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2020年5月の記事一覧
建築ドローイングにおける飛行機のアンビバレンス
今日昼、東京の青空をブルーインパルスのエアロバティック飛行による航跡雲が貫いた。医療関係者などエッセンシャルワーカーへの感謝と敬意を込めた飛行だったのだが、「そんなことにお金を使わず身になる支援を」とか、「元気と一体感をありがとう」とか、様々な意見が飛び交った。僕自身も、一言で語れない様々な感情が胸にたまった。
さて、その一件と関係あるのかないのかわからないが、ピクチャレスクな(見栄えする)もの
建築の2つのスペシフィックさ(TOTOギャラリー・間 「増田信吾+大坪克亘展 それは本当に必要か。」評)
TOTOギャラリー・間 「増田信吾+大坪克亘展 それは本当に必要か。」の3階展示室には、ほぼ白色に統一された大きな模型が台座なしで点在していた。この佇まいは、ドナルド・ジャッドなどのミニマリズムの作家による立体作品展示の風景を呼び起こさせる。この直感は何を意味しているだろうか。
本評ではまず本展覧会での模型表現の意図をミニマリズムの表現意図と類推することで解き明かし、その上で、彼らの建築作品自体の