新入社員は考える。人を笑顔にする広告ってなんだろう?
自己紹介
はじめまして!
2022年4月にADKクリエイティブ・ワンに入社した、勝山葉月と申します。コピーライターとして採用され、現在は、ADK CREATIVE MALL(クリエイターを自由に選べる専門店街)の中にある、「エフェクティブ・コンテンツ」というコンセプトを掲げたチームに在籍しています。
コピーライターとして採用とは書いたものの、コピーの右も左も分からない見習いの身。いざ業務が始まると、先輩たちについていくので精一杯…。
新しいことを1つ学ぶと、疑問や問題が10出てきます。
「とりあえずやってみよう、なんとかなるはず。」という精神で四苦八苦しながら、修行の日々を送っています!
未知の世界だった配属先。
配属直後「エフェクティブ・コンテンツ」というチームについて、感じたことと言えば「えっ!あのCMもこのCMも、このチームが作っていたの?ってことは、撮影で有名な人に会えるの!?」という、超ミーハーな感想のみ。
最近になって、やっと少しずつチームの強みを理解してきました。私自身、まだまだ手探りではありますが、その特徴についてまとめると、
「エフェクティブ・コンテンツ」とは、お茶の間の定番になるような表現制作と、クライアント様との中長期パートナーシップを目指すチーム。
ということなのですが・・・。自分なりに咀嚼して分かりやすく、これからみなさまにお伝えできればと思います!
生きるための四大要素「衣食住笑」
私は時間さえあれば劇場に足を運ぶ「生のお笑い」大好き人間です。先日は2週連続で、大阪・なんばにある「よしもと漫才劇場」に行ってきました。私の生活は、お笑いによって成り立っていると言っても過言ではありません。人を笑わせるという職業、芸人さん。好きを通り越して、尊敬しています!個人的に大好きなのは、ダブルヒガシさんです。興味のある方はぜひ、検索してみてください!
人生の「なんだかなぁ…」から救い出してくれたお笑い。
学校が嫌いだった小4の夏。
学校に行きたくない気持ちが爆発し、その反動で家に引きこもっていた小学校4年の夏休み。ふと母親におすすめされたドリフにどハマり。宿題そっちのけで、借りてきたDVDを食い入るように見ました。(私も「志村っ、うしろ~!!!」と叫んでいた一人です。笑)そのおかげもあって、新学期は完全復活を果たしました!
ツイてなかった高校入学。
入学式の翌日に胃腸炎になり、女子の仲良しグループ結成の波に乗れなかったときは(あの気持ち、、、一生忘れません。涙)放課後、一目散に家に帰り「笑う犬」のDVDをヘビロテ。特に大好きだったのは、ホリケンさんの「スーパー刈り上げ花嫁クリコ」というコントで、一言一句セリフを言えるまでに!
就活からの逃避。
面接直後に「これは落ちたな。」と絶望したときは、その結果に向き合うことが怖すぎて、速攻YouTubeで芸人さんのネタを再生。気持ちが落ち込まないよう、何とか持ちこたえていました。
思い返してみると、人生の「なんだかなぁ・・・」の場面では、いつもお笑いによって救われていたのです。
テレビ=安心感 / 劇場=非現実感
テレビで見るお笑いと、劇場で見るお笑いでは、それぞれ違った特徴があると思います。
ホッとする「安心感」とお笑い番組。
まず、テレビのお笑いは、何といっても絶大な「安心感」ではないでしょうか?「安心感」と一言で言っても、いろいろな種類があります。みんなが楽しめるよう、プロの手によって分かりやすい構成・編集がされており、テレビをつけているだけで「ふふっ」と「ガハハ!」と笑わせてくれるような笑い。また、ドリフのように「定番」となり、世代を超えて長く愛されているホッとする笑い。その笑いがもたらしてくれる「安心感」のおかげで、私の人生は救われてきました。
「特別感」と「非現実感」が入り混じる劇場。
そして劇場で見る、生のお笑い。「いつもはテレビの中にいる芸人さんが、目の前でネタを披露していて、私は大笑いしている。」
まるで、芸人さんがテレビの中から飛び出してきたような感覚に陥る。そんな不思議な時間と空間には「非現実感」があると、劇場に足を運ぶたびに思います。
また、ネタの最中に「クスクス…」とどこからともなく湧いて、どんどんと大きくなる会場の一体感。まさに、劇場ならではの体験です。芸人さんのネタを見て笑いたい。テレビでは披露しない、ファンしか知らないくだりが見たいなど、同じ目的を持った人が集まっているからこそ、躊躇なく笑うことができる。そんな記憶に残る特別な体験をさせてくれるのも、劇場で見るお笑いの特徴だと思います。(何度行っても飽きないあの空間、新しい趣味をお探しの方。「お笑い鑑賞」いかがでしょうか?)
