余命85年
生まれてからずっと全開全力で生きている方には無縁のお話をします。
私は、頑張る時もありますが、だらだらする期間もけっこう長いです。もっともっと本気にならなきゃ、と反省することもしばしばです。
どうしたら自分は本気になるのか、なんて考えることもあります。なんだか、「やる気スイッチ」をさがす中高生のようで恥ずかしいですが、それが私なのでウソは書けません。
今日は、本気になるための考え方について書いてみたいと思います。
日本人の平均寿命
唐突ですが、2019年の日本人の平均寿命は、女性が87.45歳、男性が81.41歳だそうです(厚生労働省発表)。
男女合わせると約84歳。でもなんとなく85のほうがキリがいいし、いまは長寿化がトレンドなので、
日本人の平均寿命は85歳
という設定でお話しします。
余命を告げられたら
冗談で扱えるテーマではないので、どこまで深堀りしながら話そうか悩みましたが、この記事の主旨から外れないよう、あえてさらりと書きたいと思います。
私自身は、余命の宣告を受けたことはありません。ただ、身近な人が受けたことはありました。本人も、周囲も、とてもつらかったです。
余命を告げられると、
・投げやりになる
・周囲に感謝しそれを伝える
・やりたかったことに取り組む
など行動は様々だと思います。
以前、「自分が余命宣告を受けるシーン」を本気で想像してみたことがありました。悲しさと感謝で涙があふれました。そして、懸命に生きようと思いました。
人が本気になる時
人が本気になるきっかけは無数にあると思いますが、
「あなたに残された時間は〇〇です」
と言われた時ほど、人の気持ちを奮い立たせるものはないのではないでしょうか。
たとえその瞬間は絶望を感じたとしても、受け入れて立ち上がった後は、これまでにないほど残りの人生の過ごし方について真剣に考え行動すると思います。
本気モードに必要な残り時間
余命を告げられると、かつてないほど本気モードになる、と仮定して話を続けます。
この仮定のとおりならば、本気モードに必要な残り時間とはどのくらいでしょう?言い方をかえると、余命が何年と言われたら、人は本気になるのでしょうか?
余命85年は長すぎる
私たちは、「おぎゃあ」と生まれた瞬間、
「あなたの余命は85年です」
と宣告を受けます。実際には受けませんが、受けたようなもの、とここでは考えることにします。
でも、85年は長すぎます。だから、だらだらします。特に若いころのだらだら具合はすさまじいです。それが大人になるとだんだん時間を大切にするようになっていきます(個人差あり)。
では、何年?
これも個人差があるでしょうね。
何年なら本気になるかがぱっと浮かばない時は、1年から始めてだんだん長くしてみる方法があります。
余命1年です →うぅ。1年なんてあっという間だぞ。本気で考えよう。
余命3年です →3年は長いようで短い。真剣に生きねば。
余命5年です →5年かあ。いまどき5年先なんて誰にとっても未知の世界だよなあ。まずはゲームでもしながら考えるか…。
…となれば、3~5年が本気モードに適した期間、ということになります。
理想は、85年
理想は、余命85年と告げられて本気モードになれることです。冒頭に書いた「全開全力で生きている方」のように。
でもなかなかそうはいきません。理想どおりに生きられないからこそ、この記事の発想を思いつきました。
おわりに
余命というシリアスな単語を何度も使いました。
ふざけるつもりは一切なく、「残された時間がどれだけであろうと、その時間を大切に生きるにはどうしたらいいだろう」という真剣な問いから、この記事が生まれました。
以上です。
読んでいただきありがとうございました!
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