開業資金があまり必要ないフリーランス「でも」創業融資を受けてみた!
理由が「お金」だけで、自分が活躍できる領域を狭めてしまっている方はいませんか?
実はそれ、少ない時間の投資で解決できる問題かもしれません。
独立を迷う理由がお金の方
とにかく今やりたいことがあって、すぐに動きたい方
起業後の収益化のイメージがある程度固まっている方
そんな方に読んでいただきたい私の実体験をまとめました。
はじめに
どうも、Web制作をメインとしたフリーランスのcroomです!
早速ですが、独立をするパターンっていくつかあるかと思います。
しっかり貯金をしてきて、軌道に乗るまでの時間が作れる
副業ですでに収益を上げている
仕事を取れる実績、材料、強みがある
生活費の目処だけつけて勢いにまかせる
謎の自信がある。笑
等々。
私は、3と4に該当するという感じでした。
正直、お金に関しては一抹の不安を抱えた状態での独立でした。笑
なぜ受けようとおもったか
独立を機に制作環境にしっかり投資をしたかったから
キャッシュ化するまでに時間がかかる業態だったから
独立したてで空いている時間があったから
フリーランスといえど立派な業者のため、しっかりとしたサービスをお届けできる環境を作りたかった。これが一番の動機になります。
また、制作の規模が大きくなるほどキャッシュ化までの時間がかかるため資金的な体力が必要なこと、それらを解決する方法を考える時間があり融資を受けることを決めました。
借りられるお金
借りられるお金は「設備資金」と「運転資金」となります。
もちろん、生活費は事業と直接的な関係がないため計画書に折り込むことができません。
生活費はきちんと貯めてから独立を考えよう、ゼッタイ。
金利の話
正直そこまで金融に関しての知識がないため一概には言えませんが、そんな私が「これくらいで借りれるんだ!」というのが感想でした。
具体的には1.3%で融資を受けることができました。(但し、かなり条件によるもの)
算段をしっかり立てて、融資を受けることでその金利分を回収&さらに収益見込めるのであれば私は絶対に借りたほうがよいと思っています。
また、万一の働けなくなるリスク(病気、怪我等)に備えられる団体信用保険なども用意されている場合があるので、一般的なお金を借りることに対するデメリットより、はるかにメリットの方が大きいと感じました。
実際の流れ
まず、最初に私が感じた融資を受けるポイントを紹介します!
いきなり応募しない
→計画書の内容に不備やまとまっていない場合、悪い印象を与えてしまうため必ず第三者機関の目を通してからにする
融資を受ける上できまった流れはない
→自分でそのストーリーを作り上げる必要がある
計画書にかかれている内容の良し悪しより、すべてに筋が通っていることが重要
→後々、面談時に計画書に沿って説明が必要になる
身の回りで融資を受けた人を探してみる
→ストーリーを考える上で非常に参考になる
自治体が行っている創業支援等を受ける
→金利の優遇や、自己資金要件の緩和などが受けられるから基本受けたほうがよい(名古屋市はあった、ない場合はごめんなさい)
はやめに動く!!
→すぐに融資が実行される場合ではないので、本当に困る前に動く
上記であげた融資実行までのストーリーの一例として、実際の流れを紹介します!
1. 融資制度について調べる
まず、どんな融資制度があるか簡単に調べて理解することから始めました。
どんな銀行がどんな条件で融資を行っているかを調べました。
ただ、創業融資のためそこまでパターンがないかと思います。
私は日本政策金融公庫の創業融資を選択しました。
2. 創業計画書のたたきを作成
選択した銀行のフォーマットに従って、創業計画書を作成していきます。
最初からいきなり書き始めることは難しいと思うので、実際に記載した内容を公開されている記事や書き方をまとめた記事を参考にしました!
また、公式にもサンプルを上げてくれている場合もあるかと思います。
但し、難しく書かれている記事も多く、苦手な方はあくまで自分できちんと説明ができる内容が記載できればそれでよいと思います。
(フリーランスの規模的にもそこまで凝った内容にしなくても良い!自分の言葉で書くことが重要!)
私は下記の記事を特に参考にさせていただきました。
3. 相談にいく
商工会で用意されている相談窓口を利用させていただきました。
他にも銀行でも相談できる機関を用意してくれている場合もあるかと思います。
こちらで中小企業診断士の方に計画書を見てもらい、指摘をいただけることでブラッシュアップすることができます。
また、応募前に計画と希望の融資額に妥当性があるか判断できる材料になります。
私の場合は、計画に対する融資の希望額が低かったので具体的にどうやって金額を設定するかアドバイスをいただき、変更しました。
計画の内容がしっかり書けていたので、その場で中小企業診断士の先生に商工会の日本政策金融公庫の担当者とつながりのある方をご紹介いただきました。
4. 銀行の担当者と面談
商工会の方を通じて、日本政策金融公庫の担当者さんとの面談(応募前)を設定いただきました。
実際に融資を受ける相手の方に計画書を見ていただく機会となるので、より具体的なアドバイスをいただきました。
その時点で良い感触をいただき、応募に進んでくださいとお話をいただきました。
5. 応募
必要な書類を準備して、ネットから応募を行いました。
その後、前回面談した担当者さんよりご連絡をいただき、正式な面談を設定いただきました。
面談はすでに担当してくださっている方と金額的面の最終確認を行った程度で、すぐに融資決定のご連絡をいただくことができました!
6. 融資実行!
融資決定の連絡をいただいた後、郵送で契約書を取り交わし、無事着金いただきました。
融資を受けようと思ってから約2ヶ月程の期間で融資を受けることができました。
終えてみて、良かったこと
金融の勉強になった
→今後も事業拡大の際に調達できるイメージが持てた
また、融資実行と返済の履歴があれば今後の信用にも繋がります
落ち着いて制作に望めるようになった
→当面の資金が準備できて、今やるべきことに注力できるようになった
計画書をもとに今後の目標が明確になった
→ぼんやりとしたイメージをしっかり妥当性があるのか確認しながらまとめることができて、大きな自信につながった(銀行が融資してくれるような事業を運営できていることの証明となるから)
最後に、創業計画書を書くと聞いて苦手意識がある方も多いと思いますが、きちんとメリットを理解して戦略的に望めば面白いものです!
私の場合、独立後でも十分に間に合ったのでまだ開業していない方が取り組むとさらに大きなアドバンテージを得られるかと思います。
是非興味があれば、開業への一歩として取り組んでみてください!
融資を検討している方で、ご連絡をいただいた方に実際に私が融資を受けた創業計画書をお送りいたします。
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