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【伝わる】マルチタスクが苦手なお子さんの関わり

  • 何回言っても返事しない💦

  • 返事をしたのにやる事が分かっていない💦

  • 集中していて、全然ご飯を食べに来ない💦

毎回言葉かけするのは疲れちゃいますよね😵‍💫

当然、イライラする事もありますし、逆に保育園や学校でちゃんとできているのか心配になりませんか?😣

私たちは、無意識のうちに一度に複数の事を当たり前におこなっています💡

例:会話は、

  1. 🌸相手の表情や仕草を読み取り

  2. 🌸相手の話を聞き

  3. 🌸次に自分が話す事を頭の中で考え

  4. 🌸話している時も相手の反応を気にする等々、

一度に4つの事を同時に行う、かなり難易度の高い事を無意識で行っているんです🌟

人には得意な事と、そうでない事がありますよね💡

実は、お子さんの中には、一つの事に集中するのは得意ですが、一度に複数の事、つまり💧マルチタスクを行うのが苦手なお子さん💧もいるんです。

マルチタスクの苦手さが原因で、お子さんは、勉強や日常生活に、実は困っていたという場合は多いです😿

できるだけ早めに気づいてあげて対処してあげたいですが、どうやって気づいてあげればいいのか、お家で考えるだけでは難しいですよね。

こうした苦手さは、練習したからといって、すぐに克服できるかといったら、難しい事があるので、お子さんの得意な力を活かしながら、必要なサポートをしてあげる事が大切です🌈

そこで本記事では、以下の2つのポイントにまとめて解説していきます。

  1. どんな事に困るのか 3つの困りごと📣

  2. どう関われば良いのか&伝え方のコツ📣

お子さんの得意な所を使って、困り感なく生活できるのが一番かと思いますので、是非今回の記事が少しでも役に立ったと思ってくだされば、試してみて下さい。

🌟簡単な自己紹介🌟
🍀臨床心理士・公認心理師の朝日です。
🍀子育て中のお父さん・お母さんを心から尊敬しています。
🍀子育て支援&発達障害支援を10年間、毎年1500件以上対応してます。
🍀医療機関&療育施設で働いています。
🍀カウンセリング・知能検査・SST・ペアトレ・子育て教室講師等々
🍀家族に教師・保育士・作業療法士(小児)がいる子育て支援一家です。
🍀2人の子を毎日マインドフルネスに子育てしてます。
🍀専門家の視点から、少しでもお役に立てる&子育てが楽になる情報の発信を心がけています。

😿何が困る?マルチタスクが苦手なお子さん

📣1:一度に一つの事しかできない📣

マルチタスクがが苦手だと、例えば、見る事と聞く事を同時にするような事が難しかったりします。
ですので、説明を聞いていれば、見ているお手本・資料には注目できなかったり、お手本・見本を見ている時は、耳からの説明が入っていなかったりするんです。

具体的に勉強場面と日常生活場面だとどんな様子になるのか、例に挙げてみてみますと、

📝勉強場面📝

  • 先生の話を聞きながら、黒板の板書をするのが苦手

  • 工作 先生の説明を聞きながら手元の物を動かすのが難しい

🔎日常生活場面🔎

  • コミュニケーション時話しっぱなしで、聞いていないor聞いていているけど返事は無反応

  • 絵本やゲームに夢中だと、親の話を聞いていない

  • 走るのは得意でも、体操や縄跳び等が苦手

このような苦手さが見られやすいです。


📣2:自分のペースで勉強するのが難しい📣

マルチタスクが苦手なお子さんの場合、集団での一斉授業ではもしかしたら聞き逃して分からないまま進むことがあるかもしれません😣

先生の話を聞いていたらノートの板書が間に合わないなんて事も多かったりします💦

塾も同じで、勉強遅れているからと塾に通っていても、塾のペースについていけない。
先生の話を聞きながら、テキストを読むのが難しい場合があります。

💡楽しく学ぶなら、タブレット教材は学習の近道!?💡
タブレット教材であれば、いつでも自分の好きな時に見直せて、自分のペースで学習を進められます。苦手な教科は何度も繰り返し復習できて、得意な教科はどんどん進められるので、マルチタスクが苦手なお子さんにはとてもおススメです。

