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未来ある子供達が可哀想です

フェンシングというスポーツは常に進化や変化しており
最新のルールやトレンドは日々学ぶことが大切になってきます。

当然ですが選手は試合に勝てるようにするため。
学びながら戦略的に選手は育っていき大会で一つでも良いプレーをしようと練習に励むのです。

指導者も学ばなければなりません。
指導者は選手に誤ってプレーや成長をさせないために学び続け指導に落とし込んでいくことが必要です。

またフェンシングでは審判は人です。
人が勝敗を決めるので審判も同様に学び
判定することが求められます。

これが苦しい現状

ここで問題があります。
地方のローカルな大会や試合では選手と指導者と審判との間でルール理解度の差があり苦しんでいる方がいるということです。

特に審判に理解度が現代のルールから離れていると選手と指導者は苦しめられてしまうのです。

フェンシングでは誤審はつきものです。
人間の目で判断しているので間違えることもあります。
審判はとても難しいので選手も指導者もそれは理解しています。

今回伝えたいのは審判をする方が
学びが浅いことによりルールを根底から崩してしまったり
審判自身が判定基準を作らないことで、選手が困惑してしまい苦しい想いをしているということです。

苦しむ理由

今フェンシングを学んでいる子供たちや生徒たちは、できる限り最新のルールにて勝つための練習を戦略的に行っていて今のルールや判定の中で闘っています。

大きな大会になれば全国から今を学んでいる審判が集まりルールや判定にも一定の基準を持っているので選手たちはフェアに戦えるのです。

ただその全国区の大会に出るための地方の大会にてルールや判定のレベルが低いと今を学んできている生徒たちが苦しんでしまい嫌な想いをしてしまうのです。

つまり審判よりも選手の方がフェンシングに触れている機会が多いというのが選手が苦しむ理由になるのです。
そこに温度感があると苦しむのは選手なのです。

審判は選手のために

審判も選手と同じく多くの機会に触れろとは言いません。
ただルールや判定は常に変化しておりトレンドもあり5年前、10年前と比較すると大きく変わっていることもあります。

実際に指導者でも日々フェンシングを見ていないとわからなくなることもあります。
なので審判の方は自分は絶対に正しいと勘違いして学ぶことブラッシュアップすることを辞めるなら選手の前に立つ資格はないのではないか。

第一戦で戦って日々努力している選手に対して
とても失礼だと私は感じます。

審判は作業ではありません。
フェンシングで最も重要なところであり試合を決めるのです。

審判は絶対?

審判の決定は絶対というのが基本です。
ただ、近年ではビデオ判定が導入されたり
判定の基準を細分化していくことで
審判個人の独断と考えだけでは
判定しないように整備されてきています。

地方の大会で審判絶対として
選手がその審判に沿ったプレーや練習をした場合に地方では勝てることができても
いざ全国区の大会に出たら極端ですが真逆の判定をされるとなったら選手はどう感じると思いますか?

私は審判に沿ったやり方は絶対にしたくない。
戦術的に審判の癖を見抜き対応することは必要だと思いますが、
審判によって選手の進化を変えるのは違うなと感じます。

最近いつフェンシングを学んだ?

見ていないと判定する力は劣っていきますし
時代と共に置いていかれていくこともあります。
だからこそ、審判される方には少しでも
現代のフェンシングをYouTubeやSNSなどのコンテンツで学んでほしい。
今は全国の方がそれができる時代です。

私は指導者として全国各地の方のレッスンを取ったりお話を聞くことがあります。
地元の試合で判定によって苦しめられている選手の声を聞くことは少なくないです。

全国各地でそういった苦しい思いをする方が
少しでも減ることを望んで日々発信し続けていきたいと思います。

最後に

審判の方には日々感謝しております。
審判の方々の努力がなければ良い試合ができません。
選手、指導者、審判が互いに自信があるからこその意見のぶつかり合いができると良い試合になると思っています。

地方によっては人がいないことや予算の面で
難しいこともあるのは重々理解しています。
だからこそフェンシングという競技に対して
向き合い方を考えることが大切になります。

学ぶことを辞めないこと。
それを強く願います。



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