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今週の良かった新曲感想【6/24~7/1】

 どうもです。

 毎週恒例の新曲感想記事。6/24~7/1リリース分です。アルバム、EP、シングルを対象に自信をもってオススメできる曲を紹介していきます。読んでくださった方に1曲でも良き出逢いがあります様に。ではどうぞー。


#1『Shooting Star』/ Mixstgirls

◆所属:Mixstgirls(ミクストガールズ)
◆作詞・作編曲:有感覚
◆デジタル配信:https://nex-tone.link/A00156292

 8人の新規VTuberアイドルプロジェクト「Mixstgirls」のデビュー曲。色鮮やかなサウンドが拡がり、日常を華やかに彩ってくれる様なエネルギーに満ち溢れた1曲。アングラな雰囲気のラップパートがあったのも面白い。シンガロングできるし、これからずっと大切にされていって欲しいですね。


#2『Perfect Match Up』/ 熊乃ベアトリーチェ

◆所属:MEWLIVE
◆作詞:吾龍・大和、作編曲:大和
◆デジタル配信:https://lnk.to/LZC-2804

 2ndシングル。キャッチーなメロディと目まぐるしい展開を魅せる電波ソングっぽさをメタルコアサウンドで成功させてて素晴らしい。二度のブレイクダウンも重すぎでモッシュ不可避だし、スクリームもこんなに可愛いらしい声から出てるとは思えない迫力がありますね。7月12日には1stライブ『LOUD BEAR 2024』も開催されるので是非。


#3『イタダキマスノススメ』/ 緑仙

◆所属:にじさんじ
◆レーベル:ユニバーサルミュージック
◆デジタル配信:https://ryushen.lnk.to/itadaki

 2ndミニアルバム。先行リリースされた「リコネクト」や「独善食」、ベガルタ仙台との2度目のタイアップ楽曲「Blowin’ Wind is blowin’」などを含む全7曲を収録。共作を含めた全曲の作詞を緑仙が手掛けた1枚に。
 緑仙自身のルーツだと語るギターロックを中心に、時に荒々しく、時にエモーショナルに、様々な美しい歌声を披露してくれた1枚でした。歌詞に込めた想いがしっかり届く様にと、楽曲毎に表情を変えていく歌い方にグッときました。Tr.1「独善食」、Tr.2「なんでですか?」、Tr.6「Reject it now!」辺りは色っぽくてカッコイイし、抑揚の付け方に凄みがあって。"ぼっちぼろまる"との共作詞であるTr.3「友達代表宣言」とTr.4「しあわせクッキー」は明るい雰囲気に合わせた爽やかでスッと耳に入ってくる優しい歌声が魅力的。Tr.5「Blowin’ Wind is blowin’」とTr.7「リコネクト」はシンガロングやクラップなどライブ映え待ったなし楽曲となっており、歌声も真っ直ぐ、遠くへと響かせる様なスケール感に高揚感を覚えますね。11月からは2ndライブツアーも開催されるので楽しみです。


#4『ブルーナイトダーリン』/ 明透あす

◆所属:KAMITSUBAKI STUDIO
◆作詞・作曲:OHTORA、作編曲:maeshima soshi
◆デジタル配信:https://asu.lnk.to/blue-night-darling

 ニューシングル。身体が軽くなってくる魅惑的なメロディが印象的な、オシャレでチルいR&Bナンバー。クラップやフィンガースナップっぽいサウンドによる確かなグルーヴメイクにも踊らされますね。日常に潜むささやかな幸せが綴られた歌詞も共感を呼ぶモノで、心地良い甘く爽やかな歌声と共に沁み渡りました。8月には活動3周年を迎える彼女ですが、配信ライブ『サンライトLIVE3』と初EP『twilight』の発売も決定と楽しみです。


#5『Go-Getters』/ Mori Calliope

◆所属:ホロライブ EN
◆作詞:Mori Calliope / Yuki Tsujimura、作編曲:Giga & TeddyLoid
◆デジタル配信:https://lnk.to/mc_gg

 ニューシングル。TVアニメ『異世界スーサイド・スクワット』EDテーマ曲で、今楽曲も収録される2ndアルバム『PHANTOMIME』は8月16日にリリース予定。名曲待ったなしの布陣!華やかなブラスサウンドが鳴り響くお祭り感と、力強くノリの良いビート、それを完璧に乗りこなすグルーヴィーかつセクシーな歌声、全てが最高に気持ちいい。日本詞と英詞や、二転三転する展開に合わせて、コロコロと表情が変わる歌唱にも魅了されますね。


