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【仙台89ERS】他競技とも比較してみる、勝率5割のすごさ

はい、年の瀬でございます。
それにしてもこの仙台89ERS(以下ナイナーズ)のライオン、かわええですな(笑)

この画、カメイ(アリーナ仙台・仙台市体育館)限定みたいですよ。
もらったんです。写真としてはもう一級品です。宝物です。
ちょっとこれ気に入ったので今度、差し障りのない範囲で、カメイまわりをストーキングしたい…(キケン…ライオン逃げて…笑)

そーいえば、なんでマスコットライオンなんでしょ?
八木山に生息しているから?
なんでなんだろ?
地元だけどわからん(笑)

それはどうでもいいとして(?)、今さらながら、思うのですよ。
今シーズン目標の勝率5割って、Bリーグでは単純に、ワイルドカードに食い込めるかどうか、というはなしになってくるので、「おー、いいんじゃない」って言ってきたんですけど、何がどういいのか、あんまり話してなかったなと。

だって、サッカーみたいに引き分けがないことを考えても、勝率5割ということは、シーズンの半分は負け試合なんですよ。これは紛れもない事実なのです。

私だって、負けるのイヤです。でもそれ以上に、内容重視なので、大敗されなければ基本的に「次、次!」っていうスタンスです。
だからといって、大敗しても特にわーわー言ってませんが…。一喜一憂しないようにするとはいえ、やっぱりつらい…。
でもこれって一番、選手やコーチが理解しているだろうし、次の試合に向けて修正しようとしてシーズン中に練習日を設けているわけなので、そっとしておいてますね。はい。

ただやっぱり、勝率5割ってほんとにいいことなのか気になるので、国内の他のプロスポーツ(プロ野球、Jリーグ)だったり、同じバスケでも海外(NBA)だったりも覗いてみながら、ちょっと突っ込んでみようと思います。

最初に結論ですが、

Bリーグ、おかしい。Bリーグ、キチガイ。

です(汗)
では、いってみましょうか?汗

(各リーグのはなしになっちゃうので、ナイナーズ要素なしなのは、先に謝っておきます…。)


Jリーグ(2023シーズン)

リーグのレギュレーションはある程度ご存じかもしれませんけども、昇降格があり、地区制ではないですね。
まずはJ1から。

2023シーズンは、2位までのチームがACL(アジアチャンピオンズリーグ)出場権を得るそうです。
当落線上の2位の横浜FM(勝率.558)と、3位の広島(勝率.500)をみてみると、見事に勝率5割が一つのラインに。
サッカーは引き分けも含めて、勝ち点と得失点差で順位が争われるので、細かいはなしをするとツッコミどころ満載なのですが、とはいえ勝ち数だけでみると、乱暴なはなし「半分勝てばよい」のだそう。

これ、ついでにみた割には、結構勉強になりますね。
やっぱり、ACL争いをするようなチームは、負け数は10程度なんですね。こういうチームは応援していてもあんまりガッカリしなさそうですね。ほんと、週末に負けられると、次の週末まで…(以下略)

J1だけだとサンプル的にどうかと思うので、J2もみてみます。

2023シーズンは、1位と2位がJ1へ自動昇格、3位~6位はJ1昇格プレーオフで残りの1枠が争われる形になりました。
結果は先の週末のとおり、3位で終えた東京V(勝率.500)が最終的にJ1への切符をつかんだわけですが…。
続く4位清水(勝率.476)、5位山形(勝率.500)、6位千葉(勝率.452)ということ、そして自動昇格の2位磐田(勝率.500)と、こちらも見事に、というかシビアに勝率5割が一つのラインです。

個人的に、5位の山形の負けが込み過ぎている割に、この順位に立っているのが若干気になりますが、それくらい勝ち数はサッカーにおいて重要ですね。ひとつ勝つかで、3試合分の引き分けなので。
J1同様、こちらも負け数10というのが一つのラインですね。ふむふむ。

NPB[プロ野球](2023シーズン)

こちらは引き分けがほとんどなく、勝率はかなり参考になるでしょう。
セリーグからいきましょうか。(なんか、セ、パって感じですもんね)

1位がリーグ優勝、そして2位と3位でクライマックスシリーズ(CS)へ駒を進めます。
CSへのボーダー、3位DeNA(勝率.529)と4位巨人(.504)をみると、なんとここでも勝率5割がひとつのラインに。
それで思うのですが、最下位の6位中日(勝率.406)からもわかるように、戦力が制度上均衡されているからなのか、そこまで勝率に差が出ないんだなあという印象です。
ただ、試合数が他競技と比べて多い(143試合)ので、1割違っただけで14試合勝てないということになるので、確かに結構負けてるような感じになりますね…(そりゃあ、Bクラスだといろいろ言われるわけだ…汗)

変わって、パリーグ。

こちらもクライマックスシリーズの考え方は、セリーグと同じ。
ということで、ボーダーは3位ソフトバンク(勝率.507)と4位楽天(勝率.496)と、やっぱり勝率5割がラインですね。
ちなみに、CS進出争いが最終戦までもつれて、地元仙台でも「どうだ、どうだ?どうなった?」って感じになってました。
セリーグと同じで、1位は頭抜け出し、最下位は4割代でフィニッシュ、という構図ですね。

