たこ焼屋さんで本を売る
場所は大田区・洗足池。
五反田と蒲田を結ぶ池上線のちょうど真ん中くらい。
豊かな自然に囲まれた都会の中のオアシス・洗足池公園へとアクセスする洗足池駅から徒歩1分ほどの場所に、一軒の小さなたこ焼屋さんがあります。
ここは、かつてこのnoteでも触れていますが歴史ある「発見の会」という劇団で役者としても活動してきた店主が営んでいるお店です。(この発見の会から発展した音楽バンド「渋さ知らズ」のメンバーでもあります。)
なんといっても店主のお話は、文化好きなお客さんの心を鷲掴み?!
アングラが好きならなおOK?絶対にこの店にハマってしまいます!
そんな店主・伊郷さんは、洗足池地域の盛り上げ隊として、街で音楽イベントを企画したり、絵画展を企画したりと、たこ焼屋さんにとどまらない活動をしています。
私がこの店に足を運んだのが、10年ほど前。ローカル誌をつくっていると知るとすぐに仲良くしてくれて、お店で取り扱ってくれるようになりました。
私たちが作った本のバックナンバーも置いてあるし、単行本も置いてあります。
また、このお店にはさまざまなアーティストや音楽家が訪れているので、ふらっと立ち寄ったら「あの人が!」という豊かな出会いも多々あります。
(ちなみに昨日は、栗コーダーカルテットの関島さんと川口さん、偶然にも歌手のさがゆきさんも来店していたようです。)
私の感覚で言うと、昔の駄菓子屋さんのようなお店です。
たこ焼きも3個で310円で食べられますし、お酒も400円ほどで飲めます。
もちろんお茶でもOK。
飲んで食べて1000円という「座れる文化せんべろ」と言ってもいいかもしれません。
またこのお店にやって来る作家さんの本も置いてありますので、本や音楽が好きな方は一度立ち寄ってみてください! エヴァンゲリオンの使徒のデザインをした漫画家・あさりよしとおさんもこのお店の目の前に住んでいました。
数年前、そんな店主・伊郷さんのことをA3のリーフレットにまとめました。
noteもあります(有料)※上記リーフレットには①と②の両方が掲載されています。
本を買うなら書店ですが、こうした文化に造詣の深い人が経営するお店で買えるのも、ありがたいことに、うちの強みになっていると思います。
一期一会!
人との出会いが生まれる洗足池のたこ焼屋さんに来て、見て、確かめてください。
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