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好きだけど、共感しない

わたしは、少女漫画が好き。恋愛偏差値の低い女の子と、かっこいいちょっとSっ気のある男の子のカップルがとくに好みだ。

Sっ気のある男の子は付き合っていないのに、ふいに恋愛偏差値の低い女の子にキスをする。女の子はファーストキスだった。女の子は思い悩むが、いろんなことがあって次第にSっ気のある男の子に惹かれていく…

しかし、ファーストキスはそんなに重要なんだろうか? わたしは気にしなかった。キス&ハグは、海外の小学校で多少慣れていたせいもあるかも知れない。ディープキスはさすがに子どもの頃はなかったけど、キスごときで…と思ってしまうわたしがいる。

少女漫画の主人公は、みんなファーストキスを大事にしている。そんなことってあるのか? そして、さらには処女であったりもする。それもなんか神話的で共感しない。作者は女性が多いのに。初めてじゃないっていうのはそんなに穢れたことなんだろうか? 初めてはそんなに重要だろうか。もちろん、初=感動というのはあるだろう。でもほとんどの作品がそうであるのはどうなのか。レディースコミックですらそういう傾向はあるように思う。自分を大事にしてね、と無理に大人になろうとする子たちへの一種のメッセージにはなるとは思う。

でも、多少、余計な期待感な気もする。傷ものにしたという表現も嫌いだ。無理やりとか犯罪のような場合はもちろん別だけど。いくつになっても何度しても恋はいつも初恋のように、キスも戯れも初めての相手のときが初めてです、わたしはね。

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