NBA(2022-23シーズン)

他競技だけでなくて、同じバスケでも海外もみてみます。
ただ、NBAはNPBのようにクローズドでドラフト制度などの戦力均衡策がありますので、Bリーグと完全に同じレギュレーションではないです。

各カンファレンス、上位10位ずつをピックアップしています。
プレーオフ進出をかけた「プレーイン」に進出するのが7位~10位なので、そのラインで区切ってますね。
トップは勝率7割ですが、やっぱりボーダーは勝率5割あたりですね。

こちらもトップは下振れしているものの、ボーダーは勝率5割。
NBAはあまり存じないので、これ以上ツッコミしませんが、勝率5割は上々なんですね。あとは何試合勝ちに変えられるか、その小さな差になってくるんだろうと。
ちなみにボトムはここでは添付していませんが、勝率2割くらいでした。
ドラフトなどあるとはいえ、NPBと比べると随分と差がありますね。
もしかしたらここらへんは、次シーズンのドラフトに有利になるよう、わざと負けているというのもあるのかもしれないですが、これ以上は詳しくないのでツッコミません…すみません…。

Bリーグ(2022-23シーズン)

昨シーズンの順位を出してみましょう。
まずは、B2から。

上位チームが必要以上に(?)勝っているのもあって、勝率7割をはるかに超える勝ち数を稼いでいるため、ワイルドカードのボーダーは勝率5割を下回り、勝率4割代と下振れしています。
降格チームは勝率3割を切っています。やはり、バスケとは…汗

B1もみましょう。これが本丸。

B2以上に上位チームが勝ちすぎていて、一方の降格争いのチームが勝率3割付近をさまよっているチームが複数と差が出ていることもあって、ワイルドカードは勝率5割だと厳しい状況です。(少なくとも、昨シーズンは)

これ、ほんと言わせてください。

あのー、上位チーム、勝ちすぎではないですかね…?(特に東&西)

上位チームの皆さんがどうこう、ってはなしじゃないんです。

でも、勝率5割でもガッカリしなきゃいけないのって…。

どーなってるんだ、Bリーグ!!!!!泣

すみません、言わせていただきました(笑)

ほんこれですよ…とほほ…。

だってなんか、今まさに2023-24シーズンの途中ですけど、昨シーズンと同じ感じで勝率進行してませんか…?泣
競りすぎるのは、皆さんイヤかもしれないですけど、ほんとうは西地区の魔境がほかの地区でも行われている(勝率が均衡している)のが理想ですよね。はあ…泣

プロスポーツの勝率5割は上位進出へのスタンダード

とまあ、野球にサッカー、NBAまで追っかけましたけども、いかに勝率5割が尊いかとういことがお分かりいただけたと思います。
プロスポーツにおいて、勝率5割は上位チームとしてのスタンダードなわけです。

だから、ナイナーズの「勝率5割」目標って、ちゃんと真っ当なもの、語弊なくいうと半分は負けるもので上出来なのです。

とはいえ、先にご覧いただいたとおりで、Bリーグの上位と下位の差が激しすぎること、さらにはNBAと比較しても上位集団の勝ち数割合が多すぎて、勝率5割でも苦しいという現実です。

これがもし、資金力から来る戦力差が影響しているのであれば、B革新は納得ですね。頼むから、下位チームでもちゃんと、ガッカリせずに応援できるようになってほしいです。いくら負けに慣れているといっても、これはヒドいということが明らかになりましたので…。

ほんとうに、悲しくなる…(泣)

あとはやはり、バスケという競技自体が、戦力差が如実に表れてしまうスポーツなんだという裏返しでもあると思っており、J1へ昇格した東京Vの昨シーズン強化費は5億円程度だったそうです。

これは、J2チームでみても上位のほうではなく、むしろ中位以下なので、それでも勝てるというのは(チーム力が生んだ賜物という前提であるとはいえ)やはりサッカーという競技がいわゆる「ジャイアントキリング」を生みやすい、戦術へのフィットも大きく左右してくるものであるということもできますね。
(ちなみに、東京Vの信条は、ここでは詳しく取り上げないですが結構ナイナーズに似通っています。往年の派手さよりも、案外泥臭さのあるチームらしいですよ)

ということでとにもかくにも、B革新で真っ当な勝率の競技に変わってもらえるように(?)、クラブやリーグ、双方の努力が必要なんだなあと感じたこのごろでした。





今回はこんな感じでしょうか。
最後に、報告です。

今まで、なんとなーく月刊ナイナーズをやっていましたが、今回をもって不定期とさせていただきたいと思っています。

理由としては、年明けから球蹴り定点観測もはじめようと思っており、バスケとの距離感を考えると、熱量のある文章を書けるトピックが出てきたときに、ショットで書いたほうがいいかなと思ったからです。
というのもありますし、単にネタ切れになりそうな気がしているという、頼りない理由もあったりします…汗

やっぱり改めて、毎試合のプレビュー&レビューや、週イチの定期配信などされている方をみると、ほんとうにすごいと思うこの頃です。リスペクト。

それでは皆さま、良いお年を~!
ありゃした~っ!(小林選手風…笑)

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