明らかになった。

ユーザーがアプリを継続して利用するための工夫を取り入れているヘルスケアアプリの事例を紹介します。これらの事例を通じて、効果的なUXデザインやユーザーエンゲージメントの戦略について考察し、デジタルヘルスケアの分野での継続利用を促進するためのヒントを提供します。

CULUMUは、株式会社STYZが運営する「多様な人々・社会と共創するインクルーシブデザインスタジオ」です。高齢者や障害者、外国人など、これからの社会において多様な人々の声を取り入れられる(モノづくりの上流プロセスから巻き込む) ユーザー中心のアプローチをモノづくりの当たり前にします。

高齢者・障がい者・外国人など多様な人々の視点から課題を発見しデザインする考え方を体験することで、自分以外の多様な視点に気づきを得るワークショップです。

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