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やってみなければ分からない。日本刀をルーツに持つ「刀鍛冶のフライパン」誕生

常識破りのフライパンとも言える「刀鍛冶のフライパン」がMakuakeにて先行発売を開始しました。

やってみなければ分からない。職人に火をつけた鍛造

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鋳物のフライパンを製作したく、燕三条エリアをはじめ、全国の鋳物産地へ足を運び、依頼するも納得の行く返答を得られず……諦めかけていた頃。

鋳物のフライパンを探求する旅で見つけた答えは、「鋳物より優れたフライパンを作ろう!」ということで鍛造に着目。

鉄のフライパンの製法には大きく分けてプレス成型、打ち出し成型、鋳物、鍛造の4種類。しかし鍛造でつくられるフライパンはあまり例がなく。
再び燕三条エリアの鍛造職人へ聞いて回るも、ハンマーの力不足を理由に断られてしまう事態に。

そんな中、鍛造のスペシャリスト、日本有数の鍛工所である共栄鍛工所様のご協力を得て開発に着手する事ができました。

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「やってみなければ、分からない!」という挑戦の気持ちから、

見事、誰も無し得なかった「鍛造製のフライパン」が熱い想いから生まれました。

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今回ご紹介するフライパンは「鍛造」に分類されますが、従来の手法に比べて新しい製法と呼びたいくらい別格なのです。

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何故かというと、通常の鍛造フライパンは元々厚さ2mm程度の鉄板を切り出してから成形しているのに対し、「刀鍛冶のフライパン」は真っ赤に熱した厚みのあるインゴットをそのまま3トンハンマーで圧延するというダイナミックな成形方法なのです。

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直径46mmの鉄のインゴットが4mm厚にまでなるということは、単純計算「鉄密度10倍以上」

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そう、ギューーー!!っと鉄の分子が圧縮され、密度が増します。
ちょっと驚愕ですよね……。
鉄密度が増すと何がいいのか?

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その仕組みを分子レベルでご説明すると、鍛造する前のフライパンは鉄分子が散漫な状態なのに対し、「刀鍛冶のフライパン」は圧縮されて鉄分子が蜜に整列します。そうすることで分子同士の熱伝導がダイレクトに効率アップし、同時に熱も逃しにくい構造になるのです。

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鍛造により鉄密度が飛躍的に上がることで熱伝導・保熱性を上げ、 更に「窒化処理」によるコーティングで錆びにくさを実現。 どんなお肉や野菜も美味しくしてしまう強靭なフライパンが誕生したのです。

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インゴットを日本刀と同じ「鍛造」して生まれたフライパン、その名も「刀鍛冶のフライパン」。かつて日本刀で培われた職人技は、現代でも受け継がれ生きています。

2020年10月30日までMakuakeにて先行発売を実施中。 リターンのお届けは2021年2月末を予定しております。



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