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◆学びを日常に生かす10カ条◆

先人の教えを学び、
その奥深さを心地良く堪能する。

その学びから
何かが起こるということはなく、
ただ堪能すること自体が嬉しい。

そういう会も素晴らしいと思う。

、自分が目指す学びとは違う。

学んだら大切な本質に気付き、
気付いたら自分に置き換え、
置き換えたら自ら行動に移す。

気付きと置き換えによる
「知行合一」の切磋琢磨が行われ、

互いに向上し合える学びを目指す。

❶《全体を観る》常に全体から観て正しいかどうかを考えよう(大局観)

まず物事を全体から大きく観るべし。

能力が同じくらいなら、
より大局を観渡している方が上手くいく。

だが、ぼやっと見ているだけではダメだ。

私欲のために拘束された
部分的の欲求は好き勝手気ままなだけ。

ㅤㅤ好き嫌いが激しくなるほど
ますます部分に囚われる。

だから、時には、得意でない事や
苦手な場所、嫌いな相手も意識してみよう。

得意でない事にも関心を持ち、
苦手な場所にも足を運び、
嫌いな相手にも積極的に声を掛けていくと...

次第に全体が観えるようになるはずだ。

また偏った情報に惑わされぬよう注意しよう。

一段高い所に立ち、反対意見にも耳を傾け、
それが出される意味や意図を推理し、

常に全体にとってどうなのかを考えたい。

二元論や分離観で性急に片付ける愚を避けるべく
四元
的に綜合的に俯瞰視するのも有効打。

全体を観察し、
部分の意義を知り、

その成すべきところ
行うべき道を明瞭に自覚せよ!

部分観から全体観へ
包み超えるのである!

❷《核心を掴む》物事の核心となっている場や人、問題の根っ子をつかもう

ㅤ大局を観えたなら、
次に核心を掴むべし。

物事には核心というものがある。

問題解決なら押さえるべきツボ所であり、
問題の発端である根っ子(根本)や、

解決に必要となるキーパーソン等がそれだ。

「ああ、ここが根本だ」という
全体に繋がる原点を捉えるのだ。

治療で例えれば、ツボ所の見立てである。
ツボが分かれば、打つべき手が浮かんでくる。

❸《流れを読む》動きは上がり下がりするから、曲線的に流れを捉えよう(波動進化)

物事には栄枯盛衰という波がある。

月は満ちては欠け、四季は往還し
物事は盛んになっては衰える。

その流れを読み取るよう意識してみよう。

今が上り坂なのか下り坂なのか。
天井を打つのは、底を打つのはいつか。

追い風はどちらに向かって吹いていくのか…

意識すればきっと波を読める。

そうして兆しを掴み、
手順を組み、先手で備えるべし。

予め問題解決の行程を組み立て、
今出来る事から地道に取り組むのだ。

目先の事に反応しているだけでは、
激変期の荒波に足を掬われて終わりかねない。

高調期に舞い上がらず、
低調期に落ち込むことなく、

常に次の企画・準備に努める
「不断の改革」を要する。

そうして、波に乗りながら波動進化していく。

21世紀は東西文明の交代期である。

欧米は凋落し、アジアが興隆することで
あらゆるものがひっくり返る乱気流の時代だ。

今まさに東西文明が衝突している中、

まもなく文明交代期中の
最激変期(2025~2050年)に突入する。

文明交代期は「特異な時期」であり、価値観がひっくり返り、王権が覆され、国家がひっくり返り、社会が異常心理になり、気象も異常になり、経済がかわり、古い政治システムが棄て去られ、それまでの教育システムが無力となり、総じて文明の質が一変する。

