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今週の良かった新曲感想【6/10~6/16】

 どうもです。

 毎週恒例の新曲感想記事。6/10~6/16リリース分です。アルバム、EP、シングルを対象に自信をもってオススメできる曲を紹介していきます。読んでくださった方に1曲でも良き出逢いがあります様に。ではどうぞー。


#1『Starry』/ 恋白こはくるな

◆所属:個人勢
◆作詞・作編曲:ろいた
◆デジタル配信:https://big-up.style/N1XAJj37sk

 2ndオリジナル曲。デビュー1周年を記念してリリースされました。夜空の星々を想像させるピアノとストリングスの音色が美しく、優しいメロディに包まれる1曲。可愛いらしい幼げな声質ながら、柔らかくも芯のある歌声がステキで、未来へ一歩踏み出す決意が伝わってきましたね。


#2『あくまでも魔法少女なの!』/ 双葉ななた

◆所属:個人勢
◆作詞・作編曲:きんじ、ギター:アッシュ井上
◆デジタル配信:無し

 初のオリジナル楽曲。デビュー1周年を記念してリリースされました。初オリ曲らしい自己紹介ソング的な側面もありつつ、楽しいコール盛り沢山な電波ソング的ナンバー。甘く可愛いらしい歌声も相まって一発で貫かれるはず。特にビート感のあるサビが気持ちよくて印象に残りましたね。ギターソロからのキーボードソロも胸アツです。


#3『My Precious』/ イバラ・デビルローズ

◆所属:個人勢
◆作詞・作編曲:youmi
◆デジタル配信:無し

 初のオリジナル楽曲。活動1周年を記念してリリースされました。美しいピアノの旋律が光を放つロックナンバー。真っ直ぐ力強いサビのメロディーが非常に良く、ギター/ピアノのソロをしっかり挟んだ後の、落ちサビからのエモーショナルな展開が最高でした。小悪魔系の可愛い質感の声の持ち主ながら、カッコよく歌う歌声にもグッときますね。


#4『Everlasting』/ 神来かみきはる

◆所属:個人勢
◆作詞:神来はる、作編曲:如月結愛
◆デジタル配信:無し

 初のオリジナル楽曲。クラファンを経て制作されました。ピアノやストリングスの音色も響くキラキラと華やかな雰囲気で、サビの盛り上がりがバッチリと決まったウェディングソングの様な1曲。美しく感動的なメロディからも多幸感に包まれますね。耳にスッと入ってくる、柔らかくて豊かな響きのある歌声も魅力的でした。


#5『new world』/ Aiobahn feat. ヰ世界情緒

◆所属:ヰ世界情緒⇒KAMITSUBAKI STUDIO
◆作詞:KOCHO、作編曲:Aiobahn
◆デジタル配信:https://avex.lnk.to/newworld

 まさかのコラボ曲。ライブ感のあるシンプルに心地良いグルーヴと、可愛いらしいレトロポップなサウンドで、何とも言えない世界観がもたらす浮遊感に心が踊る1曲でした。情緒ちゃんもバース毎に表情豊かに歌い上げており、美しいどこか神秘的な歌声によって更に奥行きと云うか深みが増してますね。気付いたら無限リピート必至。


#6『抱きしめて』/ 花譜×崎山蒼志

◆所属:花譜⇒KAMITSUBAKI STUDIO
◆作詞・作曲:崎山蒼志、編曲:Naoki Itai
◆デジタル配信:https://phenomenon-record.lnk.to/Hugme

 「組曲2」第二弾としてシンガーソングライターの崎山蒼志とコラボで、カバー動画の投稿等から5年越しに共演が実現した形。”今”は会えない遠い誰かを想う気持ちをテーマに作った楽曲との事で、奥深い歌詞と素朴で繊細なメロディ、美しいストリングスがもたらすスケール感が魅力的でした。メロディに溶け合う2人の柔らかく伸びやかな歌声もじんわりと沁みますね。聴き終わった時の寂しくも温かい余韻が本当に心地良いです。


