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ゼロイチ法務 Volume9

今回は、ガバナンスに関わる法律です!

伝えたいこととしては、①ガバナンスのざっくりとした意味とその重要性を学び、②最低限の初期的なガバナンス体制を整えること、です!


ガバナンスとは?

ここでガバナンスとは、会社におけるガバナンス、すなわち、コーポレートガバナンスのことを指します。

統一的な定義はないと理解していますが、難しく言えば、「①経営者が企業競争力を促進するための経営を行うように,②株主をはじめ顧客・従業員・地域社会等の立場を踏まえた上で,③経営者による企業経営を監視・牽制すること.」と考えています!

ただ、要するに、健全な経営を行うために、第三者、特にステークホルダーの目を入れましょう!ということだと理解しています。

初期的なガバナンスは、エンジェル投資家や、VCなどが担うことが多いかと思います。まとめると、下図になります!


初期的なガバナンス

初期的なガバナンスにおいては、主に、会社法上の要請のものと、その他の要請のものが存在します。

会社法上の要請とは、主に株主総会での報告や、承認を指します。株主総会は、定時株主総会と、臨時株主総会があり、前者は年度末後3ヶ月に1回行われるもの、後者はいつでも開催されるものがあります。

会社法上、最低限の重要事項については、株主に対する報告や、承認を得るように定められており、株主総会を通じて初期的にはガバナンスを効かせます。

また、そのほか、投資契約書を通じ、会社法上の要請を超えて、重要な事項については、投資者(株主)に報告や、承認を得るように定めることもあり、内容によったガバナンスの効かせ方となります。

なお、そのほか、法律や、契約書を超えて、株主との関係では、事業戦略に対する相談や、その他インシデントの相談など普段から関係性を構築することでなるべく長期持続的に会社持続的に成長するようにガバナンスを効かせることが一般的です。



今日は、ガバナンスにまつわる法務を簡単に話しました。会社法上定められていることは、限定的であり、いずれにせよ大事なことは、相談を密にして、第三者の目を断続的に入れることが長期で見ると持続的な会社になるために大事です!

過去のログ
ゼロイチからアーリーのための法 Volume1|Takahiro Matsunaga
ゼロイチのための法律の教科書Volume2|Takahiro Matsunaga
Takahiro Matsunaga - ゼロイチのための法律の教科書Volume3
ゼロイチ法務 Volume4|Takahiro Matsunaga
ゼロイチ法務 Volume5|Takahiro Matsunaga
ゼロイチ法務 Volume6|Takahiro Matsunaga
ゼロイチ法務 Volume7|Takhiaro Matsunaga

ステータスマップレベル1
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なお、永遠のアップデート版なので、今後の実践や、気づきによって適宜加筆修正をしていく予定です!
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私が所属するREAPRAのガバナンスチームでは、上記のような、投資先に対する支援体制の構築を含めた、長期持続的なガバナンス体制の構築を一緒に行っていただけるインターン生を募集しております!

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