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自然を慈しみ、気持ちを「ととのえる」瞬間を届けたい。製品企画の吉田です。

Coyoriの製品企画を担当している、吉田由佳(よしだ・ゆか)です。

私たちは、日本の自然素材を使用し、無添加で安心安全なスキンケアを届けることを、お客さまと約束しています。

私は製品企画として、この約束を守りながら、「Coyoriらしさを感じていただける商品とはなんだろう?」と常に考えてきました。『彩醒ライン』も、そうした問いから誕生した商品です。

そして今、新しいチャレンジをはじめています。それは『季節ごとの美容液オイル』をつくることです!

春には春のオイル。夏には夏のオイル。季節ごとにオイルを使い分けられるようにする。そうして、毎日のスキンケアを通じて、お客さまに四季を楽しんでいただきたい。

そう考え、企画を進めています。今回、私がこの考えにたどり着くまでの経緯と、私がCoyoriで目指していきたいことをお伝えします。


海外の文化に身を置くことで、日本の素晴らしさに気づく

「日本の素晴らしさを引き出せる、モノづくりをしていきたい!」

約4年前、こんな想いを抱き、私はCoyoriの一員になりました。

もともと、新卒では総合トイレタリーメーカーに就職しましたが、もっと自分の視野を広げたいと思い、海外で1年ほど暮した後、外資系企業に転職。そこで、化粧品やヘアケアなどのモノづくりを学びました。

(▲ホストファミリーと。右から二番目が私です。)

しかし、海外の文化に身を置けば置くほど、日本のモノづくりの素晴らしさを強く感じるようになります。

繊細さ、細やかな気配り、おもてなしの心…。

こうした日本の作り手たちが持つ気質は、世界から見ると、とてもユニークであることに気づかされました。そして、私自身も、その価値を伝えていきたいと思うようになります。

そんな折、Coyoriと出会い、厳選された日本の自然素材にこだわって、日本人らしいアプローチでスキンケアをしている姿に惹かれ、入社を決めました。


粘りに粘りが必要な、Coyoriの商品開発

ただ、Coyoriの製品企画は、私にとって試練の連続でした。

自然素材を原材料に、無添加で化粧品をつくる。これが、想像以上に難しかったんです…。

人工的に合成された素材を使えば簡単に実現できることが、自然素材では、なかなか実現できない。使用する素材を変えたり、配合を変えたり、常に試行錯誤の繰り返しです。

特に、使用感にはいつも頭を悩ませます。この使用感をだすには、合成素材を使用しない限り、実現不可。そんな壁に何度もぶつかりました。どこまで使用感を追求するかは、いつも判断が難しいポイントです。

自然素材。無添加。このお客様との約束を守った上で、Coyoriとして最高の品質を追求する。これを実現するには、粘りに粘りを重ねる姿勢が求められます。

これまでに一番大変だったのは『彩醒ライン』です。なんと、実現に4年もかかりました。何度も試作品をつくり、いろんな人の協力の末、やっと完成させることができました。

(▲『彩醒ライン』の新商品発表会の時の、Coyoriスタッフの集合写真です。)

このようにCoyoriの新商品は、毎回、やっとの思いでカタチにしています。

でも、お客様とお会いすると、「Coyoriは安心できるから、使っていて気持ちがいい」という言葉を沢山いただくことができます。そういうお声を聞くと、「私たちのモノづくりは、間違っていないんだ」と、改めて自信を持つことができます。


生産者の方々のモノづくりへの情熱に圧倒!

また、Coyoriには、私のモノづくりへの熱意に火をつけてくれる、大きな存在があります。

それは、原材料として使用する自然素材を手がける生産者さん達です。

みなさん、自然を相手にしながら、すさまじい創意工夫をされています。その研究熱心な姿を見ると、「モノづくりに、人生をかけてるなぁ…」といつも感動してしまいます。

例えば、『彩醒ライン』の原材料となる蘭を生産されている山本さんは、まさに人生を蘭にかけているという感じで、ご自宅のステンドグラスも蘭の模様にされていました。

(▲蘭育成の世界的な第一人者である山本さん。)

生産者さんと話をすると、「私は、これくらいのこだわりを持って、モノづくりに向き合っているのだろうか…?」と思い、身が引き締まります。

また、そうやって手塩にかけて育てたものをいただくので、取り扱う責任を常に感じています。

化粧品の出来が悪いと、素材自体も良くないと思われかねません。それだけは絶対に避けないといけない。そういう意味でも、私たちは妥協のないモノづくりを続ける必要があります。

そして、私たちの商品を通じて、生産者さんたちの「こだわり」や「想い」を、多くの方に伝えていきたい。そんな使命感が、どんどん私の中で強くなっています。


季節を感じることで、自然の恵をより味わえるのでは?

こんな風にCoyoriでモノづくりをしてきた私ですが、新しい挑戦をはじめています。

それが、冒頭でお伝えした『季節ごとの美容液オイル』です。

日本の自然の豊かさを最も強く感じさせてくれるもの。それは「季節」ではないでしょうか。

そして、春夏秋冬で全く違う表情を見せる日本では、その季節に合わせた肌のケアが存在します。

スキンケアを通じて、季節を感じていただく。

そんな化粧品は聞いたことがありません。しかし、これこそが、日本人らしいモノづくりをしてきたCoyoriがつくるべきスキンケアではないかと思うんです。

現在も、春夏限定の美容液オイルを開発したり、定番の美容液オイルは秋冬向けで、美容液オイルの白は春夏向けと、季節ごとの使い分けをオススメしています。

(▲春夏限定の美容液オイルの蓋の色検討中です。)

これを更に進化させ、季節ごとに特化した美容液オイルを開発します。その季節を感じる自然素材を使用し、四季の恵みがつまったオイルをお届けしたいと思います。

是非、完成を楽しみにしていただきたいです!


「気持ちをととのえる瞬間」を届けたい!

最近、Coyoriが提供する価値について考えると、「ととのえる」という言葉が一番ピッタリくると感じるようになりました。

スキンケアを通じて、自然の恵みを味わい、日本の自然を慈しむことができる。

日々の暮らしのなかで、「気持ちをととのえる瞬間」をお届けする。

それが、私がCoyoriで目指したい姿です。この想いを胸に、これからもCoyoriのモノづくりを続けていきます。

そして、今後、『こよりつづり』では、季節ごとの美容液オイルの開発状況や、様々な商品の裏側をお伝えしたいと思っています。

これからも、どうぞ宜しくお願い致します!

Coyoriスタッフ 吉田由佳

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