ゼロイチからアーリーのための法 Volume1
初めに
こんにちは!株式会社REAPRAの松永です!
今日から、3ヶ月に渡って、アーリーフェーズの会社を経営する方々が、長期で叶えたいミッションの実現のために必要だと考える法の見方を発信して行こうと思っています。
Why(なぜやるか?)
そもそもアーリーフェーズの会社が守りの部分も取り組むべきかという理由が大きく3つあると考えています。それは、①守りなしの攻めでは危険であること、②差別化要因になること、③投資効率がいいこと、の3つです。
①守りなしの攻めでは危険であること
投資先の起業家が仰っていましたが、会社経営をサッカーに例えて、「サッカーではオフェンスが強くても、ディフェンスが弱ければ、負けてしまう。それと同じで、会社経営も守りの部分を疎かにしてしまうとやはり長期で成長する会社にはならない」。これはまさにおっしゃる通りで、中長期で伸びゆく会社するためには、守りの側面の観点も重要だと思います。
②差別化要因:特にアーリーフェーズでは見過ごされやすい
想像に難くないと思いますが、アーリーフェーズの会社では、リソースはもちろん足りない上、そもそも何をどうすればいいのかわからない状態が多いです。特に多くのアーリーフェーズの会社では、守りの観点が薄い上、リソースが足りないし、ましてや外部専門家に頼むわけにもいかないというジレンマも。
③投資効率が良い
実は長期の投資対効果が一番高い。最低限のことを早めにやっておくことで、その後の投資効率がいいと思います。大抵、後々になって、やっていないことが発覚し、過去に遡ってやるケースが多いです。
Who(誰に?)
まずは、以下の会社を対象にしています。
世代を跨ぐような長期の社会課題解決をミッションとする会社
エントリービジネスが陳腐な領域
ファイナンスレバーを引かない
多数の株主がいない
作り込みと探索を通じて黒字化を目指す
逆に、対象ではない会社は以下。
いわゆる新規性にいきなり入るスタートアップは除く
→ビジネスモデルの適法性や、知財などは扱わない。
What(何を?)
世代を跨ぐような長期の社会課題解決をミッションとする会社(ゼロイチからアーリー)に対して、最低限理解するべき法構造をお伝えし、その差分を埋めるように促し、安心して、ミッション達成に尽力することができるようにすること
How(どうやって?)
全12回の構成
以下、第12回の構成の目次。
第1回 本稿
第2回 全体像/Perspective Flame
静的な整理
ビジネスモデルの法的理解
組織の法的理解
動的な整理
商流毎の整理
1年毎の整理
中長期の整理
各論
第3回/第4回 ビジネスモデルの法的理解
第5回-第7回 商流毎の法的理解
第8回 会社組織における法的理解
第9回 年間の法的理解
第10回 未来の法的理解
第11回 ゼロイチからアーリーの最低限のレベル感
第12回 まとめ
最後に
以上ですが、全12回チャレンジの意味も込めて頑張っていきたいと思います!
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私が所属するREAPRAのガバナンスチームでは、上記のような、投資先に対する支援体制の構築を含めた、長期持続的なガバナンス体制の構築を一緒に行っていただけるインターン生を募集しております!
また、私個人としては、スタートアップ、ガバナンス、コンプライアンなどのキーワードにて、ディスカッションしていただけるパートナーの方も募集しております。
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