見出し画像

今週の良かった新曲感想【11/13~11/19】

 どうもです。

 毎週恒例の新曲感想記事。11/13~11/19リリース分です。アルバム、EP、シングルを対象に自信をもってオススメできる曲を紹介していきます。読んでくださった方に1曲でも良き出逢いがあります様に。ではどうぞー。


#1『残火』/ 春猿火 × 花譜

 KAMITSUBAKI STUDIO所属のVsinger花譜、理芽、春猿火、ヰ世界情緒、幸祜の5人によるグループV.W.Pの“派生曲”と呼ばれるシリーズより、花譜と春猿火のデュエット曲。作詞:牛肉、作編曲:雄之助。昨年開催されたV.W.P 1st ONE-MAN LIVE「現象」にて初披露された曲が待望のリリース。
 マジで好き。花譜ちゃんと春ねえは歌声が良い意味で対照的なのでお互いがお互いの良さを引き出す最強のタッグだと思ってます。オシャレでクールなサウンドながら、儚さと力強さが同居したメロディと歌声の牽引力が凄まじく、曲が秘めたパワーをダイレクトに感じられる1曲です。


#2『人魚姫と月の雫』/ 海月シェル

 個人勢として活動している、作詞・作曲・歌って踊れる人魚の女の子Vsinger海月シェルの4thアルバム『人魚姫と月の雫』の収録曲。作詞:海月シェル、作編曲:大畠裕貴。
 自身で作詞を手掛けた人魚姫が地上(ステージ)への憧れを歌った1曲。飾らない真っ直ぐな想いが込められており、圧倒的な解放感に溢れたサビと共に心地良い感動へと誘ってくれます。かなり泣きメロで最高です。力強くも優しさと温もりに満ち溢れた歌声もステキ。因みに、アルバムのサブスク配信は11月27日解禁予定だそうです。


#3『Steppin' Out』/ 88.nia(はちやにあ)

 個人勢として活動している、音神見習いのVsinger、88.niaをボーカルに迎えた、LSCM Recordsの新曲。作詞・作編曲:千石ナタデコ子。
 優雅なサウンドと心地よいビートがクセになるシティポップナンバー。言葉のリズムと云うか、曲全体の空気感が綺麗すぎてお洒落なカフェで流れてそうです。にあちゃんの優しく柔らかい歌声の響きも相まってむっちゃリラックスできますね。"la-ta-too lap-ta-too"のトコ可愛くて好き。


#4『桜色スイートオートマチック』/ 桜樹みりあ

 HIGHWAY STARが設立したバーチャルアーティストに特化した音楽レーベルAcro所属、桜樹みりあの5thシングル。作詞:桜樹みりあ、作編曲:zukio。
 ASMR配信や音声作品の制作にも力を入れている彼女らしく、ASMR×音楽に挑戦した1曲。勿論イヤホン必須で、吐息や心音、囁き声をキュートなサウンドと組み合わせた新感覚のメロディが身体全体を心地良く包んでくれますね。気持ちよすぎていつの間にかウトウトしてくるほど、リピート必至。


#5『별이꾸는바다 (Starry Ocean Dreams)』/ Akuru

 韓国出身の個人勢として活動している、悪魔系VTuber、Akuruの記念すべき初のオリジナル楽曲。作詞:Akuru・Chururu、作編曲:FidgetSpinny。
 透明感ある爽快なサウンドが織り成すFuture Bass的仕上がりの1曲。どこか南国の海の思わせる空気感に、パレード的な煌びやかさが加わった感じがとても良いですね。2:19~のドロップでのカッコイイボーカルチョップ乱舞から、余韻溢れるエモーショナルなフィニッシュまで見事。


#6『Something Just Like This』/ covered by 森森鈴蘭(Lily Linglan)