  • 「時間に追われず学ぶ事ができるのは嬉しい限り」

  • 「授業はついていけないけど、タブレットならよく分かる」

  • 「ゲーム感覚でできるし、先にやっておけば授業の予習になるから困らなかった」

との反応が多いです。

📣3:注意の切り替えができない📣

一つのことに夢中になっていると、いきなり話しかけられても、指示を聞き逃してしまう場合があります。

特に最初の言葉は聞き逃しやすく、「買い物行くから、準備して」の「買い物」が抜けてしまい、何を準備するのか分からない場合があります。

また、とりあえず、怒られないように、「はーい」と返事をするのですが、何をやるのか分かっていない場合もあります。

特に活動と活動の間になると、切り替えるのが難しい事が多いです。

→事前に予告と見通しをしておく事がスムーズに切り替えられるポイントになります。

✨どう関われば良い!?✨

マルチタスクの苦手さは、中々克服するのは難しかったりします。ですので、無理なく取り組めるようになるには、周りの関わりや学習方法を工夫してあげる必要があります。

以下のように関わってあげる事で、お子さんは活動を理解しやすくなります。

🔅順番に示す🔅

一つずつ伝えてあげと理解しやすいです。

これぐらいのこと出来てあたり前と思うかもしれまえんが、マルチタスクが苦手なため、習慣になりにくく、分かっていない事があるんです。

ですので、一つずつの活動にしてあげると、取り組みやすくなるんです。

例:朝食中に、「着替えたら、歯磨いて、学校いく準備して」と伝える

→もしかしたらお子さんは食べながら聞かないといけないので、聞き逃しがあるかもしれません。

食事が食べ終わったタイミングで、

「ママの話を聞いて、次はお着替です」

と一つの活動ごとに伝えてあげるとお子さんは取り組みやすいです

🍀面倒だなあと思いますが、結局できなくて何度も注意する場合を考えると、もしかしたら声掛けしている回数は少ないかもしれないです🍀

また、毎回いうのが面倒な場合は、トークンエコノミー法を活用しても良いかもしれません。

🔎目で見れるようにすると楽になる🔎

言葉で伝えるよりも、視覚的に自分のやる事が分かっていた方が、自分で確認しながら進められますし、「あそこみて!」と伝えるだけで、お父さん・お母さんも声かけが楽になります。

先ほどの例では、紙に①朝ごはん→②着替え→③歯磨き→学校の準備等の簡単に書くだけでもいいですし、付せんに貼っておくだけでもいいと思います。

コツは無理なく続けていけるようなるべく簡単でよいという事です。その方が長続きするからです。

※もしも言葉で伝えたことを覚えておけるようになってもらいたいという時には、✨「聞き取りワークシート」✨が有効です。

というのも、聞き取りワークシートは、マルチタスクが苦手なお子さんが、弱いとする、「ワーキングメモリー」という、複数の動作を同時に行う為に必要な力を伸ばしてくれるからです😍❤️‍🔥❤️‍🔥
①の「言われたことをよく聞こう」は、その名の通り、言われたことを聞いて覚えていられるようになる力を伸ばしてくれます。
5歳から始められますし、ワークシートもついていて、お子さんも楽しく苦手さに慣れていけるので、お子さんのマルチタスクの苦手さをサポートするにはおススメです✨✨
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🔦事前の予告と見通しを伝える🔦

