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「ひとりで抱えずに、優しいつながりがあふれる社会をつくる」/萩原 涼平氏(NPO法人ソンリッサ)

【イベントテーマ】:デザインは超高齢社会をどこまで“解決”するのか?
【開催日】:12月7日(水)18:30~
【登壇者】:金子 剛氏(KAERU株式会社)、吉井 誠氏(シンプレクス株式会社)、萩原 涼平氏(NPO法人ソンリッサ )、川合 俊輔(CULUMU)


はじめに(デザインイベントのお知らせ)

CULUMUでは、多様なユーザーと共創するをテーマにデザインイベントを2ヶ月に1度のペースで開催しております。次回はオンラインイベントにて「使いやすさ、アクセスしやすさを実現するB2Bサービスのデザインとは?」と題し、3月8日(水)18:30より開催させて頂きます。こちらからご応募可能ですので、是非ご参加ください。



自己紹介

萩原氏:NPO法人ソンリッサの萩原と申します。私たちはNPO法人という立場で今回のデザインイベントにお呼びいただきました。普段、私たちは孤立している高齢者など様々な高齢者の方々とお話ししながら、メンバーやボランティア、関係者とどうしていくべきかを考えています。本日は私の原体験やどんなことをやっているかなどをお伝えできればと思います。

NPO法人ソンリッサのミッション

私たちNPO法人ソンリッサは「ひとりで抱えずに、優しいつながりが溢れる社会をつくる」というビジョンを掲げております。また、「高齢者の孤立・孤独を笑顔に変える」をミッションにしております。
主なサービスは、以下になります。

  • 高齢者向けの見守り・コーディネートサービス「Tayory(タヨリー)」

  • 高齢者向けのサロン事業(行政の方と協働)

  • 地域や企業向けの研修事業

登壇者である萩原氏プロフィール

萩原氏:ここで簡単に私の自己紹介をさせていただきます。
私は現在28歳で、22歳の頃にNPO法人ソンリッサを立ち上げました。

この領域に興味を持ったきっかけは、私が中学生の時の出来事です。
祖父が前橋で会社を経営していたのですが、亡くなってしまい、そこから会社を手伝っていた祖母が一人暮らしとなりました。家に篭りがちになってしまい、外でのコミュニケーションが少なくなりました。祖父が亡くなった後は会社を清算しましたが、その後に寂しそうにしている祖母の姿に今までの祖母とのギャップや、やるせなさを感じました。

また、私が高校1年生の時に東日本大震災が起こりました。NHKで「無縁社会」が取り上げらるのを見て、世の中には色々な社会課題があるんだなと知りました。同時にNHKを見ていた時に、自分の祖母のような境遇の方々がたくさんいることに衝撃を受けました。
その当時私は高校生で自分自身の人生についてとても悩んでいた時期でした。自分の身の回りのことに対して、何かできないかなとかモヤモヤしたり、やるせない気持ちを持っていたことが現在の活動のきっかけとなっています。

NPO法人ソンリッサについて

萩原氏:今私が運営しているNPO法人ソンリッサには、20〜30代の医療福祉の専門職が10名ほど在籍しています。制度の枠に限界を感じ、もっと高齢者に寄り添いたいという想いを持っています。下記一覧のように、非常勤やボランティア、アドバイザーなど様々な関係機関の方に多様な関わり方でご協力いただき運営しています。法人や企業の方にもご支援いただいております。

  • SVP(ソーシャルベンチャー・パートナーズ東京)さん:在宅でのご支援

  • VHA(VISION HACKER ASSOCIATION)さん:医療ヘルスケア領域をご支援している法人様

  • 群馬のスタートアップアクセラレーション2022の採択

  • 前橋市の制度事業や協働を実施

  • 企業と協働、財団からの支援

「一人暮らしの高齢者」と「社会とのつながり」

萩原氏:早速皆様にご質問させていただきます。
最近一人暮らしの方とお話しされましたか?