 台湾に拠点を構えているVTuber事務所「箱箱The Box」所属の森森鈴蘭(Lily Linglan)のカバーソング。カバーしたのは、2017年にリリースされたThe ChainsmokersとColdplayによる有名曲「Something Just Like This」
 カバー曲だけれど、誰しも耳にした事くらいはあるだろう有名曲だし、むっちゃ良かったので紹介。綺麗な高音を豊かに響かせる彼女の歌声に合わせる様に、オリジナルから更に幻想的かつ壮大な雰囲気へとアレンジされているのがとても好き。アウトロの儚さも強化されてて至高でした。


#7『THE ETERNAL DOOM』/ Knosis

 元Crystal LakeのVo.Ryoと、Survive Said The ProphetのVo.Yoshが率いる音楽プロダクション・チームThe Hideout StudiosによるエクスペリメンタルメタルプロジェクトKnosisの2nd EP。
 自己の内面における戦いや葛藤を描いたという2作目。先行リリースされたTr.3「神喰」の持つ攻撃力と並ぶくらい他の2曲も凄まじかったです。Tr.1「厄災」はライブでも披露されてきた楽曲で、メロディアスな叙情パートと強烈なサウンドを畳み掛けるカオティックパートの緩急がやっぱ最高。Tr.2「奈落」はライブでも恐らくやってない初出し。SFやシューティングゲームの影響も感じるインダストリアルメタルで、まくし立てるシャウトとラップをグルーヴィーなビートに乗せたボーカルワークが圧巻でした。


#8『Disposable』/ Stain the Canvas

 イタリアはミラノを拠点に活動するメタルコア/ポストハードコアの新曲。昨年リリースされた2ndフルアルバム『All Fine / eniF llA』のDeluxe Editionに新規曲として収録されました。
 昨年のベストアルバムとしても選出した2ndの延長線を行く1曲で、ダークで不気味な雰囲気を漂わせるシアトリカルで予測不可能な展開が素晴らしい。トラップやR&Bテイストまで盛り込んでる点も魅力的。Vo. Bryanの細く掠れたキレのあるスクリームもやっぱ好き。


#9『The Great Resist』/ Sheridan

 ドイツ出身のプログレッシヴ・メタルコアバンドの新曲。近日リリース予定である16曲入りデビューフルアルバム『Maze』の収録曲をほぼ毎週先行リリースして紹介している激推しバンド。これで13曲目。
 ここで一度原点回帰を思わせるゴリゴリのメタルコアを展開。サビにはキレイ目な歌メロが残っているとは云え、重量感溢れるサウンドの圧の主張の方が強く、ラストには特大のブレイクダウンもかましてくれました。ボーカルのキレ気味のスクリーム好き。


#10『Tefnut: The Greatest Drought』/ Shokran

 ロシアはモスクワを拠点とするプログレッシヴ・メタルコアバンドの新曲。3rdアルバム『Ethereal』から実に4年ぶり、かつオリジナルボーカリストのSergey Raevが復帰した9月のリリースに続く今年2曲目。
 やはり神です、最高すぎる。唯一無二とも云える神秘的でオリエンタルな雰囲気の中、情報量過多すぎるテクニカルフレーズの怒涛の圧。5分近くありますが全然聴き飽きないほどに多彩だし、ユニゾン美しすぎる。こーゆー激しいだけじゃない、メロディに色気があるのもツボ。


―――以上、11/13~11/19はEP1枚、シングル9枚の新曲感想でした。ここまで読んでくださり、ありがとうございました。その他何かオススメ曲や要望等あれば何でもお気軽にコメントください。また、少しでも良かったと感じていただけたら、スキ♡を押したり(noteアカウントなくても押せます)、シェアしたりしていただけると大変励みになります。フォローも大歓迎です。よろしくお願いします!

