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キュビナ Qubenaで「自己調整力」をつけたい!

 AIに「自分に最適なおすすめの問題」を出してもらってそれを解く。そのよさももちろんあります。
 「5分間復習」(ベータ版)や、「ワークブック」の「復習パート」がそれに当たります。

 効率的だと思います。実際、私も中3の漢字学習でそれを使ってみてよさを感じました。

 しかし、それだけではない、学習の自己調整力をキュビナを使いながらつけたい。1年生でもつけたい。そう思い、以下の方法にたどり着きました。

① 「学習履歴」タブの活用

 過去解いた問題を見て、間違えた問題を自分で選んで再度解いていく。それだけです。正解したら右に「★復習済」のマークが付くので励みになります。

 考えてみれば、紙の問題集では、解答欄を別に設けない限り、一度解いた問題に再度チャレンジする、間違えた問題だけを集めておく、それは困難です。
 けれど、デジタルなら、「自分が後で解くべき問題集」「自分のための問題集」が簡単にできるのです。

 デジタルならではのよさに気付きました。キュビナ活用に抵抗がある方にも、ここはご理解いただけるのではないでしょうか。また、「やらせっぱなし」を防ぐ一手にもなります。
 「切り口」になり得ると感じています。


② 「問題一覧」から、自分で問題を選んで学習する際の手立て

 先生から出された「ワークブック」に取り組むだけではもったいない。児童自身が「問題一覧」を活用できること、これこそがキュビナのよさであり、自己調整力育成になると思います。

 進めるにあたり、以下のことを1年生にも伝えました。1年生でも理解できたようでした。「自己調整」するために重要な考え方だと思います。自分に合った問題を、AIによるおすすめではなく、自分で選ぶのです。

とりあえず「ひょうじゅん」にチャレンジしてみる。
自信がないなら「きほん」にチャレンジする。

「ひょうじゅん」ができたのならその単元の「きほん」はもう解く必要はない。(同じ内容でより簡単なものだから。)


追記

COMPASS社に要望を出しました。「児童による理解感覚マーク」みたいなものがあるとよいと個人的には思いますが、みなさん、どう思われますか?

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児童が、各問題を解き終わった際に、「次へ」のボタンの代わりに、「分かった」「分からない」のボタンを押す機能があるとよいと思います。

特に問題を間違えた際に、解説を読んで分かった場合と、解説を読んでも分からない場合とを、教師が把握するためです。もちろん、分からない場合は質問するように指導していますが、子どもによってはしないので、本人の感覚をそのマークで生かせたらと思います。

また、児童が「学習履歴」で振り返って、過去に間違えた問題に再度取り組む時間を設けていますが、その際に児童が自分でその理解感覚マーク(^^)や(・・?)などを参考にしてもう一度解いてみる問題を選べると、学びをコントロールする力がより付きますし、効率的になると思います。

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