徒然 引き寄せすぎた結果猫が家の中にいる
最近、こんな猫が現れた。
センター分けにも程がある猫。
家の裏庭に現れ、お母さんのおっぱいをすっていた子猫。
あまりにも衝撃的な前髪に私は取り憑かれてしまった。
センター分けの『センタ』
と名付けよう。
かわいい。ヘンテコ。あほねこ。
でも、これは7月27日に母の撮影したもので、私は見た事がなかったのだ。
そして、先日、とうとう少しだけ見ることが出来た！
ひゃー！！！思っていたより可愛い。
その日からどうしても、センタに会いたくて、会いたくて、震えていた。
なので、ココ最近、猫探しの旅に出ていたんです。
そんなnoteも書きましたので、すこし割愛。
センタの母猫は分かっているけど、父親はどの子だろうと疑問に思っていた。
写真フォルダを見ていたら、絶対にこいつだという猫を見つけた。
このちょっとイカした前髪……たぶん、こいつだ！！！
ということで、彼は米津玄師から『ケンシ』と呼ぶことにした。
うううううう、猫飼いたいぃぃぃい
「誕生日プレゼント何欲しい？」
家族にそう訊ねられる。
今までは、「愛が欲しい！」「友達！！」「愛情だ！」と喚いていたけど、もうそれも面白くない。何も欲しいものは無いんだ。いや、何もかもが欲しいから欲しいものを特に考えないようにしていたから。
だけど、今年は。
「センタがいい！にゃーってすりついてほしい！」
と叫ぶ。この数日のとかげもやたらと元気だ。
昨日、髪を切った。
成人式のために髪を伸ばしていた。
ずーーーっと、ショートカットの私は、首につく長さまで伸ばすのは5年ぶりぐらいだった。
いやいや、首に着く長さかよっ！って言われそうだ。全然ショートカットじゃねえか！と。
でも、私としてはだいぶ伸ばしたんですよっ！
髪の毛をくくれるなんて久しぶりなんじゃ！！
ところで、女の子の短いポニーテールをつるんって触るのが好きな私は、自分のそのポニーテールで自給自足ができるようになったのでした。
しかし！やっぱりめんどくさい！暑い！いやや！邪魔！！
と癇癪を起こし、その上、またウィルスがどんどんとやばくなっているのに伴い、どうせ成人式やらないんだろ？！と激怒し切ったのです。
スッキリしたー！
スッキリ！さっぱり！やっぱこれだね！
ショートカットがかわいいんだよ！
そんな新鮮さを取り戻した私は、1番初めにあげたセンタの写真をスマホのロック画面にした。
かわいいー！飼いたい……。
いや、とりあえず1回だけでいいから顔を見せて欲しい。ゆっくり見たいんです。
と思い、兄も自主的に変え、そして、母のロック画面も勝手に変えたのです。
そして、朝。
9時頃、ボーッと外を眺めてた。すると、お母さん猫が通っていく。
おっ！
ん？？
いま、納屋の穴からでてなかった？！
およよ？
そう思って、凝視していると。
ついに現れた！！！
センタでは無いですか！やっぱりあなた変な髪ですね？！かわいい……
やっぱり、ロック画面にすると引き寄せるよね。
なんて喋っていた。
すると、家の裏庭から悲痛な猫の鳴き声が聞こえる。
あれ、なに？おかしいよね、この鳴き方。
と向かうと近所の方が居て、「ずっと鳴いてる、お母さんが居ないっぽい」と教えてくれる。
庭のワイヤープランツなどが絡んだ場所から子猫の高い声が聞こえる。
草を切り分けて、やっと現れた子猫は本当に小さかった。
その近所の方は猫を飼っていたようで、適切な保護をしてくれたのだが、先住猫が子猫を拒否してしまったので飼えないと言われた。
明日、いきつけの動物病院に連れてってくれると言う。
そして、それまで私の家で保護してくれと。
？！？！！
あれ、なんか急に願いがかなった？！
しかもめちゃくちゃ可愛いんだ。
みて、このかわいさ。懐いてるんです。
かわいい。
そして、昨日まで「猫は触れない、こわい、かわいいけど」と言っていた兄までもニコニコと可愛いと悶えているのです。
母も「こんな美人な猫なら飼いたくなっちゃう」と悶絶なのです。
しかし、ここで問題があります。
小柳とかげは、猫アレルギー！！
say！
「小柳とかげは、猫アレルギー！！」
ということで、飼うのに大きなハードルがある。
可愛いし本当に可愛いし、飼いたいけど、とりあえずは、飼ってくれる人を探すことになりそうだ。いい人に飼ってもらいたいと思う。
しかし、やっぱり飼いたい。うちの子にしたい。
母の友達が、子猫を保護して飼ったという。それを聞いて「うちもそんな風に保護することになればいいのに」なんて思っていたんだ。少しだけ。心の底で。
自分の快適さを優先して髪を切り、センタに会いたい、飼えたらいいのに、とスマホのロック画面を変えた。
そうしたら、私の元に可愛い猫が現れた。
そして、ものすごく懐いてくれ、今眠っている。
かわいい。
引き寄せってすごい。
自分を思うことはとても大切なんだなと、思っただけのいろんな感情を持ちながらひとまずは明日までは猫を保護しようと思う。
かわいい。
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