平成26年度の高齢化社会白書より「一人暮らしの高齢者の会話頻度」

萩原氏:実は一人暮らしの高齢者の方の4割は、2、3日に1回以下しか会話をしておりません。コロナ禍により、その割合はさらに増えています。そして一人暮らしの男性の高齢者の6人に1人は月に2回以下しか会話をしていません。例えば、私のいる群馬県では65歳以上の独居高齢者が約96,000人、その中の4割を算出すると約38,400人になります。

社会的孤立による死亡率の増加

萩原氏:また、社会的孤立という在宅に篭りがちで、周りからの支援や関わりがないような状況になってしまうと約30%死亡リスクが増加する、ということも分かっています。

ライフスタイルと長生きの相関関係

萩原氏:海外ではよく言われることですが、「タバコを吸わない」「アルコールを飲み過ぎない」「運動をする」などよりも、「社会とのつながりの種類や量が多い方が長生きする」ということも分かっております。
「社会的つながり」には、下のような効果があります。

社会的つながりの効果

一人暮らし高齢者の本音

萩原氏:私は、群馬県の前橋市や甘楽町という田舎町でこれまで800人以上の様々な高齢者と関わってきました。22歳の頃に総務省の町おこし協力隊という制度で田舎町に移住し、行政の企画課に所属しながら地域の行政の方と一緒に地域健康サロンを回ったり、介護保険の方やボランティアサークルや自助グループの方々に会ったり、引きこもりがちになっている高齢者500〜600人と甘楽町でお会いしていろんな経験を積んできました。

様々な孤立状態の高齢者の方々と話す中で「人とつながりたいけど、つながれない」という本音をたくさん聞きました。例えば、

  • 家と家が離れすぎている

  • 人と会う機会が減った

  • 属するコミュニティがない

  • コロナの影響で今までつながれていた場所がつながらなくなってしまった

など様々な状況をたくさん耳にしてきました。

私は町で20ヶ所ぐらいグランドゴルフをやっており、全箇所に参加し5回転ぐらいしたので、多くの地域の方々と知り合いになりました。そこでおじいちゃんやおばあちゃんに話を聞くと「みんなここに来れなくなると家にこもり弱ってしまうんだよ」ということでした。実際に高齢者から話を聞くことで、改めて「つながり」や「会話」の大切さを痛感しました。

高齢者が孤立していくのにはタイミングがあります。例えば、

  • 配偶者の死

  • 役割の喪失

  • 老化による意欲低下

  • 免許の返納による孤立

  • 居場所の閉鎖

などの影響があります。高齢者一人一人に話を聞いてきた経験から、孤立することは自己責任ではないと感じました。皆さんいろいろな経験を積みながら人生を歩んでいる中で、何かしらのきっかけで孤立状態に陥ってしまいます。孤立する可能性は誰にでもあり、自己責任ではないと思いました。

孤立する高齢者の建前と本音

萩原氏:そして高齢者の方は、建前では「心配しなくて大丈夫」「子供や孫の生活を優先してほしい」と言います。しかし本音では「周囲に迷惑をかけたくない」「本当は寂しい」「交流を求めていても現状仕方がない」と諦めてしまいます。大丈夫と言いながらも、ずっとひとりぼっちで暗い中ご飯を食べている、という現状が非常に多いのです。
なので、孤立している高齢者は基本的に自分から声をあげない、ということを前提として私たちは関わろうと思っています。

行政サービスの限界

行政サービスの孤立高齢者への対応

萩原氏:現在の孤立高齢者に対する行政サービスには上の画像のような機関やサービスがあります。民生委員は地域の自治会組織から依頼をされます。一人暮らし高齢者の安否確認などを行う役割は日本だけで導入されている制度です。
介護保険の制度はサービスが限定的で一人一人に寄り添いづらいという現状があります。地域包括センターという介護保険の申請相談や地域づくりを行っているところも人員配置の基準がとても厳しいです。かつ業務範囲が広くて重大な課題対応に追われてしまうなどの状況下のため、声をあげない高齢者にはなかなかサービスが届きづらいといった問題があります。

民生委員のような自治会組織を取り巻くような方々もなり手が不足しており、全国で約3割ぐらい欠員していると言われています。私がよくお世話になっている民生委員の方は80歳で一人暮らしをされています。自分も見守りが必要ではないかと思われるようなその民生委員の方が、同じ地域の一人暮らしの高齢者30人ぐらいを見ているといった状況です。マンパワー的にも少し厳しのではないかという現状があります。

この悪循環をどう断ち切るか!?

