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産後鬱に苦しんだ私が《ふんどしパンツ》と《じぃちゃん先生》出会った瞬間

自分が産後鬱になるなんて…


結婚してから、仕事を辞め専業主婦をしていた私。
地元で結婚し、実家や親友も近所におり
子供2人に恵まれ、順風満帆そのものでした。

しかし、私は1人目、2人目の出産後に《産後鬱》を患います。
元々思い込む性格でも無く、楽観的。能天気。
産後鬱という言葉は知っていたものの、完全に他人事。
自分は鬱とは無縁の人間だと思っていました。

でも、私は産後鬱になりました。

1人目の産後、泣き虫長女の背中スイッチ&慣れない育児に苦しめられ。
身長170㎝の私が45㎏まで痩せ細ってしまいました。
深刻な病気に違いないと思い込んで夜な夜な一人で泣く日々。

起き上がれないような酷い状況が続いたにも関わらず
何故か病院には断固行きませんでした。
なぜなら決定的な病名を告げられるのが怖かったからです。
(この時自分は絶対ガンだと思い込んでいた。(-_-;))

ネットで自分の症状を検索しては怖い病名の連続に恐怖する日々。
そして、ネットに溢れる健康食品、グッズ、サプリ。
ありとあらゆるものを試しました。
プラセボ効果で一瞬良くなった気がしたと思ったら、
また具合が悪くなり,,,一喜一憂に苦しむ毎日。
実はこの時にちゃっかり《ふんどしパンツ》と出会いっています。

相談出来る家族や友人も身近にいたのに、
平気な振りをして振舞いました。
家事や育児の手伝いもいらないと母を追い返す始末。
何故そんなに頑なだったのか自分でも不思議だけど、
それも産後鬱の症状だったのかもしれません。

いよいよ病院に行く


そして2人目出産後、いよいよ体調不良の限界が近づき
病院に行く覚悟を決めます。
深刻なガン患者だと思い込んでいるので
余命宣告を受けるような気持ちで病院に行った事を覚えています。

しかし、決定的な病名を告げられる覚悟でお医者様の前に座っても、
どこも悪くありません。の連続。
その場しのぎの薬や湿布、漢方などを処方され、
次回の予約なんていらないよと帰される日々。

そんなわけないのに!!!

絶対にどこか悪い所がある!!!だから治さなければ、
この子達が成人するまで生きられない!!泣
と,,,相当クレイジーな思考に陥っておりました。笑

今ではこのとち狂った時の事を思い出すと笑ってしまうのですが、
当時は真剣そのもの!!
ドクターショッピングなんて生ぬるい言い方じゃなくて、
ドクター爆買い。笑

じぃちゃん先生に出会う


そんな中、最後に行った病院で、とあるじぃちゃん先生に出会います。
その先生は私の切々と訴える不定愁訴の数々を
ウンウンと聞いてくれて。一言。

「ikumiさん!!全身調べてみよ!!納得するまで全部ね。」

やっとまともに取り合ってくれる先生が居た!と喜ぶ半面。
その検査項目に戦々恐々。
設備が無い検査項目は大きな病院まで紹介状を出され、
これはいよいよだな,,,と覚悟を決めます。

・血液検査
・尿検査
・心電図
・レントゲン
・エコー検査
・子宮頸がん検査
・マンモグラフィー
・MRI
・胃カメラ
・大腸カメラ

特にMRI、胃カメラ、大腸カメラは未知過ぎて
ネットで鬼ほど検索して挑みました。
検査の時、どうなったか(特に大腸カメラ)はまたいつか(笑)

そして検査結果。
皆さん、薄々気付いていらっしゃるでしょうが,,,

【全項目異状なし】

そうなんです。異常なしでした。
先生は、「ほらね~やっぱり健康だ。」
わはははははは!!とドヤ顔で笑っていらっしゃいました。
先生は産後鬱とハッキリ診断は下さなかったものの、
産後はみんなこんな風になるんだよ~
思いつめて自殺しちゃう人なんかもしるしね~
みんなホルモンに振り回されて生きてるんだよ。
自分の身体なのに嫌になるねぇ~なんて笑ってお話をされました。

これまでの自分の体調不良は産後鬱なんだと病識を持った途端、
憑き物が落ちたかのように不定愁訴は無くなっていきました。
あの時のじぃちゃん先生。本当にありがとう(´;ω;`)

