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世田谷での放課後等デイサービスについて

こんにちは。
今日は安倍元総理の国葬で都内は警察官だらけ。
朝は車で通勤しているのですが、高速にも下道にも至る所に警備が配置され特段悪いことしていないのですが緊張感漂う通勤TIMEでした。


本日は7月にOPENした放課後等デイサービスについて少し書いていこうと思います。

2022年7月に世田谷区船橋で放課後等デイサービスをOPENしました。
最寄り駅は小田急線の千歳船橋駅です。
放課後等デイサービスについても記事にしていた記憶でしたが、しっかり投稿したのがこの2つのみ。

開所してからの様子はあまりお伝えができていなかったので、今日は放課後等デイサービスでの様子についてPOSTします。

7月にオープンした放課後等デイサービスセンターポールアダプティブキッズ

そもそも放課後等デイサービスとは?という説明もしなければいけないと思います。

放課後等デイサービスとはなんぞや

(2)放課後等デイサービスの基本的役割
○子どもの最善の利益の保障
放課後等デイサービスは、児童福祉法第6条の2の2第4項の規定に基づき、学校(幼稚園及び大学を除く。以下同じ。)に就学している障害児に、授業の終了後又は休業日に、生活能力の向上のために必要な訓練、社会との交流の促進その他の便宜を供与することとされている。
放課後等デイサービスは、支援を必要とする障害のある子どもに対して、学
校や家庭とは異なる時間、空間、人、体験等を通じて、個々の子どもの状況に応じた発達支援を行うことにより、子どもの最善の利益の保障と健全な育成を図るものである。

厚生労働省

つまり、授業の終了後または休業日に通所施設で、生活能力向上のために必要な訓練、社会との交流の促進、その他必要な支援を行う児童福祉施設です。
2020年から今までセンターポールは主に身体障がいの児童に対して、自主義行として運動支援を行ってきました。
一方で放課後等デイサービスは行政の認可を得て行う児童福祉事業です。

放課後デイサービスは児童の支援を目的とした児童福祉事業ですが、運営する事業所は様々です。
居場所としての事業所もあれば、センターポールのように運動や何かしらに特化した療育型もあります。
今の世の中は働き方が多様化しているので、両親ともに働いているケースもありますしシングルで子育てをしている人も大勢いらっしゃるかと思います。保護者、家庭への支援も大切な機能です。

沢山失敗できる場所を

開所して3ヶ月経ちましたが、現在登録人数は約20名。小学生から高校生で、特徴やニーズも様々です。
通所の対象は身体障がい児だけではなく、発達障害や知的障害を持つ児童の受け入れも行っています。
これから沢山の学びを得る必要がある子供達ですが、障がいが理由に参加できない、もしくは制限されてしまうケースがあるのが今の現状です。
もう少し、掘り下げて説明すると、
障害が理由で参加しづらい雰囲気だったり、チャレンジする機会が極端に少ない事だと思います。
沢山チャレンジして、失敗できる機会が大切なのです。

前述した、通り僕らは様々な障害を抱える児童や家庭とお付き合いさせていただいています。
学校や遊びなどの日常生活で感覚や運動の問題について、周囲からは分かりづらいケースや周囲の理解、ハード面など子供たちやその家族はきっと今までも深刻な課題として向き合ってきていると思います。
学校では学習の遅れや、行動の問題にはすぐ気がつくかもしれません。(わかっていても対応できていない悲しい現場もありますが)
しかし、周りの人が困らない状況や行動は、気づいてもらえずスルーされるもしくは対応が遅れがちです。

運動のことでいうならば、学校でうまく運動が自分はできなくて悲しい思いをして出来る、出来ないでラベリングされてしまうこと。
結果、自尊心の低下や運動から離れてしまい、日常から運動から離れてしますことから二次障害に繋がってしまうこともあります。

IF YOU HAVE A BODY YOU ARE ATHLETE

僕らはセンターポールは、運動の得意不得意ではなく
体を動かすことが楽しい!と感じてもらうことを大切に場所を提供と支援にあたっています。
もちろん運動の楽しみの一つに”勝負”という要素もありますが、できないところから出来るようになる過程や、チャレンジする楽しさを得られる場所にしたいのです。

このコンセプトは、今まで一緒に活動させてもらっているNIKEさんの
IF YOU HAVE A BODY YOU ARE ATHLETE
〜体さえあればあなたもアスリート〜
というメッセージからインスパイアされています。

新豊洲のTOKYO SPORT PLAY GROUND に掲げられたスローガン

アスリートの定義は昔は一部の競技性の熟練者を指す言葉でしたが、現在はスポーツの価値観も変化し、プロとアマの競技の平等化、障がい者と健常者の競技における平等化、身体の自己管理、スポーツ権の向上や拡大および自己表現としてのスポーツといった新しいスポーツ観へと変化してきています。
スポーツをするということは万人に与えられている権利です。
スポーツには楽しみや達成感などポジティブ要素が満ち合われているものですが、その素晴らしさを障害が理由で感じることができない子や家庭が存在してしまっています。

僕だったり、センターポールだったら一緒に進む支援ができるハズと一念発起して立ち上げたのがセンターポールの放課後等デイサービス。
僕だけではなく、センターポールのアスリートや現在一緒に活動してくれている職員やNIKEマスタートレーナーのTOMOさん、関わる多くの人がスポーツで日々の生活を良くしようと共に活動しています。

この福祉の業界はよく”支援”という言葉が使われますが僕はあまりこの言葉は好きではありません。なんか上からなんですよね。
むしろ共に進んで理解を深める方がフィットします。

僕らは専門職として児童や家庭と向き合いますが、一方通行ではダメなのです。
互いが社会に出やすいように、障がいがあろうが無かろうが失敗を恐れずに社会に出ることが大切なのです。

まだまだ世の中や僕らもやらなければいけないことが沢山です。
どこが日本の共生社会のゴールかは明確にはまだ僕にはわかりませんが、
関わってくれた子たちが、スポーツを通じて成長して社会人になり、自立した生活を送ってくれるようになったら幸せです。

書いていたら随分と想いが乗って長文になってしましました。

今日もこれから子供達がセンターポールのオフィスにやってきます。
いっぱい体を動かして成長しよう!

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