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シックにまとまっているLDKに「和」の要素も入れながら落ち着きのある空間へ

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Before

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After

物件名:AマンションM様邸
所在地:東京都渋谷区
構造:SRC造11階建て
築年月:1982年9月
専有面積:60㎡
家族構成:夫婦
施工費用:1,000万円以上


広々としたリビングと寝室

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ご両親が過ごされた空間を引き継ぎ、時を繋ぐべくリノベーションを決意したM様ご夫婦。
間取りとしては、ダイニングキッチンとベランダ側の居室を1つのLDKに変更。既存のトイレ位置の変更、納戸の壁位置調整を行いました。
もともとダイニングキッチンは窓がなく暗い印象でした。ですので、バルコニー側の居室とダイニングキッチンを1つのLDK空間に変えて窓を取り込むことで、明るさ・視線の抜けのある広々とした空間を目指しました。また、LDK内の寝室空間とリビング空間を隔てる仕切りはL字のガラス戸を使用し、扉を開けたときは寝室も一体となったリビングに、扉を閉めた時も視線が通るガラスで圧迫感が軽減されるよう考慮しました。


生活感を出さない収納と照明

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当初、生活感が出ないこと、収納を多くしたいとの要望を頂きました。
以前のお部屋では納戸のお部屋がありましたが、実際には仕事部屋として使いたいとのことでした。そのため、既存の納戸とリビングの壁位置を調整し、大容量のWICを設置、また畳の下も布団や季節ものが仕舞えるよう収納スペースに変えました。また、トイレ位置を変更し、掃除機など出し入れがし易い収納も別途設けました。ですので、用途にあわせて収納場所を選ぶことができます。

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また、お部屋全体のイメージが和やアジアの雰囲気とのことでしたので、間接照明や照明の数を調整し、お部屋に暗い部分ができるように考えました。そうすることでお部屋に明暗が生まれ、空間に広さや落ち着き感が出るように計画しました。また忘れがちなエアコンも、そのままつけるのではなく枠をつけて隠すことで、お部屋の雰囲気を壊さないようにしました。十分な収納と照明のおかげで生活感のない空間が出来上がりました。


段差レスや物干しなど細かなところまでの計画

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お施主様は共働きのご夫婦でしたので、家事のし易さは大切でした。ですのでサニタリーと窓側には洗濯物を十分干せるよう出し入れの利く物干しを設置しました。
また、老後を考慮して段差は玄関のみとし、躓きが無いよう床の高さを決めていきました。その他にも、玄関の腰掛やトイレ内の手摺用下地など、将来的にも使いやすい様々なアイディアを頂き、お部屋の各所に盛り込んでいきました。

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