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【一人旅京都】 知らない京都を見に行こう 【国家安康・君臣豊楽】

実は2月に、京都に行った。緊急事態宣言が出ていたのでひっそりと一人で。清水寺とか、金閣寺とか、宇治の抹茶とか、生八ツ橋とか、SNSでよく見る観光スポットには行かないと決めていた。いわば「知らない京都」を見に行った。

この旅行の様子はInstagramにもあるんだけど、noteにも載せておきたい。


一人で歩いた京都でトップクラスに楽しかったのがここ。


京都市にある、豊臣秀吉が祀られている豊国神社。歴史好きな人からしたら、これも立派なメジャー観光地だと思われてしまうかもしれない。でも無知なぼくは、数日前に大坂城で豊臣秀吉の展示を見た時にこの神社の存在を知ったので、ここに寄る予定は全くなかった。一人旅のいいところである。



うちの家族は初詣に行こうがなんだろうが、おみくじを引いたり絵馬を買ったりという習慣が全くないんだけども(大学生になって友達と初詣行ったり旅行先で神社に寄ったりするようになって初めておみくじを引いたくらい)、ここでは絵馬を買ってしまった。それくらい、豊臣秀吉に惹かれている。

2020年放送開始の大河ドラマ「麒麟がくる」で佐々木蔵之介が演じた豊臣秀吉(木下藤吉郎)は、初登場時には字も読めない若者だったのが、信長に気に入られて地位も高くなるにつれて、口調も服装も厳かになっていって、その中でも少しお調子者というか、コミカルな部分も残っている、とても魅力的なキャラクターだった。そもそもぼくは大河ドラマをしっかり見るのが生まれて初めてだったこともあり、教科書とかで見る肖像画や、太閤検地とか朝鮮出兵といったような単語だけじゃない、豊臣秀吉の人間としての奥行きを感じた。ぼくの中の豊臣秀吉像は完全に佐々木蔵之介だ。


そしてお隣の方広寺にもお参りした。
東大寺、知恩院の鐘とともに日本三大名鐘のひとつに数えられる鐘があるこのお寺。しかしこの鐘に刻まれた銘文のうち「国家安康」と「君臣豊楽」の4文字の組み合わせ2つが問題を呼ぶことになる。言わずと知れた徳川幕府初代将軍、家康の名を分断したということで徳川家の反感を買ってしまい、大坂冬の陣のきっかけになったんだとか。
小学校の頃、人の名前をいじっちゃいけませんと教わった。そういうのは昔から変わらないのかな。



方広寺では特別展示が計画されていたみたいだけど、コロナ禍で延期されてしまっていた。また来たいな。京都まで来て、一人でこれだけのんびりできることがあるかわからないけれど。一人旅のいいところは、こういう休館とか延期とかのアクシデントがあっても、「うわあマジか!」となることもなく、「ふーん、ならこの後どうしようかな」なんてコーヒーでも飲みながら考える時間が生まれる、そういうところにある。




今日は少し気分を変えて、Wikipediaじゃないサイトを参照して今日は何の日かを見てみる。

1612年、あの宮本武蔵と佐々木小次郎の決闘が行われたことから「決闘の日」らしい。また、1888年には東京・上野に日本初の喫茶店「可否茶館」が開業したので「喫茶店の日」なんだそうだ。


毎日投稿を続けるとなると大変なので、今日みたいな“手抜き”の投稿があってもいいじゃないかと自分を甘やかす。

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