もしかしたら人生はハンバーガーなのかもしれない
こんにちは!FLAGS - ミレニアルズの生き方研究所 - です。
前回の投稿では、中に人の話 その1として、富士通のデザイナーとしての難しさや楽しさについてお伝えしました。
今回は、このnoteのモチーフにもなっているハンバーガーについて、なんでハンバーガーなの?という話をしたいと思います。
はじまりからもうハンバーガーはあった
初回記事「はじめまして!FLAGSです!」でも紹介させていただきましたが、この活動のはじまりには、私たちが将来に対して漠然とした「不安感」を抱えている事がありました。
コロナ禍で露呈した社会課題に対応するニューノーマルが続々誕生している一方で、私たち若年層の意見があんまり反映されていないのでは?という印象がありましたし、実体験として、孤立したり先行きが見えない未来を不安に思うことがありました。
デロイトトーマツの調査を見ると若年層はコロナ禍を受けて将来に対して非常に不安を抱いていると記されており、私達だけがが感じていることではないとわかりました。
ここから、
・将来を担う若者世代の悩み・想いが彼らを支える先輩方に届いていない
・その一方、価値観が複雑に多様化しているため若者同士でも悩み・想いの
共有がうまくできていない
という2つが課題なのではという仮説のもと、
若年層(Z世代~ミレ二アル世代)の悩み・想いを可視化することで
いまを支える先輩方へ悩み・想いを届けてアクションを促したり、若者同士で共有してお互いのアクションを促したりできるのではと考えました。
そして、その表現アイデアとしてハンバーガーが生まれました。
普段の仕事ではできないことをやってみたい!という想いもありましたが、
・1つの言葉・要素では表しきれない人の感情・状態を、酸いも甘いも
併せて表現できそう
・年代問わずなじみのあるもので表現することで世代を超えて
伝えられるのでは
という想いを込めて考えていました。
例えば、バンズ:今の生活レベル、パティ:生活のコアとなる思い、ソース...というように具の種類とテーマをかけ合わせる、等
メンバー内でも「いいね!」「楽しそう!」と盛り上がり、
ハンバーガーを実際に作って食べてもらいたいね、という話にもなっていました。
ハンバーガーを離れた時期
しかし、コロナウイルスの影響で食べ物の提供や、人を集めたイベント開催のハードルが上がっていることを鑑み、一度ハンバーガーのアイデアから離れることにしました。
そこから、もう一度悩みの調査や分析に立ち返りながら、複雑で難しい現代を生きる私たち若年層がよりよく生きるために何ができるのかを考えました。
様々なアイデアのプロトタイピングをしたり紆余曲折在りながらも「プロトタイプ公開!FLAGS WORKSHOPであなたの軸を見つめ直そう」でお伝えした「自分の軸を見つめ直す~FLAGS WORKSHOP~」にたどり着きました。
※ここまでの経緯を詳しく知りたい方はこれまでのnote記事を見てみてください
やっぱりハンバーガーがぴったり!?
潜在的・顕在的に良い影響を受けている人のいいところから、自分の潜在的な大切にしたいこと気づく本ワーク。ワークショップでやってみてもらい、ワークの内容にはある程度効果があったり、参加者からも「面白かった」等のコメントをいただけたりと、ワーク自体が完成に近づいてきたとき、ワークをもっと手軽に、一人でもできるような形でもっと広めたいと考えるようになりました。
ワークを行うかたちとして、
気持ちが整うようなお香と一緒に届けるのはどうか?
FLAGを実際に工作して部屋に飾るのはどうか?
童心に帰って粘土をこねながら考えるのはどうか?
などなどいろんなアイデアを考えては試してを繰り返しました。
でもどれもワークとおまけ、というような感じになってしまい一体感がでないことに悩みました。
そこで、初心に帰って活動開始当初1番メンバーが盛り上がった、ハンバーガーのアイデアに立ち返りました。
ワークのなかの、良いなと思う人やその要素は、まさに私・あなたに影響を与え、いまの自身を構成するものなのでは、ということで、ハンバーガー自体を私・あなた自身と置き換え、良いなと思う人やその要素はパティやトマトなどの具材と捉えられるのでは!と考えたからです。
さらに、具材をたくさん重ねるだけでは崩れてしまうというところから、ピック(軸≒旗≒FLAG)があるとしっかり自立したハンバーガーになるということで、不安定な時代を生き抜くには軸が重要なのではという私たちの仮説との親和性が高いことを発見し、またひと盛り上がりしました。
このような議論を通してハンバーガーをモチーフに1人でも気軽にできるワークのかたちを検討した結果、Webアプリを作ることにしました。
Webアプリを作っていく話はまたどこかでできればと思います。
※画像はイメージです
今回は、私たちデザイナーが「もしかしたら人生はハンバーガーなのかもしれない」と思った理由についてお話してきました。しれっとモチーフになっているハンバーガーですが、ただならぬ想いが込められていることが伝われば嬉しいです。
※掲載内容はFLAGSメンバーの見解であり、富士通グループを代表するものではありません。
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