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CRの発明王は誰だ!?知財取り組みと発明者表彰について

こんにちは。
コネクテッドロボティクスのHarukaです。

知財対応(≒その重要性の理解)は、スタートアップ界隈ではグラデーションがあるかと思いますが、CRはかなり力をいれています。

担当のYutoさんが超現場主義&攻めと守りの知財をモットーに掲げており、研究開発品やエンジニアさんの発明やアイディアに密に寄り添って特許取得に奔走したり、アワードに応募したりしています。

IP BASE AWARD受賞の図(後列左から2番目がYutoさん)

そんなYutoさんによる社内発明者表彰制度がはじまり、第一回の表彰が先日行われました。

Yutoさんによると、表彰の狙いはこちら。

  • 知財活動に大きな貢献した方々を表彰する。

  • 表彰イベントにより、社内開発者に知財への興味・やる気を持って頂く。

  • 表彰後の祝賀会(飲み会)により、コミュニケーションを更に活発にする。これにより、今後の知財活動のレベルをさらに上げていく。

Yutoさんの表彰への思いはこちら。

  • CRは知財活動について受賞することができました(IP BASE AWARD、発明大賞)。これは自分の力だけで得られたものではなく、様々な人が知財活動に直接的・間接的に協力して下さったからである。

  • 特に、日々課題解決に取り組んでいる開発者達、更にその中でも実際の製品に貢献する発明を生み出している方々に対し、ささやかながらも感謝の意を表明できるイベントを作ろうと思い、本表彰を企画した。

  • 今回表彰されなかった人達、特許出願に関与できなかった人達も知財活動に協力して頂いていて、皆さん素晴らしい。

実に素敵な想い&企画ですね。

ということで、
Yutoさんが設立した3つの賞の第一回目の受賞者はこちらです。

①Best Young Inventor:Yutaさん🎉

若手発明者のホープ、Yutaさん

多くの印象的な発明を生み出した、若手発明者(20~30歳台)への賞として、Yutaさんが選出されました。

評価理由はこちら。

  • 元々Futappyを担当されていた時からクリエイティブな発想を披露して頂いてましたが、担当する製品が変わってもその創造性はUnstoppableと感じています。

  • 蓋閉めロボットの名前がFutappyに決まる前に、製品名を決める会議がありました(2023年頭くらい)。その時から既に生成AIに名前の候補を考えさせていたので、発想が柔軟だなぁと思っていました。

  • Delibotでも、アクティブスクレーパーや、Delibot S1のコア技術について独創的な設計案を出されています。これからもYutaさんのクリエイティビティを楽しみにしています。

”この人は未来に生きている”という素晴らしい表彰コメントが光ってました。笑

②Best Defender:Akiさん🎉



この賞は、他社知財リスクを低減するために協力した開発者を表彰するためにあるとのこと。

  • 2023年夏くらいから始まった開発案件に関して、早い段階から知財担当に相談をして頂いた。

  • リスクが高い他社特許を早期に特定することができたため、早期に設計変更を行うことができた。設計変更をする過程でも、知財担当と密にコミュニケーションを取って下さった。

  • 他社特許の内容への理解度、他社特許回避の重要性の理解度が高いため、知財担当としてはとても助かりました。

これが”守り”の知財なんですね。こういう側面の表彰があるのも素敵だと思います。

③MVP:Bruceさん🎉

一年を通して総合的に知財活動に貢献した開発者を表彰するMVPはBruceさんでした。

  • 多くの特許出願に関与している点が凄い。Bruceさんが発明者として初めて名を連ねた出願が2022年末。そこから1年2ヶ月で20件以上の特許出願に関与している。

  • Bruceさんの発明は実用的なものが多く、所謂「アイディアどまりの出願」というものが無い。それでいて、類似する他社特許がほぼ無いので、広い範囲での権利化ができる。他社特許を回避する必要性も低い。

  • 「この点が特許性あると思う」という特許性に関するカンと、弁理士とのMtgにおける説明の仕方を見ると、非常に鍛えられてきたのだなという感じがする。知財担当者にとっては心強い。

  • Bruceさんが手掛けた設計は、シンプルなようでいて奥が深い。細かい所にも気を遣った設計なので、特許のクレームを作るネタが多い。また、色々な側面から権利化をしたくなる魅力がある。(分かる人にしか分からないと思うが、広くて強い特許を作りやすいアイディアが多い。)

手放しの称賛です。素晴らしいですね〜。

開発現場(知財のカタマリなのでぼかしてます)


CRは、ビジネス上の武器となる知的財産権の創出​や侵害リスクを最小化に努めており、それはひとえに日々素晴らしい開発をしてくださるエンジニアさんと、それらを特許権利化して攻めと守りの武器に転ずるYutoさんの尽力によって成り立っています。

知財の実務や心得も定義・モデル図化しているYutoさん(中身は社外秘)

今回は開発者の凄さを伝える企画をだが個々の発明の凄さを伝えられるような企画もやっていきたいとのことで、次の企画も楽しみにしたいと思います!!

表彰者ズ。Tポーズは知財のT(※未確認)


皆さんおめでとうございました!