【経験談】『歯医者がどうしようもなく怖い人へ』楽に歯科治療を受ける為の4ステップ~お子様や障害をお持ちの方にも~
この記事を見てもらいたい方
✅ご自身、またはお子さんを始めとするご家族にASDがある
✅不安障害、パニック障害がある
✅上記以外の障害があり歯科治療が困難
✅歯科治療に恐怖心があり、苦痛を感じてしまう方
✅歯医者嫌いのお子さんがいる方
✅咽頭反射(おえってなるやつ)が強い方
上記の項目が1つでも当てはまる方、きっとこの記事があなたの助けになります。
こんばんは。
みなさんは歯科恐怖症という言葉をご存じですか?
歯科恐怖症とは歯科治療に対する極度の恐怖を持ち、動悸や冷や汗、吐き気などの体調不良を起こすこともある恐怖症の1種です。
重度の方では診察台に座れない、治療中に意識を失ってしまうなど歯科治療に大きな影響を及ぼすこともあります。
私は上記の歯科恐怖症に加え、障害があることから
・先生に症状を伝えられない
・診察台に座れない
・診察時に口を開けただけで吐きそうになる
・歯医者の建物を見ただけで恐怖に襲われ立ちすくむ
・歯医者がどうしようもなく怖い
などといった症状が出て治療に大きな支障をきたし、誰にも理解されず1人で悩み日常生活に支障がでるほど塞ぎこんでいました。
そんな私ですが以下で紹介する4ステップを踏んだことにより、苦痛なく楽に歯科治療が受けられるようになりました。
歯科恐怖症×ASD×パニック発作持ちが語る「楽に歯科治療を受ける為の4ステップ」をぜひ覗いて行って下さい。
ステップ1 歯医者選び
肝心要な歯医者選び。(もう既に信頼できる歯医者さんや柔軟に対応してくれそうな歯医者さんがいるよっていう方はステップ2に飛んでください。)
ホームページを見たときに「小児歯科」「歯科恐怖症」「無痛治療」というキーワードがどれか1つでも入っている歯医者さんは患者に寄り添ってくれたり柔軟な対応を取ってくれる可能性が高いです。
数は少ないと思われますが、障害者の受け入れを可能としている所はなお良いです。
初診時や上記に上げた条件を掲げている歯医者さんが見つからない時、電話で状態を伝えて診察してもらえるか聞いてみると良いでしょう。
ステップ2 歯医者さんとの信頼関係
初診の際は症状を話す時間を長く設けてくれる歯医者さんが多いと思うので、持っている障害を始め、配慮してほしいことや不安なことを事細かく話しておくと良いです。
考えうる対応や配慮
どのような形でもいいので歯医者さんと密にコミュニケーションを取ることで「この歯医者さんなら大丈夫そう。」という信頼感や安心感につながる可能性が高くなります。
歯医者さん側としても患者の状態や配慮が必要なポイントが明確になることで治療がしやすくなると思います。
ステップ3 今、できることから少しづつ
治療を受ける前の準備として
・締め付けの少ない衣服を着用する
・抗不安薬の服用(必要に応じて)
・食事は治療を受ける2~3時間前に済ませておく
ことがおすすめです。
準備ができたら今できることから少しづつ取り組んでいきましょう。
例えば、歯医者の建物にすら入ることが出来ない方はまず、傍を通る、歯医者の入口に立つことから。
診察台に座れない人は短時間でも座ってみることから。
口に器具を入れられない人は口を開けることから。
歯医者さんと相談して今できることから初めてみると良いでしょう。
いきなり時間を要する治療や虫歯治療、奥歯の治療、抜歯など抵抗感の強い治療を受けることは避け
✅ブラッシング指導を受ける
✅口腔内の状態を診てもらう
✅クリーニング
など抵抗感や痛みの少ない治療から始めることが重要です。
もし上手く行かなくても落ち込まないで大丈夫!
ここまでこれたあなたは充分治療に向き合う強さと覚悟があります。
焦らないで今の自分にできることを模索していきましょう。
このステップが踏めたら次のステップへ。
ステップ4 できることを増やしていく
ステップ3を踏めたことは大きいです。
次は小さなステップを踏んでできることを増やしていきましょう。
私は
①建物を見る、中に入ってみる(上記ステップ3に当たる)
②初診時のカウンセリング
③起きた状態で器具を口腔内に入れずペンライトで見てもらう
④横になった状態で前歯のクリーニングを1回の治療に付き1本
といった形で段階を踏んでいきました。
焦らずできることを1つ1つ。
できなかったことがあっても自分を責めず、できた部分を認めてあげましょう。
最後に
「いい年して歯医者に行けないなんて恥ずかしい。情けない。」
そんな風に言ってくる人もいるかもしれませんが、誰にだって苦手な物事はあります。私たちの場合それが歯医者だっただけです。
生物が生きていく上で重要な器官である口腔内に触れられることは抵抗感や恐怖感があって当然で、恥ずかしいことなんかじゃないと私は思っています。
この記事を最後まで読んでくださったあなたの心が少しでも楽になり、歯科治療と向き合うことができたのなら私は心の底から嬉しく思います。
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