萩原氏の成功体験

萩原氏:その悪循環をどう断ち切っていくかについてお話しします。
私が22歳で甘楽町に移住してきて最初に行っていたのが「シニア向けのスマホ教室」です。

200人ほどの方に対してサービスを提供しました。参加していた方々の中で孤立高齢者の男性の方に孫のような形でコミュニケーションを取りながらスマホの使い方をお伝えしました。その後、今度はその男性が講師側に回ることで、男性は新たに日々の役割を見つけることが出来ました。そして、役割を見つけることが出来るとすごく笑顔が多くなったり、いろんなコミュニティとつながれることがわかりました。

私たちは「興味関心を持って相手の話に耳を傾け、地域との接点を作る」ということを行ってきました。それを具現化したのが「Tayory(タヨリー)」という見守りサービスです。

Tayory事業内容

Tayoryの事業内容

萩原氏:このサービスは、まず医療福祉など実務経験のあるスタッフが定期的に高齢者を訪問しながらその方の想いや課題を汲み取ります。その方の興味関心をチェックしていきながら、意欲行動の有無などを傾聴し、把握していきます。そこからその人の趣味や特技を活かすような社会資源や地域サークル、また担い手となって地域サークルを共催したりすることで役割・居場所につなげていくというサービスです。

Tayoryサービス内容

萩原氏:「生きがい」や「想い」を叶えるため、既存の制度ではできないようなサポートを通して、孤立や孤独を解消していきます。
例えば、自分史を一緒に作成したり、旅行計画一緒に作成し旅行に行ったり、スマホのサポートをしたり、病院、買い物の付き添いを行っています。現状の制度では出来ないところにも柔軟に対応していくサービスです。

まごマネージャー

萩原氏:この「まごマネージャー」という従事者は、20〜30代の医療福祉の専門職の人材が担っています。この専門職の方々は、普段それぞれの職場で「なかなか制度では1人1人に寄り添えない」という課題を抱えているメンバーが集まっています。そして、日頃の課題を解決して行こうと「まごマネージャー」として高齢者に寄り添っています。

萩原氏:主な取り組みとして、コロナでなかなか帰省が出来ない遠方で離れて暮らすご家族に、レポートで報告を行っています。
認知症の早期発見や、日常生活の変化などを詳細に記入してご家族に報告をします。そしてご家族からサービス料金をいただき運営しています。

Tayory「まごマネージャー」の事例

萩原氏:実際の事例を紹介させていただきます。
カラオケサークルが大好きな一人暮らしの男性の方がいらっしゃいました。コロナの影響でカラオケサークルが全部停止したため、行く場所がなくなってしまいました・・・。そんな中、ご家族から依頼をいただき、サービスがスタートしました。一人暮らしの男性は、まごマネージャーと関わっていくなかで徐々に心を開いてくださいました。
私たちがやってる地域サロンに参加することろから始まり、その後「地域の自治会にチラシ配っとくよ」といった感じで「役割」を持つようになり、そして横のコミュニティと積極的につながっていくなど、男性に変化が生まれていきました。

コミュニティ再構築の新しい在り方

萩原氏:サービスとして最終的には、「Tayory」の利用者をはじめ、いろんな地域の高齢者の方々と、趣味や価値観、チャレンジしたいことでマッチングし、多種多様な「Tayoryコミュニティ」を作っていきたいと思っています。