※先週の新曲感想はこちらから。

#ライブレポート

【11/14 VS ONE OK ROCK / MY FIRST STORY@東京ドーム】

ガチで来れてよかった…

 日本を代表するロックバンドONE OK ROCKと、MY FIRST STORYの2マンライブに行ってきました。ONE OK ROCKのVo. TakaとMY FIRST STORYのVo. Hiroは兄弟で、どちらも10年以上のキャリアがありますが、2マンライブを行うのは史上初。昨年2月の日本武道館公演で、Hiroが会場に訪れていたTakaに「俺らと東京ドームで一緒にやってくれませんか?」と催促した事で実現しました。最初で最後かもしれないので、迷わず行く事を決めましたね。

 ありがたい事にFC先行でチケット取れたんですが、3塁側グラウンド席最前列でした。かなりステージ全体が見やすかったのでありがたかったです。ワンオクのライブ見るのは2018年の東京ドームぶり多分5回目、マイファスのライブは2015年くらいに1回見たのが恐らく最後。かなり久々だったので、楽しみでした。

 暗転後、両バンドのこれまでの歴史を振り返るように懐かしい映像が流れてエモーショナルゲージが上がっていきましたね。先に登場したのはワンオク、セトリを先に貼ります。

1.The Beginning
2.Never Let This Go
3.Nothing Helps
4.Make It Out Alive
5.C.h.a.o.s.m.y.t.h.
6.Wherever you are
7.Renegade
8.Deeper Deeper
9.Right By Your Side
10.未完成交響曲
11.We are
12.完全感覚Dreamer
13.キミシダイ列車

 もうヤバすぎるセトリ。半分以上が2013年以前の曲、つまりは自分が中高生だった時に死ぬほど聴いた曲達です。もう感謝感激すぎました。
 初手「The Beginning」⇒「Never Let This Go」⇒「Nothing Helps」⇒「Make It Out Alive」まで一気にブチ上がり曲だった訳ですが、特に「Never Let This Go」は10年以上前の曲なんですがライブで初めて聴いたので情緒崩壊。イントロ流れた瞬間、噓だろ⁈って笑ってた。今でこそワールドクラスのバンドになったワンオクのパフォーマンスは、特効の炎が舞う灼熱状態の中でも風格があり本当にカッコよかったです。と同時に、当時の懐かしい気持ちもどんどん湧いてきて只々幸せでしたね。

 一旦MCを挟んで、「今日はONE OK ROCKである前に兄として、あいつに伝えたいことをセットリストに詰め込んできた」とTakaが今日に掛ける想いを語ってくれました。そんな想いから続いて演奏された曲は、「C.h.a.o.s.m.y.t.h.」⇒「Wherever you are」⇒「Renegade」⇒「Deeper Deeper」。前2曲はエモーショナルすぎだし、後2曲は兄としてバンドとしての威厳を魅せつけてくれました。「Deeper Deeper」はやっぱライブアレンジ多いので激アツ。

 軽くMCを挟み、「僕らの曲で唯一アイツの為に書いた曲がひとつだけあります。このままだときっとライブで歌わないままになりそうなので、ここで初めて歌わせてください」と、弟Hiroに向けて「Right By Your Side」を披露。限定シングル「Skyfall」のカップリング曲が遂に披露された喜びと、本当に今日は弟Hiroの為にもライブしてるんだなと想いが伝わってきて感極まり状態でした。歌詞の、"越えるべきは そう いつだって 自分自身以外にいない"の所も"お前以外いないからな!"と熱いシャウトをかましてくれました。

 そのまま続くは「未完成交響曲」。神なのか…。中高生に刺さりまくる青臭さもある歌詞が大人になってまた聴けるとは思わなかったので、ガチ泣き案件でした。ライブではお馴染みの、"おのれの人生だ"を"お前らの人生だろー‼︎"への歌詞変換もスクリーンのリリックモーションに大きく映しだされ、ファンよりも、この日に限っては弟Hiroのバンドに届いたと思います。

