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浅はかな先入観@コロンビア🇨🇴


テロ組織・コーヒー・マフィア・ハメスロドリゲス・ラダメルファルカオ


カリブ海航路の勤務で初めてコロンビアに上陸する以前、恥ずかしながら僕が持ち合わせていたコロンビアの全知識。



「なんて浅い先入観…!」


カリブ海航路で初めて南米コロンビアの街を訪れた際に出た、自責のひと言。冒頭の通り、その国に対する予備知識ゼロにも関わらず「楽しそうやけど、危ない国に行くことになってもうたわ〜」とビビりながら初上陸の日を迎えた。






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この写真で一目瞭然ですね。いやー、もう絵画の世界。360度全方向にエモい。



僕が滞在していたのはコロンビア北部にある港町、カルタヘナ。

人口約100万人を有するコロンビアきっての観光地で、スペイン植民地時代には南米北部の貿易や軍事における重要拠点だったそう。



まずは職場であるクルーズ船から下船。降りてすぐにトロピカルバード達が放し飼いになっているので、上陸1分でバカンス気分に(こういう演出、ベタやけど大事!)

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バルボッサとかジャファーの肩に乗ってそうですねー

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孔雀。(和歌山県の友ヶ島という砲台無人島には、野生化した孔雀が住んでるそうです。まだ遭遇したことないけど。友ヶ島は国内随一のラピュタスポットにつき絶対「バルス!」って言いたくなります。是非。)



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港周辺は原色キツめのローカルな住宅街で、雑多な感じはあるものの治安はそこまで悪くない様子。(これだけ色んな国で働いているので、治安察知レーダーの精度は中々なもんですw)

「綺麗!」って感じはないけど、歩いている人の割合が多くて良い意味で人間臭さがありました。(車文化が浸透している国の住宅地って、どこか殺伐とした感じありますよね)


バスに揺られること20分程、旧市街に到着。

因みに旧市街は海岸沿いに要塞があって旧市街全体が城壁に囲まれた作りになってます。(余談ですが、僕的な城壁都市第1位はイギリスのヨーク。もう、壁、壁、壁。ハリーポッター好きな人は絶対惚れ込む壁の街。余談でした。)


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カルタヘナもしっかり壁都市なので、入り口がほぼディ○ニーランドの入場ゲート。


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カルタヘナ旧市街は、言葉ならない美しさで、食べ物も美味しくて、ちょっと位ハメを外しても大丈夫な程に治安も良い(少しだけ外しました。ホンマに、少し。)それでいてしっかりラテン色が滲み出ていて、親切な人も多い。



ホルヘという名前のタクシー運ちゃん(運転手さん。和歌山弁、、、なのか?)と仲良くなってよく港から街まで乗せて貰ってたんですが、何故かマッサージの話が盛り上がり、頼んでもないのにマッサージ連れてってくれようとしたり。(サイドビジネスとかじゃないです。親切です。絶対、間違いなく、多分、願わくば。)別の日には「あさイチでお願い!」と頼んだら、ほんまに朝5時くらいから車内でサンドイッチと新聞持ち込みで待っててくれたり。どうしても写真撮りたい所があって、ダメもとでまわり道お願いしたら、料金据え置きで行ってくれた上にカメラマンやってくれたり。

観光や仕事で立ち寄った、となるとやっぱりボッタクリとか諸々のリスクに構える事は大切ですが、本心からの親切にも結構出会うのでそこは上手く見極めたいポイントですよね。



因みに彼もホルヘ。ラテンアメリカ、ホルヘ(Jorge)率高め。(英語読みだとジョージ)

街でいつもアクセサリーを売ってる露天商の兄ちゃんで、カルタヘナに行く度に会って話をする仲に。美味しいお店とか色々教えてくれた僕の旅先案内人。





国も、人も、建物も食事も、イメージとは大違いの素敵な国でした。
普段偉そうに「行かな分からんてよ!」とか言うててすみません。勝手に悪いイメージ持ってました。いや、ほんま、行かな分からんもんです。



実際、経済的な尺度でいくと裕福な国ではないし、クルーズ船の寄港地は比較的生活水準が高いので、国全体がカルタヘナのような所ではないと思います。つまり「行ってみやな分からん、ほんで実際に見たものは全体の一面でしかない」と肝に銘じないと、同じ轍を踏むことになるって事ですね。少し未来に旅行が自由になった時、船に復帰した時、この思いを忘れないように過ごしていこうと思います!



次回も、どこか新しい国を書きます!
ほた、またよー!

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