詩 『小さくなって考える』
小さくなって考える
日々の悲しみの源は誰とも関わることが出来ないこと
たくさんの人とすれ違ったとしても
私は誰とも繋がることが出来ない
小さくなって考える
このわだかまりは、私が私のことを理解してあげられなかったこと
責められたときに言い返せるほど
私は私の感情に気にかけられない
小さくなって考える
指先から冷たいものが入ってくるのは、攻撃ではなくただの侵食
私は抵抗することも出来ず、
順応してしまうしかない
小さくなって考える
布団は味方だと思ってるのは、自由を知るのも怖いから
自分の選択が他人にどれほどの影響を与えるのかも
私は分からないからそっと閉じこもっておきたいだけ
小さくなって考える
小さくなっても、自分の悲しみは途切れない
わけわけして考えても、私はどこまでも私
全てが連鎖して固まるの
私は私が苦手だ
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