#6『싫은뎅 ?(sirunde?)』/ 이주인(Jooin Lee)

◆所属:V-LUP(韓国)
◆作詞:네네쿠로、作編曲:츠키유메 ・ 츠키디드
◆デジタル配信:各種ストリーミングサービスで配信中

 新しいオリジナル曲。コールも勿論搭載、キュートでキャッチーな展開が楽しい電脳ソング!ピコピコシンセとバンドサウンドのバランスも絶妙。可愛いらしい柔らかい歌声に、韓国語ならではのカワイイ発音も相まって、サビの中毒性は異常ですね。ラスサビ転調も気持ちよすぎて普通に昇天した。


#7『Einherjar』/ REGALILIA

◆所属:Palette Project
◆作詞・作編曲:鬱P
◆デジタル配信:https://linkco.re/hyzas9qm

 9thシングル。4周年記念ライブで初披露されました。美しい荘厳な雰囲気の中、力強く神秘的な旋律がドラマティックに展開されるメタルナンバー。エモーショナルでパワフルな歌唱も相まって心を揺さぶられますし、拳突き上げてシンガロングせずにはいられないですね。今年も8月31日、9月1日に「パレプロ感謝祭2024」(ライブは1日)が開催されるので是非。


#8『さらば我がくららいし追憶のブルー』/ 九楽ライ

◆所属:Re:AcT
◆作詞・作編曲:SLAVE.V-V-R
◆デジタル配信:https://linkco.re/2tuVgsXx

 2ndシングル。5月30日の誕生日ライブで初披露された楽曲で、サブスク解禁されたので紹介。タイトルや歌詞からもわかる通り、楽曲そのものが彼女を表している1曲になりました。ほのかにメランコリーで幻想的な雰囲気が漂いながらも、可愛いらしい現代のJ-POP感もあって、舞踏会やダンスパーティーが似合う華やかなメロディがグッド。九楽ちゃんのゆるっとふわっとした柔らかい歌声にもピッタリで気に入っています。


#9『PLAY/PAUSE』/ 電音部(外神田文芸高校)

◆所属:バンダイナムコエンターテインメント
◆作詞・作編曲:TAKU INOUE
◆デジタル配信:https://nex-tone.link/6xV6WBAdP

 ニューシングル。1月の『電音部 ULTRA EXPO 2024』で初披露された曲で、電音部4周年を記念して遂にリリース。周年曲らしいエモーショナルさに満ち溢れてて、この楽曲の良さを表現するのに適当な言葉が見つからない位にはステキ。絶妙なタイミングで行き来するテンポ感の気持ち良さと、遠く遠くまで響いていく様な奥行きあるサウンドスケープの美しさたるや。サビメロも一度聴くともう耳から離れないです。


#10『here to stay』/ 東京電脳

◆所属:バンダイナムコエンターテインメント
◆作詞・作編曲:KOTONOHOUSE
◆デジタル配信:https://linkco.re/eEz6RZZY

 ニューシングル。宇宙空間、サイバーパンク感のあるサウンドアプローチで今回もネオトウキョウらしさが全開。序盤のハードコア系キックを鳴らしながら、浮遊感たっぷりのエモーショナルでキャッチーなメロディを乗せ、そこにウィスパーボイスも溶け合っていく。ひたすら心地良いです。6月30日にはライブにも行ってきたので、後述するライブレポも是非。


#11『運命の華』/ トゲナシトゲアリ

◆所属:ユニバーサルミュージック
◆作詞:カイザー恵理菜、作曲:永澤和真、編曲:玉井健二, 永澤和真
◆デジタル配信:https://togenashitogeari.lnk.to/im_here

 ニューシングル。トゲトゲらしい疾走感やギュッと詰め込んだ構成ではありながら、彼女達史上最も明るく清々しい雰囲気に仕上がった1曲。荒々しくも美しく、何か吹っ切れた様なメロディが本当に気持ちいい。そして、余りにもライブのフィナーレで似合う曲だなと。ラスサビで銀テが空中を舞う景色が見える程。アニメの感想はまた別の記事で書きます。


#12『AЯK』/ Crossfaith

◆ジャンル:メタルコア
◆国:日本(大阪)
◆レーベル:WARNER MUSIC JAPAN
◆デジタル配信:https://crossfaithjp.lnk.to/ARKAY

