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話す×聞くコミュニケーション!Part2 お金じゃ手に入らない人生の幸福度を上げる方法


尋ねる力の具体例

こんにちは、前回の記事で「尋ねる力」の重要性についてお話しました。
今回は、具体的な尋ねる力の例を紹介します。

話す力×聞く力のコンボ技=尋ねる力とは、誰でも身に着けられるし、使えるようになる技術です。

あなたが自分で磨いて手に入れるちから

コミュニケーション力とは、遺伝的な得意、不得意はあるものの、後天的に身につけることができる力なのです。
因みになんと、実は内向的な人の方がコミュニケーション力が高いなんて書いてくれている本もあるくらいです。(驚)
(話し出すとまた長くなってしまうので、その話はまた別の機会に。。。)

人と話すのが得意と思っている方も、意外と相手との関係性は薄かったりすることもあるので、(自分だけ話しすぎてる。もしくは、相手の話をうまく聞けていない)ぜひこの機会に見直すきっかけにしていただければと思います。

例えば簡単なところから言えば、
相手が聞いてきたことをそのまま相手に対して質問してみたり、
少し質問の角度を変えて返してみたりするとよいです。
(ポイントは相手が話してきた内容に関連すること、一部を踏襲していることが必要です。)

例①:相手の質問に対してそのまま質問を返す場合
相手(質問):最近どこか旅行して良いところあった?
自分(回答):最近ゲームすることにはまってて休日の旅行とかは行ってないですね~
自分(質問):〇〇さんは、最近どこか行ったりしたんですか?

例②:相手の話題に対して関連した質問をする場合
相手(質問):最近どこか旅行して良いところあった?
自分(回答):最近ゲームすることにはまってて休日の旅行とかは行ってないですね~
自分(質問):〇〇さんは、どんな旅行先が好きとかありますか?海外とか、のんびりできる自然の中の旅館とか。

尋ねる力の身に着け方

例①の方法は、聞き上手な人(話題を振るのが上手な人)相手や、聞き上手な人がいて複数人で話している場で、同じような質問を他の人に話を振ってみるなど練習させてもらうとよいです。まずは、人とキャッチボールをする練習からです。

例②の方法は、少し自分の発想の幅を広げて、質問のバリエーション持つように意識して練習することで、相手との色んな会話のキャッチボールを楽しめるようになると思います。まずは自分なりでよいので、自分だったら相手に何を聞きたいかを事前に整理しておくとよいかもしれません。


・どんなところが〇〇だったのか(What)
・どうして〇〇したのか(Why)
・どのように〇〇をしたのか(How)
・〇〇に対してどんな風に感じたのか(How feel)

WhenやWhereは具体的になるので、話の幅を持たせることが難しいですが、小さいころや学生のころ、社会人なりたてのころ、どんな部活、どこの学校に行っていたのかなど、時系列を変えてみると質問がしやすいかもしれません。

どんなボールが返ってくるかな

こんな風に、例①や例②の方法で、尋ねる力を使い続けているうちに、相手が話しやすかったり、興味を持っている話題を見つけることができます。
そこにその人の価値観が強く反映されているポイントがあると思いますので、世間話以外の深い話をしていくことができます。

そういった話こそ、相手の人生に関わる大事なところになるので、相手の話に耳を傾け、理解しようとする意識を持って、話を聞くことが大事です。
聞く力の本領発揮です。

なかなか、自分に興味を持って深いところまで話を聞いてくれる人に出会うことはないので、自分自身がその姿勢で相手と関わりたいと思えてること、それが相手にも伝わっていること、それだけで二人の間に信頼関係ができ始めています。

後は、相手に対して自分がどのように思っているのか伝えたり、相手が話してくれたことと同じくらいのレベルで、自分のことを正直に話してみる。
そんな、話す力の出番となります。

こつこつレベルアップ & つどつどバイアスチェック

尋ねる力は一夜にして身につくものではありません。
日々のコミュニケーションの中で少しずつ磨かれるもので、大抵こういったことを意識してきていない人は最初はへたくそです。
(私自身もそうでした…自分から人に関わっていくのには勇気がいりました。)

それでも、自分がどうしてこの力を使いたいのか、人と深い関係を築いていきたいからなど、最初の動機を意識して、練習をしていくとよいです。

一歩ずつでも進み始めた自分にエールを送りながら、自分自身が自分の味方になってあげながら進んでいきましょう。

また、自分の質問に偏見や先入観がないかを常にチェックし、公平な視点を保つことも、とっっっっっっても重要です。
相手の方が専門的な知識を持っていたり、解決策を持っていたり、素敵な視点を持っていたりします。自分が常に正しいと思い込み、相手の考えを無意識に批判していませんか。

チェックリストを起動!

相手が何故そう思うのか、その価値観を持って生きているのか、その人それぞれのバックボーン、理由を尋ね、寄り添うことを忘れてはいけません。
年齢とか、性別とか、学歴とか、そんなものは関係なく、その人それぞれに今まで生きてきた人生で身に着けた大切な価値観や信念があるのです。

それを忘れたまま関わると、そこに深い話も、積み重なる信頼関係も生まれにくくなってしまいます。(私もついつい忘れてしまいがちなのでよく反省しますし、相手から決めつけられて話を進められてしまうと悲しい気持ちになり、話さなくてもよいかと思ってしまいます)

※相手のことを批判して、自分の立場を守ろうとするコミュニケーションばかり取ってくる方も中にはいるので、その人とどこまで関わってこの力を使うかはご自分の判断で決めてください。

理想は、お互いがお互いを思い合えることですが、相手がそれを望んでいなかったり、自分の周りにいる万人に対してやればいいってもんでもないし、物理的、時間的に難しいと思いますので。

おわりに

「尋ねる力」はコミュニケーションの質を格段に高めるスキルです。

相手の心の深いところに触れさせてもらい、相手にも自分の心を開いて関わる。そんな風に、お互いの理解を深めることができるとかけがえのない友人になります。

充実した人間関係は、人間の人生の質に直結します。

あなたに出会えてよかった

ぜひ、みなさんも今回紹介させていただいた話す力×聞く力の尋ねる力を使って、日々の会話の中で、ご自分が手に入れたい質の高い人間関係を築いていってみてください。

ではでは、本日もここまで読んでくださり本当にありがとうございました。少しずつフォローしてくださる方も増えてきていてとても嬉しい限りです。

これからも皆さんの人生に役立つ心理学の知識を発信していきます。
次回の記事もお楽しみに!

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