産後鬱から抜け出す


そんなこんなで産後鬱を抜け出した私は、
速攻で体まで元気になれたかといいますと,,,そうでは無くて。
長女出産から4年、ガンだと思って過ごしてきたこの身体は
すっかり代謝も落ち、限りなく本物の不健康でした。

身体の末端の異常なほどの冷えや胃腸の不調。
酷いPMSに生理痛。
肌の色はくすみ、割と若くして子供を産んだはずなのに
とても老け込んで見えました。

ガンと思い込んでいる日々では気にならなかったことが、
ガンではないと分かった途端に気になり始めたのです。
またお手軽なサプリに手を出しそうになるものの、じぃちゃん先生の言葉が引っかかってサプリに手を出すのはやめておきました。

「ikumiさん、問診票にあれこれ飲んでるって書いてるけど駄目だよ。
人間口から入れる物で出来てるんだから、
訳の分からないものを飲んでちゃそれこそ本物の病気になるよ。
健康になりたいなら、よく寝て、良い物を食べて、よく動く!!それだけ!!」

シンプルに納得しました。
世の健康食品やサプリメントを批判するわけではありませんが、
補助食品やサプリメントの前に、やれる事はいくらでもあるという事です。
これはじぃちゃん先生から教わった大切な教えで今でも守っています。

今、産後鬱で苦しんでいる方へ


こうして私は運よくじぃちゃん先生に全身検査して頂いたお陰で
自分が産後鬱だという病識を持ち、たったそれだけで急激に回復していった訳ですが。
産後鬱の症状も人それぞれ。

私に似た状況の方には、全身くまなく検査してもらってスッキリして欲しいと思う一方、お医者様から見れば、深刻な病気でもない患者に無駄な検査をさせるという判断は普通しない事です。
これは医者として至極真っ当な判断だと今なら分かります。
私は何件も病院を回ってドクターショッピングを行いました。
診断が信用できなかったからです。
でも、その何件もの先生達のお見立ては間違っていなかった訳です。
産後鬱の状態では、勉強を重ねたお医者様の事すら信用できなくなります。

もし、私のように運良くじぃちゃん先生のような出会いがなかった場合。
苦しいですよね?
私はお医者さんでもカウンセラーでも無く。
いち産後鬱を抜けたの経験者という立場です。

言える事は、ただ一つ。
産後鬱は必ず終わりますよ。

だって「産後」って言葉が付いてるじゃないですか?
どんな方法で抜けられるか私にもわかりません。
私のように全身調べるのも良いかもしれないし、
ほんの少し子供と離れて自分の時間を持つのも良いかも、
ただ時間が経って子供が成長するのを待つしかないかもしれない。

でも「産後」は必ず過ぎます。
あっという間に子供は大きくなって手を離れていきます。
だから私達の産後は延々に続かないのです。
今、乳飲み子を抱えて途方に暮れているお母さん。
凄いですね、本当によく頑張っていますね。
子供を産んだだけでも偉いのに、
育てるだなんて何て偉大なことでしょう。

大丈夫ですよ。
嘘じゃなくて本当に子供はすぐ大きくなりますから。
その眠れない日々が今は延々のように思えるでしょ?
でも本当にぐっすり一人で眠れる日がやってくるんです。
本当ですよ。
いつまでこんな日が続くの??って思うでしょう??
あと少しですよ。
もはや、あの延々夜泣きに付き合った日々すら愛おしくて
大きくなった子供を見ながら、あ~赤ちゃんに戻らないかな~
なんて言うようになるんですよ。
嘘じゃなくて本当ですよ。

だから、産後鬱で苦しんでいるお母さん。
ギュッと縮んだ心と体を少し緩めて下さいね。
なんでも完璧にやらなくていいですよ。
あなたは生真面目だから少しくらい手を抜いても人並みです。
大丈夫。眠れるときに寝て。
家のことは最低限でいいんです。

だからお母さん。
心と体をゆるめて下さいね。
私は皆さんの味方です。

結局ふんどしパンツ…


さて、結局ふんどしパンツのお話はチラリしただけでしたね。(笑)
次回はちゃんと《ふんどしパンツ》との出会いについてお話したいと思います。
長文読んで下さってありがとうございました♡
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