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段落(パラグラフ)について考えてみたメモ帳アプリ『CountablePad』

Android のメモ帳アプリ『CountablePad』では、「段落数」もカウントすることができます。

CountablePad』は英語圏を主軸に開発・リリースしていて、英語から日本語へ翻訳しているのですが、英語と日本語は勿論、韓国語や中国語、インドネシア語、ベンガル語など、世界で統一された言語仕様というのは存在せず、ルールを考えて命令を書くプログラミングにおいて、なかなか一筋縄では行かないです。

現在(Ver.8.3.2)の『CountablePad』では、「段落」の取扱を、「改行」という世界共通の制御で判断しています。

例えば、以下、

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3 回の改行」によって「段落数を 4」であると判断しています。

「改行」が世界共通の制御であるため、これがプログラミングにおいて最も簡単な「段落」の判断なのです。


「段落」とは?

ところで、「段落」とは、どういった意味を持っているのでしょうか。

長い文章を内容などからいくつかに分けた区切り。形式的に、1字下げて書きはじめる一区切りをいうこともある。段。パラグラフ。
https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E6%AE%B5%E8%90%BD/

これは日本語に対する説明ですが、以下では英語などにも触れられています。

段落の表記方法は、改行後に1文字の字下げを行うことが一般的である。字下げを行わずに、行間を空ける様式もある。形式段落の文章においては行間を空けたり、罫線を入れたりすることもある。中国語では、段落の先頭に2文字の字下げをする。英語などのヨーロッパ系の言語では、日本語と同様に、(標準5文字の)字下げをしたり行間を空ける表記方法が用いられる。罫線や、破線を入れることもある。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AE%B5%E8%90%BD

プログラミングへ反映するには、単純で明確なルール化をしなければなりません。

上記を踏まえて、以下に段落判断のパターンを纏めてみます。

①改行
②行間を空ける
③文頭を字下げ


行間を空ける

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現在(Ver.8.3.2)の『CountablePad』では「段落数は 4」と判断されますが、このように行間を挟むことで段落を表現する形式に対応すれば、「段落数は 2」であると判断できるようになります。


文頭を字下げ

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同様に、文頭に着目し、字下げが行われていることをプログラミングで認識できれば、こちらも、「段落数は 2」であると判断できるようになります。


まとめ

これらのパターンで世界各言語を網羅できるのならば、段落判断について以下を候補として設定画面で切り替えられるようにすれば、『CountablePad』はより良いメモ帳になりそうです。

①改行
②行間を空ける
③文頭を字下げ

如何でしょうか、他にも段落の表現は存在するでしょうか?

韓国語やインドネシア語、ベンガル語、ポルトガル語、ロシア語など、継続して調べてみます。

メモ帳アプリをお探しの方は、是非一度『CountablePad』をお試しくださいませ!


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