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今週の良かった新曲感想【11/6~11/12】

 どうもです。

 毎週恒例の新曲感想記事。11/6~11/12リリース分です。アルバム、EP、シングルを対象に自信をもってオススメできる曲を紹介していきます。読んでくださった方に1曲でも良き出逢いがあります様に。ではどうぞー。


#1『Infinite Harmony』/ ななしいんく

 774inc.運営のVTuber事務所「ななしいんく」の新曲。作詞:Cocoro.、作編曲:白戸佑輔。今年5月3日に開催された『NANASHI Sing up vol.1-Sparkle-』にて初披露されました。
 ピアノやストリングスなどオーケストラに美しく彩られた壮大なサウンドスケープ、希望を感じるキャッチーかつエモーショナルなメロディと、白戸さんらしい完成度の高い正統派な1曲。メンバーの掛け合いやハーモニーも綺麗で、間奏から終盤にかけての展開が特に好きです。


#2『deep』/ 花奏かなでかのん

 「ななしいんく」所属のベーシストVTuber花奏かのんの2ndアルバム。収録楽曲自体はYouTube上でこれまで公開されていましたが、11月11日に迎えた誕生日を記念して遂にデジタルリリースされました。
 全6曲、ベースは勿論、作詞作曲歌唱、MVまでもを全て自身が手掛けているセンス溢れる実力者。改めて聴くと彼女の引き出しの多さが窺えると共に、耳に残る軽快なフレーズと心地良いリズム、独特の空気感が魅力的だなと再認識できた1枚でした。グルーヴィーでノリやすく、1回聴いただけでメロディを脳に焼き付けてくれますね。優しく包んでくれる様なソフトで素朴な歌声もとても親しみやすいです。Tr.1「パラレルシティナイト」と、Tr.4「もっと今を愛していたら」が特に気に入っています。


#3『君にとっての水色に、』/ 水縹みはなだそまる

 中国語と日本語の2ヵ国語を駆使し個人勢として活動している、水の王国を司るひきこもり姫VTuber水縹そまるの記念すべき初のオリジナル楽曲。作詞・作編曲:ぽて / pote。
 程よい疾走感で明るくリズミカルに駆け抜けてくれる1曲でした。サビメロも非常にエモーショナルで、1番…2番…ラスサビとアレンジが加えられていくのもお洒落で好きです。柔らかく可愛らしい声質でありながら、繊細で温度感のある歌声も魅力的でした。


#4『最終花(The Last Flower)』/ 藍璃かんな

 韓国のバーチャルタレント事務所StelLive所属、藍璃かんなの2曲目となるオリジナル楽曲。作詞:REQ・Tsubasa Harihara(HarryP)、作曲:Tsubasa Harihara(HarryP)、編曲:Masataka Aratomai。
 1stオリ曲『ADDICT!ON』で強烈にカッコイイ印象を残してくれた彼女ですが、今回は美しすぎるパワーバラード曲に。壮大なストリングスの響きと、力強くも儚いサビメロが魅力的で、歌唱力も相変わらず凄い。聴き手が吸い込まれるようなソウルフルかつ透明感に溢れた歌声で、深みのある表現力が本当にステキ。いつか現地で歌声を聴ける日が来ないかな…と密かに思っております。


#5『乱反射するナーバス』/ 式部めぐり

 "しきめぐ"の愛称で親しまれている、個人勢Vsinger式部めぐりの新曲。作詞・作編曲:中村さんそ。
 チル系のオシャレでカワイイポップチューン。浮遊感ある癒しのサウンドがにゆったりと流れるメロディ、聴いているだけで自然と心が落ち着きますね。浮き沈みするナーバスな気持ちを歌う、しきめぐの歌声も気だるさから出る艶っぽい表現がむっちゃステキでした。


#6『茜光せんこう』/ 七海うらら

 avexで新しく発足したオルタナティブレーベル「muchoo」所属(活動形態はフリーランス)、リアルとバーチャルを行き来するパラレルシンガー七海うららの新曲。作詞・作編曲:umigame。世にも奇妙な物語’23 秋の特別編 「走馬灯のセトリは考えておいて」劇中挿入歌として書き下ろされ、彼女自身も黄昏キエラ役として出演。
 光と温かみを感じる豊潤なサウンドスケープに包まれながら、エモーショナルなメロディが涙腺を刺激する素晴らしいバラード曲でした。物語ともリンクした大切な人を想う歌詞にしっかり魂を乗せて歌う透き通った歌声からも優しさが滲み出ており、心にグッときますね。
 また、1stミニアルバム「Prism」の発売や、2ndワンマンライブも決定。大躍進を続ける彼女からまだ目が離せないですね。