先ほど、高齢者は一括りにできず、様々なタイプがある、という話があったと思いますが、孤立高齢者になる方はアクティブシニアを終えた高齢者の方が多い傾向にあります。アクティブシニアを終えた高齢者の方々は、免許を返納してたり、ネットが使えなかったりするのでリースするコミュニティが近くにない状況が起こります。そういったところを私たちやNPO法人、企業が一緒に絡みながら多様なコミュニティを作っていきます。且つそのコミュニティの担い手になってもらい、支援する・されるを分けない優しいコミュニティを創出していきます。

ソンリッサが目指す社会変化

萩原氏:私たちが孤立高齢者に対して興味関心がわかないと、高齢者の役割・居場所が減少し、社会的孤立・孤独が進むという現象が起こりやすくなります。したがって活動を通して、孤立高齢者の方に対して興味関心の目がわかない状態(下の画像、左の図)から、まごマネージャーを通して、高齢者それぞれの想いに寄り添い居場所・役割につなげる状態にすることを目指しています。
想いや背景を汲み取られた高齢者も「意欲」が向上して、そこから「役割」が生まれ、属性にとらわれない「多様なつながり」が増えていきます。こうすることで「助けやすい地域」に生まれ変わっていく、というこの変化を目指しています。

ソンリッサが目指す社会変化

萩原氏:他にもいろいろな企業や社協、行政の方とタイアップしながら社会的孤立の予防・改善を目的に地域サロンを実施しています。現在、年間累計1,000名以上の方々が参加しております。さらに参加者の93%以上が「つながりを実感」し、サロンへの満足度やリピート率は95%です。

サロンの特徴

ひとりの想いに寄り添う地域サロン

萩原氏:私たちが運営しているサロンの特徴は、地域のステークホルダーと非常に関わりが深いことです。例えば自治会、民生委員、社会福祉協議会、地域包括支援センター、保健推進員など、地域のあらゆる関係者の方々と話をしながら私たちのビジョンを伝えて、そこから紹介してもらうということを実施しています。
サロンに参加してくださった方には「1対多数」の関係性ではなく、「1対1」で関係を構築していきます。対面でのコミュニケーションだけではなく、LINEグループに入ってもらいサロンの情報を流したり、相互にやり取りができるサービスを進めています。

こういった取り組みによって、一人暮らし高齢者が多数参加するサロンを1年間運営することができました。また、ワクチンの接種予約の時には高齢者の方がなかなかできないという状況がありました。本当に打った方がいい人こそなかなか機会がないという話が自治会や地域の高齢者の方から上がってきました。そこで私たちでやりますと伝え、すぐに公民館を開けて民生委員さんに高齢者の方を集めてもらい実施しました。

企業との協働

ジンズ地域共生事業部と連携した「シニア向けヨガサロン」

萩原氏:企業との取り組みも行っています。上の画像はJINSさんとの取り組みで、企業にも社会課題を理解していただいて、そこから一緒に価値を作っていこうという内容です。高齢者の方々にも参加してもらい企業のファンになってもらう。そういった取り組みも進めています。

現在ヤクルトさんに認知症サポーター・孤立予防研修を実施させていただいたり、株式会社JINSさんの地域共生事業部とシニアを担い手にした夏祭りを実施したり、様々な企業とのコラボが生まれています。

高齢化率の高い大利根団地を拠点に

萩原氏:昨年の9月に、前橋市の高齢化率が非常に高い大利根団地の真ん中に拠点を移しました。今後はここを拠点として、孤立する高齢者が誰もいない「やさしいつながりが周りに溢れるような社会」を作っていこうと考えています。企業や行政、関係機関の方々と網目のようなサポートをして一人一人の想いや課題を汲み取り、社会と接点につなげる。そして多様な関係機関の方が強みを生かして関わり、包括的に取り組むことを団地で進めています。

前橋市にある大利根団地は、網目状で全部家が詰まっているような団地で、70〜90歳ぐらいの高齢者が激増している地域です。こういった場所で居場所やサロンを開いて相談支援を行い、アウトリーチの拠点にしたいと思っています。