#7『始まりの銃声』/ 幸祜 -KOKO-

◆所属:KAMITSUBAKI STUDIO
◆作詞・作編曲:コヤマヒデカズ
◆デジタル配信:https://phenomenon-record.lnk.to/Signal_of_the_Beginning

 ニューシングル。昨年11月に行われた配信ライブ『幸祜Virtual mini live [ code / chord ] vol.2』にて初披露された楽曲。現役で活躍しているプレイヤーを中心に結成された"幸祜バンド"のフルRECで仕上がった、熱く切なく胸に迫ってくるギターロックナンバー。サウンドは勿論、サビメロがガチで良いですね。幸祜ちゃんの艶やかに力強く響き渡る歌声の魅力に溢れてます。体調の問題で年内に予定されていたワンマンライブは延期になりましたが、無理せず彼女のペースで活動してくれたら嬉しいです。


#8『Liberty』/ 鷹嶺たかねルイ

◆所属:ホロライブ
◆デジタル配信:https://cover.lnk.to/Liberty
◆フィジカル:https://shop.hololivepro.com/products/takanelui_liberty

 1stアルバム。松室政哉、てにをは、jon-YAKITORY、FAKE TYPE.など豪華作家陣が書き下ろした新曲4曲に、これまでリリースしたシングル「オーバード」「TSUBASA」「ホロホーク」などを含む全10曲を収録。
 6月11日の誕生日ライブでリリースが発表されたんですが、驚きました。スピード感もそうだし、何より元々歌には自信が無かった彼女がリリースした事に。バラエティに富んだ楽曲を聴きながら、積み重ねてきた努力と自信の表れを感じずにはいられませんでしたね。カッコイイ低音ボイスは勿論、優しく伸びやかな高音まで本当に綺麗に歌い上げています。リリース済みの曲ではTr.3「ばかばっか」とTr.6「オーバード」、Tr.8「ホロホーク」がやっぱ好きです。ロック系のバンドサウンドで魅せる特徴的ながなり声との相性や、彼女自身の経験や感情を元にしたジレンマ的な想いが込められた歌詞が魅力的。新規曲では、メランコリックでミステリアスな雰囲気が漂う中、凄みと色気のある歌声が堪らないTr.7「Tori To Re:Treat」が特に気に入っています。最後にはメッセージ性の濃い感動的なナンバーTr.10「TSUBASA」でアルバムを締め括ったのも完璧なフィナーレでした。ソロライブの実現もそう遠くは無いと思うので、楽しみに待ちたいと思います。


#9『mist』/ 花鋏はなばさみキョウ

◆所属:Re:Act
◆作詞:花鋏キョウ・OHTORA、作曲:夢見クジラ、編曲:夢見クジラ・Yocke
◆デジタル配信:https://linkco.re/P0VtcgBu

 ニューシングル。今年5月4日に行われた4thワンマンライブ『FLORIST』にて初披露された楽曲。デモ時のタイトルである"hazy(もや)"という言葉から、バーチャルの世界で生きる自分自身をテーマに彼女が作詞も担当した1曲。美麗なストリングスとピアノが響いたか思えば、歌い出すと鮮烈なグルーヴ感のあるビートも刻まれていき、サビまで一気に心地良く滑らかに駆けていく展開が印象的でした。低音から高音まで幅広く歌い上げており、歌声が重ねられた部分の贅沢で奥深い美しさも非常に魅力的。繊細な抑揚や感情表現は圧巻の一言…。ファンとして歌詞には胸を打たれましたし、カッコイイ美しさを保った歌声が本当に大好きです。文句無しの名曲。