村山節著『波動進化する世界文明』

地球文明の最激変期を乗り越えていくために、
全体を観核心を掴み流れを読む事を心掛けよう。

凡庸なリーダーは、

部分に囚われ、どこが要点か分からず、
終わったことを後悔してばかりいる。

いくら学んでも、部分と表面に対する、
浅薄な批評家止まりから抜け出せない。

優れたリーダーは、

まず全体を観、核心を掴み、
流れを読む事で、識見を格段に高め、

兆しを掴み、先手を打ち、着実に進み
未来を切り拓くことができるのである。

大いなる流れに乗()るために
己と地球自体の行きたい方向に進むべし。

❹《気付き》学びから気付いた点を整理しておこう

本を読んだ時やタメになる話を聞いた学びは
「ピンと来た点」を確認し、整理しておくべし。

いくら本を沢山読み、研修を受けても、

学びの中から自分にとって必要な点を見出し、
ポイントを要約し人生や仕事に活かさなければ

労力や時間の無駄遣いで終わってしまう。

「研修や映画の話に感動しても
3日で元の木阿弥」では意味が無い。

❺《置き換え》気づいたら自分に置き換えて行動に生かそう(大主観)

学んだら「自分に置き換える」べし。

自分ならどうするか、
自分に出来ることは何か。

我が社なら、我が業界なら、
我が家なら、我が活動なら、
我が地域なら、我が国なら、

どうするべきかと。

学ぶ時は常に、
「自分ならどうするか」という

【大主観】に立とう

でないと、増え過ぎた
断片的な知識によって

動きがかえって鈍くなる。

世の中には、豊富な知識を持ちながらも、
それらが上手く繋がらずバラバラだったり、

自分ならどうするかという
置き換えが不十分だったりするため、

せっかくの知識が
智恵になっていない者がごまんといる。

だからこそ、学びの気付きを、
自分に置き換えて実行するべし!

この「必要な点を見出し、
学びのポイントを要約する」ことを

【気付きと置き換え】という。

見たり・聞いたり・読んだりした中から
ピンと来た事が「気付き」

自分なら・我が社ならどうするかと連想しつつ
具体策を練っていくのが「置き換え」だ。

情報網の経営指針
「収集ー編集ー発信」

これを知らず、

漫然と情報を浴びっぱなしで
消化不良のままだから伸び悩む。

「どれだけ受け入れたか」ではなく
「どれだけ自己化したか」が肝心だ。

気づきをアウトプットし
学びを有意義に活用するべし。

あらゆることを成長の糧として「自己化」
世のため人のために役立てていくために、

「気付きと置き換え」を徹底し、
成長と貢献の活動源としていくのだ。

志士の生き方は
知ることと行うことは一つという

「知行合一」
にある。

❻《素直さ》素直に人の良い点に学び、素直に自分の悪い点を直そう(他人鏡)

ありのままに受け容れる
「素直さ」は成長の基本。

しかし、これを妨げる2つの障害がある。

人の良い点(活躍)を見ると、
ジェラシーが邪魔して素直に学べない。

自分に改善点を人から指摘されても
プライドが邪魔して素直に聞けない。

これでは成長は望めまい。

そもそも、自分のことは
「自分鏡」自分から見た自分だけでは分からない。

「他人鏡」人から見た自分に映る自分の盲点や
至らない姿を素直に受け入れ直視すべし。

そうして、人の良い点に学び、
自分の悪い点は素直に改めればよい。

❼《声に出す》志が見えてきたら大きな声で表明しよう(言行一致)

日本語は発声すると

「言靈(コトダマ)」
「言葉神(ことばがみ)」となり、

実現や成功を導いてくれる。

宣言や決意表明から、
既に実行がはじまっているのだ!

はじめに言葉ありき。

言葉が生まれ世界が生まれた。
言の葉とは、事のはじまりのこと。

言葉を尊ぶべし。

人生は言葉の結晶なり。
今発する言葉が将来を決めるのだ。

言い訳や愚痴は少ない方がよい。

現実を作っていない人の
言葉に耳を傾けるべからず。

デモや批判、講演より実践第一だ。

だからまず、志は、ミュートを外し
自信を持って大きな声で表明しよう!

言うからこそ行う。
行うからこそ言う。

言うは易く、行うは難し。
故に、言行一致の誠は尊し。

継続できれば尚のこと!

❽《原点に還る》もしも困ったときは出発点に帰ろう(原点回帰)

人生に悩み、判断に迷う時は
「原点」に還ろう

原点は「種」であり、
そこから根や芽が出る。

原点と繋がっていない言葉は、
どこか受け売り感借り物感が否めず

どんな取り組みも根が浅く上滑りである。

他人の成功例(失敗例)は、
あくまでその人に通用した事例であって、

そのまま真似ても殆ど巧くいかないもの。

もしも他人の経験談を活かしたいなら、

「気付きと置き換え」力を修練し、
「自分の原点」と接続し、

借り物では無い
【自分の言葉】で語るべし!