団地には「8050問題」と言われる80歳の親御さんがいて、50歳の方が引きこもりだったり、地域活動になかなか参加できず引きこもりがちになっている高齢者の方やうつ傾向の方が増え、コロナフレイルの方も多いです。そういった方々の地域に参入しています。

ソンリッサ 大利根町事業の「インパクト創出モデル」

萩原氏:そういった問題を解決するために群馬県庁の方、前橋市役所の方、介護保険事業者の方、ボランティア、社会福祉協議会、民生委員さんなどの関係者の方々とワークショップをやってきました。

ワークショップを行うなかで「インパクト創出モデル」というものを作成しました。上の画像の下部に「地域課題」という項目に、現在の地域課題や高齢者を取り巻く課題を全部まとめました。

  • 高齢者から支援機関へアクセスするハードルが高い課題

  • 地域のリソースの限界、第三者としてつながる人がいない

  • 既存の地域自治の限界

など企業が取り組みたいが、なかなか地域にアプローチできないような課題があります。そのなかで、ソンリッサとしてはどういう役割を果たすかっていうところが上段にあります。

  • アウトリーチしていく

  • 地域の中でつなげる人を育てていく

  • フラットな立場で既存の組織間をつなげるような機能をNPOが担っていく

ということをしながら、対象者に直接の変化を起こし、中間アウトカムによって高齢者の変化、地域の担い手の変化、地域自治の変化、企業の変化を起こしていく。その先にビジョンにつながっているということを目指しています。
企業や私達の取り組みに共感してくださる方には、孤立している高齢者を発見するというプロセスにおいてご協力いただくなど、どの部分に協力してもらうかを企業や、担当者の方と話しながら一緒に取り組んでいます。

萩原氏:私たちは現在、群馬県内で企業自治体とNPO連携のモデルケースを作りながら、深刻化する地域の高齢者の孤独問題の解決に向けて活動をしたり、地域のウェルビーイングの促進、地域や行政を巻き込んだ新たな取り組みで地域包括ケア推進を行っていこうと思っています。

ソンリッサの今後の展望(中長期の目標)

萩原氏:中長期的な目標として、あと2年後には隣県や他の自治体に広めていく取り組みをして優しいつながりが溢れる社会を作っていきたいと思っています。

私たちはソンリッサの事業を通して、一人一人の背景や想いを大切にしながら、地域のハブとなり、高齢者の幸せや役割につながる選択肢を増やしていくことを目指しています。しかし私たちだけや地域の担い手だけで変えるのは難しいです。企業や多様な主体が地域の一員として地域の課題に興味関心を持って関わることができるような、「温かくて優しい社会」を目指していきたいと思っています。
ご清聴ありがとうございました。

最後にご寄付のお願いです。
本日一緒に主催していただいている「Syncable」を利用しております。
皆様のご寄附がこれから社会を実現しますので、もし共感してくださる方がいらっしゃいましたら、ご寄付いただけると非常に嬉しいです。


登壇者プロフィール

萩原 涼平(はぎわら りょうへい):NPO法人 ソンリッサ 代表理事
群馬県を拠点として、独居高齢者見守りサービス「Tayory」を主軸に、
地域サロン事業、地域&企業向け研修事業を実施。
中学生の時に、突如祖父を亡くし、 祖母は配偶者の喪失と経営者の妻としての役割をなくし元気や笑顔を無くしてしまいました。 祖母を元気づけようと試行錯誤する中で祖母のような孤独を抱える 高齢者がたくさんいるのにも関わらず、行政・ 民間支援がほぼ皆無であることを知り、社会的な構造の課題や地域のつながりの希薄化など、 深刻な日本の問題として捉え、人生をかけ解決していくことを決意し、NPO法人ソンリッサ を設立。自然な笑顔で繋がる見守りサービスTayoryを開始し、ぐんま地域づくりAWARD 大賞を受賞。


NPO法人ソンリッサ萩原さんによる「ひとりで抱えずに、優しいつながりが、溢れる社会をつくる」は以上になります。
ありがとうございました!

次回は、4名の登壇者で行われたディスカッションの部をレポートいたします。ぜひお楽しみください!


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