見出し画像

プロトタイプ公開!FLAGS WORKSHOPであなたの軸を見つめ直そう

こんにちは!FLAGS - ミレニアルズの生き方研究所 - です。

前回の投稿では、「悩みのストーリーを発見!ある日の打合せの様子」ということで、私たちのリアルな打合せの様子をお見せしました。プロトタイプでの検証や、アンケートやインタビューで集めたミレニアルズの悩みをより詳細に分析したことで、また一歩解決に向けて前進した気がします。

今回は、アイディエ―ション、プロトタイプ化、実践・検証を一通り終え、私たちの活動の最終化に向けた次のステップとして作成した「自分の軸(価値観、信条、大切にしていること)を見つめ直す」ワークが体験できるプロトタイプを公開し、またこのプロトタイプの公開に至った背景についてお伝えします!

プロトタイプ公開!あなたの軸のもととなる価値観を見つけよう

キャプチャ_3

「自分の軸を見つめ直す~FLAGS WORKSHOP~」体験ページはこちら

FLAGSは、「ミレニアルズがよりよく生きるためにできることは?」をテーマに活動しています。ミレニアルズは、先の読めない不確実な時代、また「クォーターライフクライシス」と呼ばれる人生の停滞期にあって、生きづらさを感じることも多い世代です。「自分の軸を見つめ直し、明確にすること」、またその軸をベースに日々の判断や行動ができるようになることが、よりよく生きることにつながるのでは、と私たちは考えます。

ミレニアルズの悩みの分析から導き出した本ワークショップは、オンラインで複数回実施し、多くの方に「やってよかった」「自分の軸をはじめて言葉に出来た」とご意見をいただき、自分の軸を見つ直すことに大変有効だと感じています。今回、Webアプリ化を目指したプロトタイプを、GoogleFormを活用してオープンに公開し、体験できる形にしました。

自分自身の生き方や働き方のベースとなっている軸を、フォームの質問に答える形で導き出すことができます。

1時間弱お時間を要しますが、じっくり自分自身の軸とは何か、考えてみませんか。事前、事後のアンケート含め、みなさんの率直なご意見・ご感想をお待ちしております。

FLAGS WORKSHOPのプロセス

キャプチャ__

このプロトタイプの進行プロセスは非常にシンプルです。

STEP1:いいなと思う人を3人あげます
STEP2:その人のどんなところをいいと感じているかを書き出します
STEP3:書き出した中で、特にいいと感じるところ、自分も取り入れたいと感じるところをチェックします
STEP4:最後にチェックしたいいと感じるところを意識しながら、自分の大切にしたい軸を文章として記述します

いきなり「自分の軸を考えましょう」「あなたの価値観は何ですか?」と聞かれても、パッとは思いつかないことが多いです。

無理に自分の軸や価値観に気づこうとしたり、自分で自分のいいところを考えるのではなく、「潜在的・顕在的に良い影響を受けている人のいいところ」という視点に切り替えて、取り入れたいところを抽出することで、自分の大切にしたいこと=軸に気づくことができます。

プロト公開に至った背景 ミレニアルズの多様な悩み、どこから取り組む?

ミレニアルの生きづらさにつながる悩みは多様であることは、前回の投稿の通りです。

私たちがよりよく生きられる、望ましい状態を「自分自身の軸をもって、行動ができている」状態とします。多様な悩みを分類し、望ましい状態へ向かう道筋を作ると、以下の通り3つのステップがあるように思えます。

キャプチャ_4

「自分の軸が分からない」「軸を定義できない、言葉に出来ない」という悩みに対し、
⇒STEP1:自分のこと、自分の軸をよく理解する
「自分のスキルがない、またはそう思っている」「ライフイベント依存」「生活のための仕事とやりたいこととのギャップがある」「先々のことを考えることができない」という悩みに対し、
⇒STEP2:自分の生活や時間の使い方を可視化して考える
「軸はあるがアクションに落とし込めない、実現手段が分からない」「自分自身の軸や望む生き方を外化(表明する)リスク」「軸に囚われて息苦しい」という悩みに対し、
⇒STEP3:「自分」を「他人」のように捉え、客観的に考える

インタビューで悩みとして多く上がったのは、「軸のように、自分が大切にしているものが曖昧になっていると感じる」という声でした。

そしてSTEP1の「自分の軸が理解できる」状態にならなくては、STEP2やSTEP3の段階へ進むことは難しいでしょう。STEP1にフォーカスして、さらなるプロトタイプ化を目指すこととしました。

このSTEP1にフォーカスした理由として、わたしたちFLAGSメンバーで、軸を明確にしたのち、STEP2やSTEP3に相当する、自分の1日の行動を全て洗い出し、軸に沿ったアクションを入れたタイムスケジュールを作って実行することも、試験的に実施しました。

実施してみると分かることに、予定外の仕事やイベント、またその時の心身の状態など、なかなかスケジュール通りに進まず、その罪悪感に苛まれ、また「習慣的に行動する」ことの難しさ、という新しい悩みも浮かび上がってきたのです。

日記や運動が、3日坊主になってしまった経験がある方は多いでしょう。

この「習慣的に行動する」ことを可能にすることは、
私たちの課題仮説の解決から、目的がそれ始めてしまいます。

【FLAGSが考えるミレニアルズがよりよく生きるための仮説】
現代において、生きやすさを高めるためには、一つの軸を明確にすることが重要である。
生き方の方針が定まり、考える余裕が生まれ、アクションを起こしやすくなるためである。
その軸の抽象度の高さはあまり関係ない。価値観が多様化しているため、「こういう人になりたい」という具体的なキャリア像を据えてもよいし、「こういう状態になりたい」という人物像を据えてもよい。
また軸も時代や自身の変化に応じて変えていくべき部分と、変えない部分のふたつの側面を持っており、変えるべき部分は常に変化させることも生きやすさを確保するうえでは重要である。
客観的に現状と目標を照らし合わせて振り返ること(内省)で、軸を柔軟に変えたり、次のアクションを決める必要がある。
また、自分の軸を他者に共有することで、周囲から軸の実現に向けた支援を得ることができ、生きやすさが向上する。
【課題】
1. 軸がぼんやりしてしまっている(あるかもしれないが気づいてない)。
2. 軸を他者に共有しづらく、内省・外化が上手く行えない。
3. 自身の軸を実現するためにより確実なアクションを実行したいが、それが分からない。

こういった背景もあり、

「自分の軸が分からない」「軸を定義できない、言葉に出来ない」という悩みに対し、
⇒STEP1:自分のこと(軸)をよく理解する

STEP1にフォーカスしたプロトタイプの作成に至った次第です。

まずは自分の軸を知ることから

キャプ__チャ

今回はプロトタイプの公開とその進行プロセス、公開に至った背景をお伝えしました。「プロトタイプやってみた」というみなさまからのご意見・ご感想、お待ちしております。

次回は、みなさんがこのプロトタイプを実施するのを待つ間に、FLAGSメンバーの一人ひとり、持ち回りでの記事投稿の第一弾をお届けします。

富士通のデザイナーは日々何を考え、何をやっているのか…?

乞うご期待です!

※掲載内容はFLAGSメンバーの見解であり、富士通グループを代表するものではありません。
※本記事に掲載したサービスアイディア、それを表現する動画の著作権など諸権利はすべて富士通株式会社に帰属します。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?