 ラストのMCでは「あいつらは飛び級で東京ドームに来ちゃった訳だから、自分達の力でもう一度戻って来て欲しい。俺達もそうしてきた。甘い考えで立てると思われたら堪ったもんじゃない。でも、可愛い弟なので、自分達の力でステージに立てるように是非応援してあげてください。」と激励を飛ばし、「残り2曲、魅せられる姿を全て置いて帰ります!」と、本編ラストは「We are」⇒「完全感覚Dreamer」を披露。「We are」は大合唱が東京ドームに響き渡り、「完全感覚Dreamer」は解ってはいたけど本当にやってくれてありがとう。

 これで終わりかと思いきや、「いつも2時間とかライブやってるから物足りないんだよね」と言い、「キミシダイ列車」をサービス披露。しかも、Takaがアリーナ席の周りを全力疾走しながらパフォーマンス。颯爽と駆け抜けていく姿が自分のガチ目の前で見れて最高でしたw 「キミシダイ列車」も本当に好きな曲なので気づいたら涙を流してました。

 10分もない高速転換を経て、続いてマイファスが「最終回STORY」でパフォーマンス開始!10年前の曲ぅ!!!テンション爆上がりでした。では、こちらも先にセトリを。

1.最終回STORY
2.ALONE
3.メリーゴーランド
4.君のいない夜を越えて
5.アンダーグラウンド
6.東京ミッドナイト
7.PARADOX
8.虚言NEUROSE
9.ACCIDENT
10.I'm a mess
11.MONSTER
12.モノクロエフェクター
13.REVIVER
14.不可逆リプレイス
15.Home
16.Nobody's Home feat. ONE OK ROCK

 ワンオク程ではないにしても、活動初期のシングル曲やアルバムリード曲は網羅してくれました。本当にありがとう。この日まで敢えて最近の曲は予習してこなかったので、新鮮な気持ちで聴いていました。

 まず「最終回STORY」⇒「ALONE」⇒「メリーゴーランド」⇒「君のいない夜を越えて」。前2曲はマイファスがラウドロックバンドとして名を上げた代表曲なので、思い入れあるし最高でした。後2曲は初視聴でしたが、「メリーゴーランド」はラップカッコイイし、「君のいない夜を越えて」はHiroの綺麗な高音域の歌声を活かしたメロディラインが良きでした。

 最初のMCでは、「今日という日はずっと目標であり夢でした。兄の事をずっと妬んで僻んで、同時に憧れ続けていました。何度も遠ざけようとしていた日をようやく迎えられました。弟の願いを受け入れてくれた兄と、ONE OK ROCKに感謝しています」と、Hiroからもこの日に掛ける想いが語られましたね。そして、「何が勝ち負けなのか分かりませんが、自分にだけは負けたくない。今日は全力で勝ちにいきます!」と自分に喝を入れるようにして、再スタート。

 「アンダーグラウンド」⇒「東京ミッドナイト」⇒「PARADOX」⇒「虚言NEUROSE」を披露。前3曲は初視聴、随分とオシャレな曲を作るようになったなぁ、Hiro歌い方変わったなぁとか感心しながら聴いてました。特に「東京ミッドナイト」はシンセも多用された夜が似合う曲で良かったです。そして、「虚言NEUROSE」は神です、高校生の時むっちゃ聴いたなあと懐かしくなりました。Hiroの歌い方も相まって、あの頃とはまた違った印象を抱く事ができて良かったです。

 続けて、「ACCIDENT」⇒「I'm a mess」⇒「MONSTER」⇒「モノクロエフェクター」⇒「REVIVER」。曲間や曲中で、「まだまだいけるよな?!」と何度もオーディエンスを煽り、盛り上げてるのも印象的で、曲を重ねる度に東京ドームを自分達のモノにしようとしてるのが伝わってきました。「MONSTER」とかステージ上がそんなにやる?って量のファイヤー状態で凄まじかったですし。「I'm a mess」と「REVIVER」は最近の曲でも聴いた事ある好きな曲だったので、嬉しかったです。「I'm a mess」はHiroにしか歌えない美しさを秘めていたし、「REVIVER」は活動初期の若々しい魂も宿っている気がして、超カッコよかった。