#10『魔法少女まじかる☆ござる』/ 風真いろは

◆所属:ホロライブ
◆作詞・作編曲:園田健太郎
◆デジタル配信:https://cover.lnk.to/MahouShoujoMagicalGOZARU

 3曲目のオリジナル楽曲。普段は侍の彼女ですが、まさかのカワイイ路線で打ち出してきた魔法少女作品の主題歌の様な1曲。曲調と歌詞が一致しない、良い意味でのギャップに謎の魅力がありますね。仲間であるholoXの掛け声も印象的で、IMPは「いろは・まじかる・ぷりんせす」との事。メロディラインが歌声のトーンにピッタリなので、非常に綺麗で心地良いです。


#11『せめて、青く』/ MaiR

◆所属:ALIVE MUSIX
◆作詞:MaiR、作編曲:FKBC
◆デジタル配信:https://linkco.re/GVA4RT4V

 ニューシングル。いよいよ今月末から始まる『ロックンロールスクールツアー2024』のテーマ曲。"まっすぐな心でいる事が難しい世界になったようだけど「青春はいつでも君を待ってる」を込めた"と云う1曲との事で、隅から隅まで青臭い青春感溢れていて、どうしようもなく胸一杯になって感動しましたね…これぞロックンロールと言わんばかりの優しさと力強さが大好きです。皆んなで気持ち良く歌えるパートもあり、ライブアーティストのMaiRちゃんが現地ライブでどう魅せてくれるのか楽しみです。初の全国ツアー大成功を祈ってます!


#12『ファンタスティック・エボリューション』/ 名取さな

◆所属:個人勢
◆作詞・作編曲:やしきん
◆デジタル配信:https://zula.lnk.to/ptBMvNZL

 3ヶ月連続リリースの1曲目。少し懐かしさも感じる爽やかなバンドサウンドで、合いの手やシンガロングパートも印象的な1曲でした。歌詞の語感にサウンド、メロディ、歌声などの全体のバランス感、一体感も本当に気持ちいいです。Bメロとか特に好きで、心を掴まれましたね。9月19日には生バンドでの1stライブも開催決定。必ずチケット握って、皆んなで歌うぞ。


#13『SNIPER』/ Sifar(シファル)

◆所属:Appearance
◆作詞:川田まみ、作曲:中沢伴行、編曲:中沢伴行・尾崎武士
◆デジタル配信:https://linkco.re/eYTtqVVV

 ニューシングル。昨年実施したクラファンを経て制作されました。最強夫妻タッグが手掛けた1曲で、馴染みのある人はドンピシャで刺さるはず。私もその1人なので感動しました…ガチでカッコイイ。ドラムンベースを下地に力強くギターが前に出てくるロックナンバーで、スピード感をもたらす煌びやかなシンセの彩りも良き。スクラッチ音までしっかり登場しますね。サビも盛り上がる事間違い無しで、Sifarちゃんはロックナンバーがやっぱ似合うなと。芯がしっかりと太く、キレと伸びのある歌声が本当に綺麗。


#14『笑踊オン・ザ・ビート』/ YukaSaku

◆所属:HiganbanaVT
◆作詞・作編曲:ヌビア
◆デジタル配信:無し

 朝倉ユカイと姫君さくらによるユニット、初のオリジナル楽曲。壮大な雰囲気を漂わせるストリングスに後ろ支えされつつ、力強くビートが刻まれてくEDMナンバー。メロディもどこか和風テイストながら非常にスタイリッシュでカッコよく、緊張感と高揚感を煽られますね。ユニットらしい交互の掛け合いからハモリまで、2人の歌声もとても優雅で美しかったです。


#15『シング・サイン・シンフォニー』/ よしか⁂

◆所属:個人勢
◆作詞・作曲:なつめ千秋、編曲:ushiee
◆デジタル配信:無し

 ニューシングル。色鮮やかで華やかなオーケストラサウンドに包まれる、ポップでキュートなナンバー。足取りが軽くなるリズミカルなメロディが心地良く、歌詞からも力強く前向きなエネルギーに満ち溢れていますね。パフォーマンスしている姿が容易に想像できる、表情豊かな歌声も魅力的でした。本楽曲も披露された3Dお披露目ライブも素晴らしかったので是非。