 前作『EX_MACHINA』からは実に6年ぶりのリリースとなった、6thアルバム。活休を経てベーシストHirokiが哀しくも脱退し、Daiki(ex.HER NAME IN BLOOD)が正式メンバーとして加入した新体制初となるアルバムにもなりました。新体制初シングル「ZERO」や、WARGASMをフィーチャーした「God Speed」など先行シングルを含む全11曲を収録。
 思っていたより随分と良かった。リリース前は不安と期待五分五分だったんですけど、Crossfaithまだ大丈夫だ…って思えて本当に良かったなと。そう思える位にエネルギーに満ち溢れた1枚だったと思います。映画を思わせる壮大なスケール感がありながらも、小さい箱でやる様な疾走感とブレイクダウンを搭載し、EDMのバイブスを心置きなく爆発させたメタルコアで、時にパーティーチューンにもなるし、時にドラマティックなナンバーにもなるのは安心と信頼のCrossfaithらしさだなと。Daikiの加入による影響もかなり感じられて、ソリッドでメタリックなリフは強力な武器になったと思います。デスコアに接近する勢いのブルータルさがあるTr.7「DV;MM¥ SY5T3M...」とか特に良かった。シンセ、ドラムに関しても細かい要所要所で新しいアプローチが飛び込んでくるので面白かったなと。何曲かで過去作を思わせるサウンドも見られましたが、中でもTr.11「Canopus」でライブでもよく耳にする「Nostalgia(2011)」が聞こえてきた時は鳥肌でした。凄く大きく進化したとか、革新的な点があるとかではないけれど、後はもうライブで大化けするバンドなので、ライブ後にまた評価が一段と変わってくるアルバムだと確信しています。あとRollingStoneでのインタビューがとても良かったので是非。


#13『Nobody』/ The Dali Thundering Concept

◆ジャンル:プログレッシヴ・メタルコア
◆国:フランス
◆レーベル:自主

 2年ぶりのリリースとなるニューシングル。プログレ要素は減り、ニューメタルコアに接近した縦ノリ誘発系のキレとアグレッシブさが物凄い。何度も叩きつける様な重々しいクソデカグルーヴと暴力的なボーカルの一体感に打ちのめされる感覚が段々と病み付きになりますね。コレはコレで好き。


#14『Paralyzed』/ Memphis May Fire

◆ジャンル:メタルコア/ポストハードコア
◆国:アメリカ(テキサス州ダラス)
◆レーベル:Rise Records

 今年2枚目のニューシングル。絶賛ピーク更新中と云うか、大人っぽい魅惑的なメロディと変幻自在のボーカルワークが堪らない。ユニゾン気味なパートもツボだし、ブレイクダウンのタイミングと入り方も余りに完璧な気持ち良さでコレがベテランの貫禄すわ。年内にEPくらいなら来るか…?


#15『Too Far Gone』/ Inertia

◆ジャンル:メタルコア/ポストハードコア
◆国:オーストラリア
◆レーベル:Resist Records

 今年2枚目のニューシングル。8月9日にリリースするデビューアルバム『Second Shadow』からシングルカット。熱量と両立させた冷たい温度感、耽美でありながらキャッチーなメロディが映える構成から、独自の美意識がしっかり窺えた1曲。ブレイクダウンでのみ魅せるスクリームも非常に効果的なアプローチで素晴らしいです。B面の「Static」ではプログレ要素が強めで、こちらも完成度高かったので是非。


#16『Acolyte』/ Against The Waves

◆ジャンル:モダンメタルコア
◆国:スペイン(マドリード)
◆レーベル:自主

 今年2枚目のニューシングル。プログレ要素増えて大歓喜。どこか幻想的な立体感のある音像でピロピロギターなど巧みな技も光ってますね。それでいてポスコア全盛期を彷彿させる滅茶苦茶キャッチーなサビ、耳馴染みの良いボーカルの歌声も本当に良いです。アルバムが待ち遠しい。


―――以上、6/24~7/1はアルバム1枚、ミニアルバム1枚、シングル14枚の新曲感想でした。ここまで読んでくださり、ありがとうございました。その他何かオススメ曲や要望等あれば何でもお気軽にコメントください。また、少しでも良かったと感じていただけたら、スキ♡を押したり(noteアカウントなくても押せます)、シェアしたりしていただけると大変励みになります。フォローも大歓迎です。よろしくお願いします!
※先週の新曲感想はこちらから。

#ライブレポ

※3本あるので今回は簡易レポです

【6/29 Re:AcT 2期生 1st One-Man Live『雨↑りうむ』@池袋harevutai】


【6/30 NEOKYO vol.1@渋谷WOMB】


【7/1 The Silence Of The Scream 2024@川崎クラブチッタ】


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