リラクゼーション業界のUber 「HOGUGU」の緻密な戦略とは?〜前編〜
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C2C Platform株式会社(以下、C2C社)は、様々な業界のパートナー(クライアント)様へビジネスインキュベーション&グロース支援/ダイレクトマッチングプラットフォームの開発/資金調達支援&エクイティ投資などを主軸に”経営者伴走者”として事業のグロースをサポートしています。
このマガジンでは伴走支援させていただいているパートナー様をゲストに招き、C2C社代表ソルとの対談を通じて「マッチングプラットフォームの今」を深掘りしていこうという内容になっております。
今回のゲストは出張リラクゼーションセラピストと施術を受けたいユーザーをダイレクトにつなぐマッチングサービス「HOGUGU」を提供している株式会社HOGUGUテクノロジーズ(以下、HOGUGU社)の花岡代表です。
Youtube動画はこちら:https://youtu.be/dHsO20_V8ag
このnoteを読むことで、レガシー業界の新しい旋風を巻き起こすHOGUGU社の戦略や、弊社の伴走支援サポート内容などを知ることができます。
・レガシー業界で会社を経営されている方
・業界の商習慣に違和感を感じられている方
・自分の会社の◯◯と◯◯を繋げたら面白いのではないか?とお考えの方
・何か新しい施策がないかと模索中の経営者の方
上記の方々必見の内容です。ぜひ最後までお読みいただければ幸いです。
初めに(登場人物)
ソル: 株式会社HOGUGUテクノロジーズから花岡代表に来ていただいております。
よろしくお願いします。簡単に自己紹介をどうぞ。
花岡: 株式会社HOGUGUテクノロジーズの花岡と申します。
本日はどうぞよろしくお願いいたします。
「HOGUGU」とは
「HOGUGU」はリラクゼーションセラピストと施術を受けたいユーザーをマッチングするプラットフォームを運営しております。
ソル: 実は花岡さんをゲストでお呼びするのは2回目で前回は2年前ぐらいでサービスをローンチして、大阪、東京を中心に伸びてきた時にお話を伺ったと記憶しております。
2年程経過してどのように「HOGUGU」が変化しているか、また御社の強みは改めて何なのかを伺えればと思っています。
今では24都道府県、20万ダウンロードを突破するまでに!
花岡: 現在(2024年3月)、24都道府県でサービスを展開させていただいておりまして、トラフィックであったりとかユーザー数も非常に伸びてきております。
具体的にお話をすると、ユーザー数に関してはダウンロードは20万人を超えてきて、その内の約2万人の方が実際にサービスを利用していただいております。
供給サイドはセラピストが約2,500名登録しておりまして、その方たちが日々「HOGUGU」のアプリを使って収益を稼いでいただいている状況ですね。
ソル: マッチングプラットフォームとしては私が知る限りですが、出張リラクゼーションの分野でいうと圧倒的ナンバーワンになってきているかなと思っていますがいかがでしょうか?
花岡: 出張リラクゼーション業界というのは構造上全国展開しづらい業界ではあるので、各地域で1店舗2店舗でやっているようなお店というのが多いのが現状です。
おっしゃる通りマッチングプラットフォームとして全国で展開しているのは弊社ぐらいかなと思っております。
ソル: ちらっとお伺いしてる所でいうと、もうそろそろ月間の流通総額(GMV)が1億円に届きそうだとも伺っていますが...
花岡: そうですね。おかげさまで見えてきました。
ソル: 前回対談させていただいた時と比べたら5倍じゃきかないぐらい増えてますよね。
花岡: そうですね。(当時は)まだ月間1億円という所はなかなか遠い目標だったんですが、今はもう本当に目の前に見えてきてますね。
「HOGUGU」が伸びている要因は?
ソル: 出張リラクゼーション自体は昔からある業界で、花岡さん自身も昔は「楽庵」という出張リラクゼーション店を経営されていたりなどBtoCでのプレイヤーも多く競合がたくさんいる業界だと思うんですが、「HOGUGU」が立ち上げてからここまでスピード速く色々なユーザーの方やセラピストの方に愛されて支持されている一番のポイントは何とお考えでしょうか?