 本編もラスト2曲「不可逆リプレイス」と「Home」を披露。待ってました「不可逆リプレイス」イントロブチ上がり案件。マイファスを象徴する曲なのでマジで熱かった。「Home」は予想してましたが、本当にやってくれるとは…。Hiroがずっと抱えてきた等身大の想いを兄Takaにも届けるように歌っていて、流石に泣いてしまいました。夢が叶って良かったなと…。ただここで終りではなく、「必ず戻ってきます。今度は僕らだけの力で」とHiroが改めて宣言してくれたのも胸アツでした。

 マイファス終演後はエンドムービーが流れました。準備からリハーサル中の両バンドの様子が映し出されており、兄弟の微笑ましいシーンも勿論あってむっちゃ良かったです。そして、これで終わりかと思いきや、ステージ上にはドラムが2セット!両バンドが登場し、「Nobody's Home」を披露してくれました。もう涙腺崩壊です。ガチでずっと泣いてた。歌割り反則すぎて歌詞が…歌詞が…。特にお互いに向き合って歌ってる最後、Hiroの「僕の見せたい景色を見せるから」と「心から愛しているよありがとう」がヤバすぎましたね。それにTakaが嬉しそうに抱き合って、他メンバーも終始笑顔でその様子を見守っており、一生忘れられない最高の景色でした。
 最後には兄Takaから少しMCがあり、「うちの家族は複雑で、音楽でしか繋がれなかったから辛い想いをさせたと思う。これからもこんな弟ですが、よろしくお願いします」と温かいメッセージを残してくれました。マジでいい兄弟すぎる…泣いた。

 とゆーことで、間違いなく伝説の一夜となりました。お互いに音楽で気持ちを伝えあう、史上最大の公開兄弟喧嘩は、余りにもステキで、愛に満ちた、泣けるエンディングでした。ワンオクもマイファスも青春ど真ん中すぎる楽曲をセトリに組んでくれて本当にありがとう。こんなに泣いてしまったライブも久々でした。中高生の頃に聴いた曲ってやっぱり身体に染み込んでて、10年以上経った今でも大好きだし、きっと死ぬまで一生好きだなと今日改めて確信しましたね。これからも応援してます。改めて、最高のライブをありがとうございました!


【11/18 D×D×J 2023 -TOKYO-@渋谷CLUB QUATTRO】

最高の3マンでした

 V系メタルの新時代を牽引する新世代V系メタルバンド、DEVILOOF、DEXCORE、JILUKAによる3マン企画"D×D×J"の東名阪QUATTROツアーのファイナル公演に行ってきました。DEVILOOFとDEXCOREはライブ見たことあるくらい好きだったのと、JILUKAの昨年と今年リリースした曲が気に入っていたのでライブ見てみたいなと思いチケット握りましたね。

 トップバッターはDEXCORE。今日の3バンドだと最もメタルコア色が強く、いつも通りVo. 架神のステージングや煽りなどのフロントマンらしいスキルは申し分なし。「DRAGOUT.」や「THE LIGHT」など徐々にフロアを熱くしてくれるパフォーマンスでした。そして、ライブで初めてやる曲という前振りから、YOASOBIの「アイドル」をメタルアレンジでカバー。架神自身のYouTubeチャンネルで上げているとは云え、ライブでやるとは思わず笑いましたね。むっちゃ盛り上がってて本人も嬉しそうに笑ってたしw 終盤は「20」⇒「Savior」⇒「Brain Washing」とかなりエモーショナルな雰囲気も混ぜてきてフィニッシュ。「20」は多分ライブで初めて聴いたし好きな曲だったので、嬉しかったです。今年リリースされた「Savior」もシンフォニック要素が壮大なので、ライブ映えしますね。スクリームは荒々しく、クリーンは丁寧に歌い上げる姿が最高でした。ラストには"俺達に付いて来いは寂しいから、一緒にV系メタルデカくしていこうな、全員仲間だ!"という言葉も残してくれましたね。