→次に行う活動内容を前もって伝えてあげましょう。やる事が分かっていると、お子さんの見通しが持ちやすくなり、安心して活動に集中する事ができます。

  • できる工夫:次の活動(食事・宿題・歯磨き・テレビ・ゲーム等々)15分前→10分前→5分前と予告してあげる

→見通しが持てる事で、やる事がイメージできるから、安心できます。

逆に予期しない変化や見通しの持てない状況に不安を感じてしまいやすいです

そんな時は活動の流れをあらかじめ知っていると安心できるんです。

例:料理のお手伝い

一度ママが作ってみる、動画で作り方を見てから作る。

※説明聞きながら、やるよりも、まずは「見る」、その後に「作る」だとやる事が一つ一つなので、スムーズにお手伝いができます。

※ここでも使える視覚資料

先ほどの、一つずつ伝えるでもお伝えした。視覚的にお子さんのやる事をリストにしておく方法は、先の見通しをイメージするのにも役立ちます。

先ほどの朝の活動ですが、

①朝ごはん→②着替え→③歯磨き→④学校の準備(ランドセルに教科書入れる)→⑤テレビみる→⑥7:30にいってきます。

と⑤テレビをみるのように✨お子さんの好きな活動を入れておく✨事(これとても重要)で、

もし、歯磨きに飽きて集中が途切れても視覚資料を確認することで「そうだテレビ観れるんだった」と気持ちを立て直すチャンスが生まれます。

まとめ

マルチタスクが苦手なお子さんの場合、こんな事が難しかったりします。

  • 会話が一方的になったり、人の話が聞けない等、会話にぎこちなさがある

  • 授業で、先生の話を聞きながら、黒板の板書をするのが苦手

  • 本やゲームに夢中になっていると、声掛けしても反応がない

  • 活動と活動の切り替えが難しかったりする

逆に一つの事にはものすごく集中できるという長所があります。

🔎マルチタスクの苦手さに合わせた関わり🔎

順番に伝える

一つずつの活動に声かけしてあげると、お子さんは、取り組みやすくなります。伝える以外にも、見せる形で示してあげると、いつでもお子さんが確認できますし、何度も注意しなくて済むので、良好な関係でいられる可能性があがります。

事前の予告と見通しを伝える

一つの事に集中しやすいので、お子さんの注意を向けてから、「あと5分で終わりだよ」と活動の終わりを事前に予告してあげると、切り替えがスムーズになりやすいです。

  • 料理であれば、事前に作る物の動画を見せてあげる

  • スーパーの買い物なら、事前に「今日はお菓子は買わないよ。卵と牛乳を買います。」と約束しておく。

  • 初めて所ならスマホでそこの画像を見せてあげ、こんなものがあるよ見せる

このように、見通しを持てるようにしておけると、安心して取り組みやすくなります。

いずれも目で見る、視覚資料が有効です。いつでもどこでも確認できるからです。

成功体験は何よりのモチベーション!?

→スモールステップで、お子さんのできそうな問題を、昨日より、今日、今日より明日といったスタンスで、お子さんの理解度ややる気に合わせて、少しずつ目標をあげていく方が、マルチタスクを苦手なお子さんには向いています。

お子さんなりのペースで、勉強や活動は必ず上達します。

一番心配な事は、「できない」と勉強や活動に消極的になってしまうことです。

勉強が嫌いになってしまったらそれ以上の上達は望めないからです。

ですので、得意さを活かせる、お子さんに合った学習教材を用意してあげ、成功を積み重ねられる体験をさせてあげましょう。

「できた」「分かった」「うまくいった」という成功体験があるとお子さんは、お子さんらしく成長していきます。

※もしも言葉で伝えたことを覚えておけるようになってもらいたいという時には、✨「聞き取りワークシート」✨が有効です。

というのも、聞き取りワークシートは、マルチタスクが苦手なお子さんが、弱いとする、「ワーキングメモリー」という、複数の動作を同時に行う為に必要な力を伸ばしてくれるからです😍❤️‍🔥❤️‍🔥
①の「言われたことをよく聞こう」は、その名の通り、言われたことを聞いて覚えていられるようになる力を伸ばしてくれます。
5歳から始められますし、ワークシートもついていて、お子さんも楽しく苦手さに慣れていけるので、お子さんのマルチタスクの苦手さをサポートするにはおススメです✨✨
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最後まで読んで下さりありがとうございました。

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