花岡: 現状、出張リラクゼーション業界自体は業務委託契約でセラピストさんが働いているケースが多いので、私自身も店舗を展開している時はセラピストさん達と同様の契約形態でした。
この形態だとお客さんがお支払いする金額の約半分ぐらいは店舗が取っていくんですね。
しかし、アプリで直接マッチングすることによって中間コストを大幅に削減できるので「HOGUGU」でいえば現在30%弱のテイクレートで運用できています。
セラピストの収入が増えるという所がまず支持いただいているのだと思います。
ソル: それってものすごく大きいですよね。
もちろん出張型なので移動コストなどはプラスで発生してくると思うのですが、50%が30%になると言ったら、70%は手元に残るわけですもんね、簡単に言うと。
となるとやはり出張セラピストとしてBtoCの店舗に所属していたところから転籍してくるケースやそもそもの店舗から登録されるケースなどもあるのでしょうか?
花岡: そこはさまざまだと思うのですが、登録されているセラピストさんの属性でいうと、半分ぐらいはもう既に独立されているセラピストさんが、集客のひとつとして「HOGUGU」を利用されるケースですね。
残りは店舗などでリラクゼーションセラピストとして働いていたり、元々リラクゼーションセラピストとして働いていたけれども、今は違う業界でOLさんしている方とかが副業としてアプリを使うケースが多いですね。
セラピストさんの満足度は?
ソル: なるほど。セラピストさんの声としてはいかがでしょうか?業務委託で仕事していた時と比べてどのような変化があると言ってますか?
花岡: 元々店舗で勤務していてコロナなどで極端に収入が減ってしまった時に「HOGUGU」と出会って、今は「HOGUGU」1本で生活ができていますという声や、「HOGUGU」をきっかけに独立できましたなどの声をX(旧ツイッター)やダイレクトメッセージなどで頂いたりなど、弊社としても創業した私からしてもすごく嬉しいお声をいただいていますね。
本当にこのサービスを作った甲斐があるなと思っています。
ソル: トップレベルの方だと「HOGUGU」の手数料を引いた後の残りの収入が100万近い方もいらっしゃったりというポストも見かけたことがあります。
花岡: そうなんですよ!本当に驚いたのですが100万くらい稼いでる方もいらっしゃいますね。
ソル: (リラクゼーション)業界で他の業態でこのような方はいますか?
花岡: 独立してご自身で店舗やられている方はいらっしゃると思うんですけれども、セラピストとして100万稼いでますっていうような方はあまり僕は聞いたことがないですね。
ソル: しかもその「HOGUGU」というサービスはアプリの登録申請して登録されたらその日からもう開業できるんですよね?
花岡: 登録申請していただいた後に弊社が技術チェックと登録審査をするのですが、それに合格した日からセラピストとして「HOGUGU」上で活動いただけます。
審査に通ってアプリにシフト登録して、本当に何分後かに予約が入ってきましたみたいな方もいらっしゃるぐらいですね。
ソル:すごいですよね!掲載したその日にいきなり売上があるわけですもんね。
さらに初期費用0円な訳ですよね?
花岡: もちろんです。セラピスト側の利用に関しては。
ソル: すごいですよね。
施術を受けるユーザーからしてもアプリ登録して例えばここ(撮影場所:渋谷)に呼びたいとピッて押したらもう来るんですか?
花岡: そうですね。ご自宅であったりとか出張先のホテル、会社にも呼ばれる方いらっしゃいますけれども基本的には自分のいる場所にセラピストさんを呼んでそこで施術を受けることができるというような形になります。
ソル: それだけ聞くとなんかもう結構別次元ですね。
花岡: ”もしもし”って電話して出張マッサージを呼んでいた世界が実際にUberとタクシーの違いぐらい違う世界ですね。
本当に私自身も数年前までは毎日出前を電話で頼んでた身からすると今はもう電話で出前しなくなったのでそういった時代に出張リラクゼーション業界もなってくんじゃないかなと思っています。
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後半では立ちはだかる苦難とその解決策、C2C社への評価、HOGUGU社の今後の展望を深掘りしていきます。
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会社名 :C2C Platform株式会社
設立 :2021年1月(前身となる現子会社C2C PTE. LTD.は2017年9月設立)
代表者 :薛 悠司(ソル ユサ)
所在地 :東京都千代田区九段南4-3-4 Polar九段 2階
事業内容 :ダイレクトマッチング事業に特化したシステム開発および事業支援
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