 二番手で登場したのはDEVILOOF。メタルコアというよりデスコア色が強い彼ら。イントロ「DYSTOPIA」から「Damn」と云う最強ムーブで一気に彼らの世界へと支配していく様は今日も圧巻でした。この日はGt. 愛朔が体調不良で欠席となり4人体制だったんですが、それを感じさせないパフォーマンス。やっぱVo. 桂佑がスクリームが多彩すぎて惹かれるんですよね…。続いて新曲「Everything is all lies」も披露。展開が目まぐるしいけどグルーヴィーな1曲なので聴き応えありましたね。和の雰囲気を保ったまま続けて「Newspeak」も披露、伝家の宝刀オーホワを今日も聴けて大満足です、何回聴いてもヤバすぎてバグるw 会場の盛り上がりも凄く"シブヤ最高だな!"と何度も笑顔で喜びを露わにしてる姿も印象的でした。終盤は「Natural Born Killer」⇒「HERO=MURDERER」と彼らの根底にあるグラインドコア要素も強い曲で畳み掛け、最後はサプライズで元メンバーのGt. 竜弥が助っ人で駆けつけ、始まりの曲である「Ruin」を披露!ここから俺達は始まってここまで来たぞ!と魅せつけんばかりの鬼気迫るパフォーマンス最高でした。それに満足する事無く、「絶対にここで終りにしねえから」ともっと大きな会場を望む言葉を聴けたのも嬉しかったです。

 トリを務めるのはJILUKA。3バンドの中で最もヴィジュアル系らしさ強めで、ルックスも綺麗だからステージ上がキラキラしてましたね。Vo. Rickoだけは髪型トゲトゲでイカツかったのもまた目立ってて最高w 序盤から「SUZAKU」⇒「KUMARI」などを披露し、美しく荘厳な世界へと誘ってくれました。中盤では2016年リリースの「Faizh」も披露し、この頃はヴィジュアル系らしい妖艶なメロディがまだ残ってたんだなぁと。休憩は殆どなしで「Hellraiser」⇒「Obliterator」とどんどん畳み掛けてきて、それでも尚Vo. Rickoの声量はずっとデカくて何なら更にデカくなっていて凄かったです。マジで声がデカイしよく通る。あと、必ずと言っていい程ピッグスクイールでブレイクダウン落としてくるのが良いですね。終盤はエレクトロ×ゴシック×メタル(EGM)という独自のコンセプトを打ち出したシングル「VENΦM」⇒「OVERKILL」⇒「BLVCK」でフィニッシュ。3曲ともシンセ派手派手の曲なんですが、生音もボーカルも全く負けないのが凄かった。「VENΦM」ではデスボイストレーナーでYouTuberとしても活動しているMAHONEさんが登場してビックリw 更に「BLVCK」では、Vo.  架神とVo. 桂佑を呼び、アレンジモリモリのスクリーム大合戦。最高のフィナーレでした。

 とゆーことで、現行三大V系メタル最高でした!"V系メタルは俺達がいるんで安心してください"という最後のMCでの言葉にも説得力しかなくて、これからの明るい未来が想像できるライブでした。DEXCOREは歌メロ強くてノリが良いモダンメタルコア、DEVILOOFは海外での実力も持つ引き出し多い技巧派デスコア、JILUKAはルックス含め圧倒的な世界観を打ち出したEGMと、三者三葉でジャンルも武器も全く違うのが良いなと思います。外からはヴィジュアル系と一括りにされてしまう中で、真っ当に本気でメタルやってるんだぞと云う気概も感じますし。何よりライブクオリティが3バンドとも高いので、もっとファンが増えてデカイステージでまた見れる日が来るのが楽しみです。ありがとうございました!



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?