#16『空白とカタルシス』/ トゲナシトゲアリ

◆所属:ユニバーサルミュージック
◆作詞:永澤和真・Misty mint、作曲:永澤和真、編曲:玉井健二・百田留衣
◆デジタル配信:https://togenashitogeari.lnk.to/emptiness_and_catharsis

 ニューシングル。うねるベースラインにエッジの効いたギターを前面に出しつつ、切なげなピアノでまくし立てるトゲトゲらしい1曲。ギターソロやユニゾンも滅茶苦茶気持ちいいですね、激アツ。言葉をギュッと詰め込んだサビメロの勢い、それを魅せつける天才的なボーカルワークも圧巻。アニメもいよいよ終りが近いですが、このまま駆け抜けて欲しいです。


#17『Cycle Of Sorrow』/ ダイヤモンドダスト

◆所属:ユニバーサルミュージック
◆作詞:古賀頌哉、作曲:古賀頌哉、編曲:玉井健二・大西省吾
◆デジタル配信:https://diamonddust.lnk.to/cycle_of_sorrow

 ニューシングル。前者のトゲトゲよりも重く歪んだサウンドで、重厚なグルーヴからもメタルの波動を感じずにはいられないダイダス。ギターソロにはメロイックサイン必至です。ボーカルの声質が幼げで可愛いらしいので、そのギャップも魅力的だなと思い始めています。力強いサビがカッコイイのは勿論、2番サビ入り直前のシンセや転調などのセンスも抜群で好きです。


#18『MANIAC IN THE MIRROR』/ Chaosbay

◆ジャンル:プログレッシヴ・メタルコア
◆国:ドイツ(ベルリン)
◆レーベル:Circular Wave

 9月13日に発売予定の4thアルバム『ARE YOU AFRAID?』からのシングルカット。名曲すぎ!キャッチーかつ胸が熱くなるメロディがドラマティックに展開されてブッ刺さり。これはシンガロングしたくなりますね。シャウトの自然なタイミングに、プログレ系フレーズも抜け目なし。これまでのシングル外れ曲無しなので、3rdに引き続き4thアルバムも期待しかないです。


#19『Funeral Verse』/ Our Hollow, Our Home

◆ジャンル:モダンメタルコア
◆国:UK(サウサンプトン)
◆レーベル:Arising Empire

 ニューシングル。新体制になってから早くも3枚目。今回はかなりメロディックな仕上がりで、初っ端からクサメロが最高なんですわ。ただクリーンに入るとOHOHならではの美メロも同居するモダンなサウンドに。ブレイクダウンも少し変わった感じで良かったですね、ラスサビが映える。


#20『Never Cared (2002)』/ Traveller

◆ジャンル:プログレッシヴ・メタルコア
◆国:ドイツ(カシュトロップ・ラウセル)
◆レーベル:Blood Blast Distribution

 ニューシングル。今年2枚目。ホントに名曲量産マシンと化したバンドで素晴らしい。冷たくも煌びやかなアンビエント要素を漂わせ、程よくドライブ感と浮遊感を行き来するリフでグルーヴィーに展開。サビ裏のピロピロギターも相変わらず最高です。どのメロディもよく練られているし、ヘヴィさをキープしたまま隅から隅までどこか哀愁を帯びた美しさがあります。


―――以上、6/10~6/16はアルバム1枚、シングル19枚の新曲感想でした。ここまで読んでくださり、ありがとうございました。その他何かオススメ曲や要望等あれば何でもお気軽にコメントください。また、少しでも良かったと感じていただけたら、スキ♡を押したり(noteアカウントなくても押せます)、シェアしたりしていただけると大変励みになります。フォローも大歓迎です。よろしくお願いします!
※先週の新曲感想はこちらから。


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