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特別企画!CrowdWorks DESIGNER BLOGメンバーおすすめの本6選

特別企画第2弾!CrowdWorks DESIGNER BLOGメンバーが選んだ、おすすめの本をご紹介します。みなさんに新しい本との出会いがありますように。(特別企画 第1弾はこちら

DRAFT宮田識 仕事の流儀

宮田識 (著), 花澤裕二 (編集)

デザイン会社DRAFTの代表、宮田識さんのデザインの考えや仕事の仕方、社会への思いが、エッセイの形式でまとめられています。
宮田さんはキャリアを広告の世界からスタートし、独立後、ブランディングの仕事を中心に活躍されました。宮田さんが設立されたDRAFT出身の方には、水野学さんをはじめ著名なアートディレクターさんが何人もいらっしゃいます。
デザインの本はたくさんありますが、数十年におよぶデザイナー人生から紡がれた思想のようなものを読める機会は少ないと思います。明日すぐ使える知識ではないですが、仕事でつまずいたとき、悩んだときに参考になりそうな言葉ばかりです。デザインの仕事に慣れてきた方におすすめです。(紹介者:masato tadano

SHIFT:イノベーションの作法

濱口 秀司 (著)

USBフラッシュメモリのコンセプトを生み出した、世界的なビジネスデザイナー濱口さんによる、イノベーションの「作法」についての本です。
小手先の方法でも、イノベーションとは何かという概念論でもない、イノベーションの作法という切り口で書かれているので、汎用的かつ実践的なノウハウが詰まっています。
記載されている範囲も、発想するところから、実際に世の中に届けるまでを網羅しており、社内で企画を通すというような「インターナルマーケティング」にも触れられているので、日々の業務にも生かせるような金言が盛り沢山です。
とにかく、新しいものを生み出す全ての人におすすめの本です。(紹介者:takuto_yao

明日の広告 変化した消費者とコミュニケーションする方法

佐藤尚之 (著)

10年以上前の本なのですが、現代でも広告の本質を掴む事のできる本です。
消費者の限られた24時間を取り合う時代に、伝えたい相手だけに伝えるには、どうコミュニケーションデザインを行なっていくか。広告だけではなく、戦略PRを含めた「空気を先に作っておく」必要性が書かれています。
企業は本来消費者のためにモノやサービスを作っており、広告はそのためのソリューション活動なのですが、いつの間にか企業のためのソリューション活動に置き換わっていないでしょうか?昨今、広告のあり方が問われる時代ですが、この本では消費者目線に立つ姿勢が書かれおり、広告のあるべき姿と現実にもやもやしているクリエイターや、これから広告を作りたいと思うビジネスパーソンに向けた本です。(紹介者:YUCCA

数覚とは何か?―心が数を創り、操る仕組み

スタニスラス ドゥアンヌ (著)

私たちの日常にありふれた「数」について、様々な実験や検証を元に科学的、歴史的に紐解いています。
例えば、「ポイントは3つに絞ると良い」とよく言いますが、なぜ「3」なのでしょうか。デザインでもなんでも、数はあらゆる場面にあって、私たちは無意識にその数を物差しにし、数え、使っています。
数、あるいは数学とは文化的につくられたものなのか、それとも人間の営みとは無関係にはじめから存在していたものなのか。
あるいは、人には生まれつき数を扱う能力=「数覚」があるのか、「数覚」があるならば、それは脳のどこにあるのか...人の数覚のあり方をより深く解明した本です。(紹介者:はら

今日からはじめる情報設計 -センスメイキングするための7ステップ

アビー・コバート (著)

情報設計の第一人者アビー・コバート氏による情報設計初心者のための本。「情報過多」「情報不足」「不適切な情報の混在」という3つの組み合わせが原因で起こる「混乱」をどう理解するのか。図やイラストを交えながらわかりやすく紹介してくれます。
何かをするにあたって「良い」も「悪い」もあくまで主観的なもの。
私達がどのように世界を捉えるかは、それぞれの経験に基づいているから。
情報は通常目に見えるものではないからこそ、課題や意図を明確にした上で必要なプロセスを経て可視化し、みんなで共有しながら設計していく必要がある。というのを改めて学びせてもらいました。
最後の章で語られる「取り除かれるものは、加えられるものと同じくらい重要です」という言葉がとても印象に残ります。どういった解釈なのか、是非コーヒー片手に読んでみてください。(紹介者:みーた

知の越境法 「質問力」を磨く

池上彰(著)

「私は専門家ではありません。専門家ではないということは恐れを知らないということ。前の壁を越えるのではなく、隣へ越境してみよう。」
本全体を通して捉え方次第で次の仕事に活きるということが滲み出ている池上彰さんの本です。
私が転職する前に出会いたかった本ですが、今読んでもとても興味深いです。
「セレンディピティにどう出会うか」「仕事場の斜めの関係を大事にする」「すぐ役立つものは、すぐに陳腐化する」など、仕事や生活をする上でいかに余白の部分が大切なのかを学べる本です。
むしろ余白の部分の方が本質的なのかもと思ってしまう内容につい引き込まれてしまいました。(紹介者:すけきよ

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