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パセリは美味しい名脇役。
日毎に勢いを増す陽射しに、たびたびの恵みの雨を得て、新しい芽がぐんぐん育ち伸びる頃。
隔週宅配の野菜の箱にも大根の抜き菜がこんもり届き、
そして先日、パセリ農家さんが、間引き菜を段ボール二箱分ぎっしり詰めて送ってくださいました。
友人の依頼でパセリの利用法をざっくりご紹介させて頂いただけなので、恐縮しきりです。
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若々しく柔らかい葉は、そのままで香り高く美味しく、間引きなんてもったいないほど。
元気なうちにこの味わいを保存したくて、何種かに分けてみました。
①そのまま。根も綺麗に洗うと、せり同様鍋物にも使えます。
②冷凍保存。凍った葉をほぐすと刻みパセリのように細かく使いやすくなります。
③パセリバター。
パセリ2束と、室温に戻した有塩バター200g、塩胡椒各少々、くるみ7〜8片をフードプロセッサーで滑らかにし、ラップで棒状にして冷蔵または輪切りにして冷凍すると使いやすいです。
蒸したジャガイモ、オムレツ、貝のワイン蒸しなどに。
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④パセリのペスト。バジルのペストのアレンジ。
にんにく2片に素炒りくるみ一掴み(7〜8片)、パセリ4束、塩小さじ一弱、胡椒少々、オリーブ油は1/2カップ。粉チーズはお好みで。これをフードプロセッサーにかけます。
瓶に詰める場合は中身がかぶるくらいのオリーブ油を注いで。
パスタやスープ、パセリパン粉焼き、温野菜、カプレーゼなどバジル同様にかなり広範囲に使えます。
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⑤デトックスソース。
以前の投稿“ひと匙のデトックス”
https://note.com/cucinette/n/n335cdbea6823
の中でご紹介した、パクチーのレシピのアレンジ。
パセリ4束、玉ねぎ1個、にんにく2片、アンチョビーフィレー2枚、ナンプラー小さじ1/2~1、胡椒少々、ココナッツオイル適量、好みでケイパー20粒、種抜きオリーブ4粒をフードプロセッサーでなめらかにします。
刺身や牛たたき、サラダなど、火を通さないで使う料理や、仕上がりにさっと混ぜる料理に向きます。
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そのほか。
⑥刻みパセリと粗塩を同量混ぜたもの。
豚や鶏、魚の塩漬けに。
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⑦パセリ味噌(刻みパセリに白味噌、煮切った酒とみりんを各少々混ぜて緩めたもの)
木の芽味噌風に筍の煮物に合いました。
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箱が空になった時の達成感はなかなかのものでした。冷凍分も含め、これからゆっくりと味わいたいと思っています。
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届いて以来、これらを使って毎日何かしらのパセリ料理が続いているなか、気付いたことがありました。
それは、飽きることがないということ。
パセリは皿の端で脇役に甘んじることが多いけれど、まさに何作品もまたにかけて活躍する名バイプレイヤーのよう。
派手や大仰とは対極にありながら忘れ難い、
そんな存在感を感じています。
生や加工したものをお裾分けさせて頂いた皆さんが、パセリを毎日楽しまれますように。
このようなパセリ大量到来の機会はなくとも、
これからはプランターなどで繁茂して食べきれないほど育つ、ということもありそう。
そんな時にもぜひ、お役立てください。
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