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大学院生活がつらくなった時

この記事が役に立ちそうな人:臨床心理系の大学院生

この春から大学院に入学したM1の方も、新しい生活に馴染んできた頃でしょうか。

自分が大学院生だった頃を振り返ると、学びが多く充実していたものの、独特のつらさもあったことを思い出します。
このつらさは意外に"臨床心理系大学院生あるある"のようです。

好きで入学したけど…

つらくなる原因

過去の傷が刺激される

臨床心理系の大学院に入学すると、さまざまな臨床心理学の理論を学んだり、事例に触れたりします。
その過程で、院生は自然と自分の家族関係や学校・職場での出来事を連想します。

臨床心理の道を目指す人は、自身も過去に困難を抱えていたり、苦しむ人が身近にいた人が多いです。
そのため、学校の講義がきっかけになり、塞がっていた心の傷が開くような感覚に陥ることがあります。

自分の心を使って学び働く、心理臨床の世界ならではのつらさかもしれません。

忙しい

また、臨床心理の大学院に限ったことではありませんが、大学院生活は基本的に忙しいものです。
毎週たくさんの課題が出るため、休日とそれ以外の境界が曖昧になりがちです。
時間が経てば自分なりにタイムマネジメントができるようになりますが、大学院に入りたての頃は、まだペースが掴めない人も多いのではないでしょうか。

対処法

心の距離を置く

困難な体験を思い出してしまう時は、意識してその出来事と距離を置くことも大切です。
「何かしんどいな」と気づいた時は、勉強の手をいったん止めて、休息を取ったり他のことをするといいでしょう。

このスキルは、臨床心理士/公認心理師として現場に出た時にも必要になります。
自分なりのストレスコーピングの手段を見つけてみてください。

相談

しんどくなったら抱え込まず、誰かに話すというのも重要です。
身近な人に話すのもいいですし、自分がクライエントとしてカウンセリングを受けてみるという手もあります。

休学

もし学校に通うのもつらくなるほどであれば、休学という手段もあります。
どのみち、セラピスト自身がある程度健康な状態でなければこの仕事は続けられません。
無理をし続けるよりは、一度しっかりと休養を取るのも一つの手です。

そのうち終わる

大事なのは、このつらさは永久には続かないということです。

自分なりのリフレッシュ方法を見つけて、大変な2年間を乗り越えていきましょう。


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