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危うい国際決済ネットワーク

PIXは、BCB(ブラジル中央銀行)が開発した“いつでも送金や決済が可能で、国際決済ブランドに依存しない、銀行口座と直結した A2A決済”のこと。
これを見た時、素直にすごいなーって思った。
2020年に導入されたが、2023年にはクレジットカードとデビットカードの合計取引額より約23%も多くなっており、送金額は17兆レアル(日本円で約520兆円弱)にまで膨らんでいる模様。
それに、今年秋口だったか“PIX Guaranteed”というサービスがはじまるようだが、これは既存クレジットカードの優位性を飲み込んでしまうことは想像に容易である。国民の7割がすでに活用しているということは、取って代わられたと言えるモノだと思うし、これを各国独自に導入し、世界のスタンダードにしても良いのではないか?と思ってしまう。

手数料ひとつ切り出してもPIXだと0.22%(10回分)と劇的に安い・・つまり1回0.022%ってことだ。既存国際決済ネットワークがもう危ういと言って良い。
“決済では劇的な変化が起きている。社会は、より速く、安く、安全で、透明、そしてオープンなものを求めている”と中銀総裁がリリース時に語ったが、まさにそうであることは疑いようがない。決済チェーンでの仲介事業者がいなくなるのは、決済者にとって大幅なコスト削減につながり、相互に有効だと言える・・
さて、この流れ世界に伝播するだろうか?そこが一番の懸念である。。
“米ドルネットワーク”の凋落・・それこそが世界平和の一歩だと僕は勝手に思っていたりする。

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