漫才のルーツは平安時代にあるというのですから、お笑いはいつの時代も人々に愛されてきた、コンテンツと言えるのでは?と思います。
お笑いは定番かつ、最強の安心コンテンツ。
お笑いにはバッドエンドが存在しません。どんな道のりなのかはわからないけど、最終的に笑って元気になるというゴールが確定しています。それはまさに、「定番かつ、最強の安心コンテンツ」なのではないでしょうか?
祖母が証明していた、お笑いのコンテンツ力。
突然の思い出ばなしになりますが、小学生のころ、土曜日によく祖母の家に泊まりに行っていました。夕飯を食べ、お風呂に入って、「エンタの神様」を見て寝る。これがいつものルーティンでした。「あー、おっかしかった。」と言いながら、なんだかホッとした様子で布団に横になっていた祖母。(ぜひ、長生きしていただきたい!)何気ない日常でしたが今思うと、お笑いは祖母にとって「定番かつ、最強の安心コンテンツ」だったに違いありません!!
広告からたのしいを発信したい!
私は中学生のころから、CMや電車の中吊り広告で目にするキャッチコピーが大好きで、コピーライターを目指しました。なので最近の、「誰しもが、広告を好んで見ているわけではない」という風潮をとても寂しく思っています。
だからこそ、「定番かつ、最強の安心コンテンツ」であるお笑いの要素を広告にも取り入れることが出来たら、長く愛してもらえるコンテンツとしての広告が生まれると思うのです。見ているだけで元気になれるお笑いのように、見ているだけでワクワクして、しかも商品を買ってみたくなるような、そんな楽しい広告があったら。きっと今よりもずっと広告を、また商品を好きになってくれる人が増えてくれるのではないでしょうか?
テレビ・YouTube・SNSと情報過多な世の中だからこそ、定番という安心感は力を発揮できるんじゃないか?と新入社員ながら考えています。
結局「エフェクティブ・コンテンツ」って?
「エフェクティブ・コンテンツ」とは、お茶の間の定番になるような表現制作と、クライアント様との中長期パートナーシップを目指すチームです。そのために「たのしい!おもしろい!きになる!」という感情を作り出し、見た人に商品のファンになってもらう。そんな、生活者との関係性を大切にしているのではないかと思います。
「誰しもが、広告を好んで見ているわけではない。という風潮を寂しく思う」と先に書きましたが、この切ない状況を打破する力を持っているのが、このチームなのではっ!?と、私はこの数か月間で感じるようになりました。
見ている人が愛着を持ってくれるような、お茶の間の定番となるような。そんな広告をお求めの際は、ぜひ一度ご相談ください。くすっと、笑ってしまうようなものから、まじめなシリーズ広告まで、ご希望に添えるよう全力を尽くします!
笑顔を生み出すコピーライターを目指して。
この記事を書きながら「私はどんなコピーライターになりたいんだろう?」とずっと考えていました。まだまだ答えは出そうにありませんが、1つだけ明確になったことがあります。それは「私の作った広告やコピーを見て、誰かが笑ってくれたらうれしいな~」ということです。
私はお笑いが大好きですが、お笑い芸人にはなりませんでした。なので芸人として人を笑顔にすることはできません。しかし、お笑いと同じくらい大好きだったコピーを書く仕事に就きました。だから私は広告というコンテンツで、人を笑顔にしていきたい。お笑いにはお笑いの、広告には広告なりの笑顔の引き出し方があると思います。
「お笑いは、定番かつ最強の安心コンテンツ論」を、エフェクティブ・コンテンツの表現に組み込み、見た人をたのしい気持ちにできる広告をたくさん作っていけたらと思います!
つたない文章にも関わらず、ここまで読んでくださったみなさま、ありがとうございました!人を笑顔にするコピーライターに少しでも近づけるよう、今日もがんばります!
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