#7『Dope』/ 來-Ray-

 アーティストのVirtualとReal(「虚構」と「うつつ」)を発信していく「STUDIO KyoU」所属の“來-Ray-”の新曲。作詞:YAMAAD、作曲:YAMAAD・來-Ray-、編曲:YAMAAD・山田淳平。
 力強いメッセージがエネルギッシュなビートとキレキレのラップと共に繰り出される1曲。シンセとスラップベースの組み合わせもオシャレに決まってますね。"目の前の壁や困難をぶち壊して進むをテーマにした"と語る歌詞から勇気を貰えるし、熱を帯びた歌唱が何よりカッコイイです。


#8『銀杏』/ 二ノ宮はぐ

 同じくアーティストのVirtualとReal(「虚構」と「うつつ」)を発信していく「STUDIO KyoU」所属の“二ノ宮はぐ”の新曲。作詞作曲:YAMAAD、編曲:YAMAAD・山田淳平。
 風流な和風の音色が響く、ノスタルジックな情景を喚起させる美メロが胸に突き刺さるバラード曲。銀杏ぎんなんの花言葉である"鎮魂"から、大切な人との別れを題材にしたとの事で、その切なる想いが歌詞にも溶け込まれています。更に奥深さを加える情感豊かな美しい歌声とコーラスも魅力的。


#9『キュートアグレッション』/ picco

 Hyper kawaii Music をコンセプトにするトラックメーカーpiccoの新曲。ボーカルに"くいしんぼあかちゃん"をフィーチャー。"きあと"名義でイラストレーターとしても活躍されてます(ジャケットイラストもそう)。
 picco節全開のキュートなキラキラエッセンスと、フロアライクでエモーショナルなメロディに乗せて、好きな気持ちを思いっきり歌った1曲。中毒性のある可愛らしい甘い歌声にも釣られて、サビを〆る"キュッキュッキュッ"のトコ最高にブチ上がれますわ。


#10『Force-Fed』/ Immortal Disfigurement

 元Lorna ShoreとSigns Of The Swarmのフロントマン、CJ McCreery率いるアメリカ出身デスコアバンドの新曲。Dr. Leo McClain(ex-Worm Shepherd)が加入した新体制になってから2曲目。デビューアルバムが来年1月19日にリリースする事も発表されました。
 5分超に及ぶ展開美はいつも通りでありながら、今回はシンフォニック要素が後押しするメロディアスなギターフレーズが印象的でかなり好み。良い意味であまりダークでブルータルな印象は身を潜めた荘厳な雰囲気。でもブレイクダウンだけは例外で猛々しいボーカルワークと共に盛大にじっくりと落とし切ってくれました。


#11『Downfall』/ If I Were You

 アメリカニューヨーク出身のポストハードコア/メタルコアバンドの新曲。2020年リリースの5thアルバム以降ではこれで4枚目となるシングル。そろそろアルバム来てくれ~。
 安心安定信頼のIf I Were Youらしい様式美を感じながらも、サビメロのツインボーカルでスクリームとクリーンがお互いに前に前に来るエネルギッシュな交錯具合は印象的でした。2:38~2:47のエモーショナル展開もオシャレすぎる。特大ブレイクダウン〆も完璧。


#12『Flux』/ Sheridan

 ドイツ出身のプログレッシヴ・メタルコアバンドの新曲。近日リリース予定である16曲入りデビューフルアルバム『Maze』の収録曲をほぼ毎週先行リリースして紹介している激推しバンド。これで11曲目。
 もう11曲目という事もあり、アルバム終盤に収録されそうな壮大さも演出したエンディング曲でした。ヘヴィなメタルコアリフと叙情的なメロディで力強く盛り上がりを魅せるも、アウトロはしっとりと秒針音とピアノを響かせる切なげな余韻が絶妙すぎる。


―――以上、11/6~11/12はアルバム1枚、シングル11枚の新曲感想でした。ここまで読んでくださり、ありがとうございました。その他何かオススメ曲や要望等あれば何でもお気軽にコメントください。また、少しでも良かったと感じていただけたら、スキ♡を押したり(noteアカウントなくても押せます)、シェアしたりしていただけると大変励みになります。フォローも大歓迎です。よろしくお願いします!

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