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Gimgigam関連曲2024

東京のプロデューサーのGimgigamがリリースしたシングル「aye aye aye」のプレスリリース文章を担当しました。各種配信サイトで聴ける・ダウンロードできます。

東京を拠点に活動するプロデューサーのGimgigamは5月15日(水)、ラップデュオのNeibissをフィーチャーした新たなシングル「aye aye aye」をリリースした。

Gimgigamは、ダンスミュージックをはじめ、ファンクやレゲエなど多彩な引き出しを持ちコラボレーターや作品ごとに異なるアプローチを聴かせるプロデューサー。これまでにTina MoonYonYonxiangyuらの作品を手掛けている。自身のソロ作品も4枚リリースしており、2022年にはぷにぷに電機uamiらも参加したアルバムSummer Deja Vuを島根発のレーベルのLocal Visionsから発表。ギタリストとしての顔も持ち、同じくLocal VisionsからリリースしているTOMC光学などの作品にギターで参加している。

今回のシングルでフィーチャーしたNeibissは、ラッパーのhyunis1000ratiffによる神戸を拠点に活動するラップデュオ。Gimgigamとのコラボレーションは今回が初だが、以前にはTsudio Studiopool$ideといったLocal Visions関連作への参加も行っている。

幅広い作風を持つGimgigamだが、今回のシングルでは音数の少ない重くエレクトロニックなバイレファンキ系の一曲。ダンサブルなビートに乗せてNeibissの二人がパーティについてラップするクラブバンガーに仕上がっている。

ミックスとマスタリングはRoy Merchantが担当。アートワークはヘロシナキャメラが制作した。

以下Gimgigam 本人よりコメント。

Neibissが持つ特有の彩りに惹かれてコラボを依頼しました。

Neibissのラップとリリックがあまりにも最高なのでアカペラバージョンもリリースしてしまいました!

1. aye aye aye
2. aye aye aye (Acapella)


近年Gimgigamはプロデューサーやギタリストとして精力的に活動を行っており、今年に入ってからも現時点で6曲に関わっています。そこで今回は今年リリースされた現時点での全ての関連曲の解説を書きます。


1. YonYon「Make My Day (with Gimgigam)」

韓国生まれ東京育ちで、シンガーやDJなど多方面で活躍するYonYonのシングル。

Gimgigamはプロデューサーとして清涼感のあるドラムンベース風味のビートを制作しています。後半での溶けるような展開にはLocal Visions作品で聴かせるような味も。


2. 光学「波 (2024 ver.) (with Gimgigam, JAWZZ)」

Local Visions所属アーティストによるユニット、光学のシングル。

この曲はギタリストとしての参加で、ギターソロも聴くことができます。バンド編成によるメロウなネオソウル路線ですが、不穏なシンセなどそれだけではない味もあります。先日ライブも観ました。


3. TOMC, Gimgigam, MON/KU「I Wanna Blame」

ビートメイカーのTOMC、シンガー兼プロデューサーのMON/KUとの連名シングル。

ここではギタリストとして歪んだギターを披露しています。一聴するとロック文脈ですが、ジャージークラブを踏まえたパターンのキックはビートメイカーとのコラボらしいもの。この曲もライブで観ました。


4. annnk「Night with No Name (with Gimgigam)」

シンガーのannnkによるシングル。プロデュースです。

LAビート~ローファイヒップホップ系のドラムと、スペイシーなシンセが印象的なオルタナティヴR&B的な曲です。時折入ってくるタムやスナップ音など、ドラムの使い分けが見事。


5. xiangyu「ラスイチのピザ (with Gimgigam)」

以前タッグでEPも発表している、シンガー兼ラッパーのxiangyuによるシングル。この曲もプロデューサーとしての参加です。

エレクトロニックなボルチモアブレイクス風味のラップ曲です。ユーモラスなラップとも好相性。アウトロでのスカスカでヘヴィな展開も含め、現時点では「aye aye aye」と最も近いノリが楽しめます。


6. YonYon「LA・LA・LA LOVE SONG (feat. Gimgigam, Atsushi Inoue (showmore)」

ここではビートメイクとギターを担当。

久保田利伸の名曲カヴァーで、広がりのある柔らかなシンセが効いたメロウな仕上がりです。裏打ちのホーンなどアマピアノ風味が2024年のアクセントになっています。崩し過ぎずにYonYonらしさを出した歌も素晴らしいです。

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