本質を掬い上げて、
自分のストーリーに溶かし込むのだ。

答えは既に自分が知っているのだから
いつまでもキョロキョロしなくてよい。

原点は自分の中にある。

「そもそも…」に続く
言葉を考えると

原点が見えてくる。

そして、原点が見えてきたら、
素直に他人の意見を聞いてみよう。

今までにない
素晴らしい助言がもらえるはずだ。

再生も原点回帰から起こされる。

人生の種であり、
あらゆる成長の源になるのが
「原点」だ。

何のため誰のために生きるのか、
己の素志をしっかり確立せよ。

重要な決断や判断も、
最後は原点から導かれるのである。

❾《自分の道を行く》迷ったときは自分にしかできない道を選ぼう(致良知)

損得ではなく、人生を、
命を懸けて惜しくない道を選べ!

自分にしか出来ない道は、

自分で決めたのだから
言い訳の出来ない道であり、

後悔も後戻りもしない不東の道である。

迷ったら、天下のために
命を懸けて惜しくない方を選べ!

迷ったら、人類のために
自分にしかできない方を選べ!

迷ったら、死ぬ方を選べ!

そうすれば、
悔いは決して起こらず、

天命を全うできるものである。

➓《中心から拡げる》自分が中心(ミナカ)となって、内なる源からじっくり事を拡げよう(年輪成長)

何かを行うときは、

その中心(ミナカ)
立てつつ(大事にしつつ)、

自分が何処(ワケ)を受け持つのかを
明らかにして力を尽くしていくべし。

ミナカは揺らぐことの無い中心軸であり、

なぜそれをやるのかという明らかな目的
即ち「大義名分」もそこにある。

そして、この自分も、
自身が担う仕事や活動のミナカソース役となって

「内なる源」から主体性を確立してゆこう!

成果を焦らず、じっくり事を進めよう。
何事も成長には時間がかかる。

遅れを取って
チャンスを逃すようではいけないが、

爪先立ってばかりいるようでも困る。

人生は長距離レースなのだから、
しっかり息を整えていこうではないか。

人も組織も中心に沿ってじっくりと
着実に年輪を刻んでいくのが自然な姿だ。

急激な成長を求めず、時流に流されず、
着実な「年輪成長」を目指せ!

最初から人をあてにしないで、
自分のことは自分でやろう。

この自分が源なのだ。

しかし、いつまでも
独りでいたら先へ進めない。

事は一人から起こるが、
独りでは進まない
のだ。

手が回らず頭打ちになったら、
遠慮なく人に助けて貰えばいい。

純粋にひたむきに誠を尽くしていれば

助けてやりたい、力になりたいと
思われる人間に自然となっている。

仲間や同志と協力し合わなければ、
大事業は決して成せるものではない。

人が増えるほど、
どう任せるかが重要になる。

上の者はしゃしゃり出てばかりでうるさい、
下の者は言われるまで動かない指示待ち、

共依存では、どちらも伸び悩む。

任せるからには、あらかじめ中心を立て、
理念や目的、方針を打ち出しておく必要がある。

何のため誰のために行うのか。

活動に伴う苦労の意味とは何なのか。
どの方向へ向かい、どこがゴールなのか。

ミナカをしっかりと示した上で、
相手に委ね自律を促す必要がある。

先輩は後輩に厳しさを込めた愛情で接し、
後輩は先輩に尊敬心を失わず付いていこう。

先輩・後輩の間に、
上下は無いが先後は有る。

先と後のメリハリ付けて
意見を戦わせ合い切磋琢磨すれば

互いに向上できる
素晴らしい学びの場が

創造されるに違いない。

中心にいくほど私が無い。
それが日本型組織の基本形なり。

代表や幹部が偉ぶっている
囲い込んでいる集まりでは先細りだ。

中心に行くほど腰が低く、
心が温かいという集まりが、

やがて新時代を創る運動態となるはずだ。

今や誰もが中心と成れるチャンスがある!

だからこそ、中心ミナカを立て、
分けを明らかにして結べ!

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