コトノハ|cotonoha inc.

出版と編集 東京の南、池の近くの編集出版の「コトノハ」です。ローカルな視点で編まれる冊…

コトノハ|cotonoha inc.

出版と編集 東京の南、池の近くの編集出版の「コトノハ」です。ローカルな視点で編まれる冊子やさまざまなジャンルの単行本を通じて、新しい出版の可能性を切り拓いていきます。時折「#カードリーディング」も。 https://cotonoha.co

マガジン

  • 本づくり以外の仕事

    小さな出版社の2人が出版をしながら発見した本づくり以外の仕事について紹介します。

  • コトノハRADIO(Apple Podcast番組)

  • #読書の秋2021 #植物癒しと蟹の物語 読書感想文

    noteの読書感想文コンテスト「#読書の秋2021」の課題図書『植物癒しと蟹の物語』に寄せていただいた感想文をまとめています。 *2021年10月17日〜11月30日期間に投稿いただいたものが対象です。

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    街の手帖32号(4月30日発売)

    特集「癒やし」・はじめにー針谷周作・大田区・品川区 街情報・『蒲田温泉』の音楽などを世に送り出すバクザンの人生・「癒やし」のお風呂紹介(大田区・品川区・川崎市)・わたしの癒やしスポット(整体・カイロプラクティック・オステオパシーなど)リコメンダー:栗原務(リトル・クリーチャーズ)、ほしぶどう(天才百貨点)、TOWNくん(たいやき と)、ペロリサイコ、あんず文庫、yoshi、石井ソムリエ、おおたグルメ大将軍、御嶽山の主婦X、街の手帖編集部・癒やしの音楽(PET SOUNDS RECORD・森陽馬/春の雨・中澤敬/トランジスターレコード・岡美喜子)・呑川沿いをゆっくり歩くー服部剛(詩人)・一枚のレコードー直枝政広(カーネーション)・BOOKS井上の閉店・落語家の食卓ー三遊亭司・THE CRICKET SAYSー小林大輝その他、街で人気のアーティスト、お店の店主、ライターが登場
    ¥500
    Cotonoha Store
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    わたしのコトノハ|あんず文庫・加賀谷敦さん②

    毎回ゲストを招き、これまでの人生で心に残った「言葉」を語っていただく「わたしのコトノハ」。今回は、あんず文庫の加賀谷敦さんをお招きしました。加賀谷敦さんは、大田区山王と馬込のあいだにあるあんず文庫のオーナーで、かつてその一帯にあった馬込文士村を時代を超えて受け継ぐような姿勢で書店を営業しています。第2回目は、加賀谷さんが大田区・馬込銀座でお店を開いた理由や、お店の経営あれこれについてお伺いしています。聞き手はコトノハの針谷周作です。※本コンテンツは音声データ(mp3)です。
    ¥350
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    街の手帖32号(4月30日発売)

    特集「癒やし」・はじめにー針谷周作・大田区・品川区 街情報・『蒲田温泉』の音楽などを世に送り出すバクザンの人生・「癒やし」のお風呂紹介(大田区・品川区・川崎市)・わたしの癒やしスポット(整体・カイロプラクティック・オステオパシーなど)リコメンダー:栗原務(リトル・クリーチャーズ)、ほしぶどう(天才百貨点)、TOWNくん(たいやき と)、ペロリサイコ、あんず文庫、yoshi、石井ソムリエ、おおたグルメ大将軍、御嶽山の主婦X、街の手帖編集部・癒やしの音楽(PET SOUNDS RECORD・森陽馬/春の雨・中澤敬/トランジスターレコード・岡美喜子)・呑川沿いをゆっくり歩くー服部剛(詩人)・一枚のレコードー直枝政広(カーネーション)・BOOKS井上の閉店・落語家の食卓ー三遊亭司・THE CRICKET SAYSー小林大輝その他、街で人気のアーティスト、お店の店主、ライターが登場
    ¥500
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    わたしのコトノハ|あんず文庫・加賀谷敦さん②

    毎回ゲストを招き、これまでの人生で心に残った「言葉」を語っていただく「わたしのコトノハ」。今回は、あんず文庫の加賀谷敦さんをお招きしました。加賀谷敦さんは、大田区山王と馬込のあいだにあるあんず文庫のオーナーで、かつてその一帯にあった馬込文士村を時代を超えて受け継ぐような姿勢で書店を営業しています。第2回目は、加賀谷さんが大田区・馬込銀座でお店を開いた理由や、お店の経営あれこれについてお伺いしています。聞き手はコトノハの針谷周作です。※本コンテンツは音声データ(mp3)です。
    ¥350
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    発見の会「大正てんやわんや」チラシ

    瓜生良介が設立した伝説の演劇集団「発見の会」の2022年公演「大正てんやわんや」公開に際して、発見の会メンバーである伊郷俊行さんへのロングインタビューを収めたペーパー(A3サイズ)。60年、70年代の混乱と熱狂の時代を駆け抜けた発見の会まわりのエピソード満載です。
    ¥500
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最近の記事

神保町のドトールで居合わせた客に力説したいことがあったら本にした方がいい

街にたたずむ1軒の店。 その店は、常連客同士がざっくばらんに雑談をし合えるような、和やかな場所。 そこで種々ざまざまなことが話題に上るのですが、自分の考えを力説する人がいます。 私は職業柄、そんな人の話に耳を傾けるのが苦ではなく、むしろ興味を持って聞いているのですが、そんな風に思う人はごくわずかで、大抵の人は「また言ってるわ…」と呆れています。 話は変わりますが、10年ほど前、神保町のT堂書店の隣にあるドトールの2階席で、ある人が大きな声で独り言を話しているところに、た

    • 本の大事さを実感した瞬間

      いよいよ来週末、依頼された版元ドットコムさんの「版元日誌」の締切があるので、原稿を書くための頭の中の整理もあり、このnoteで頻繁に書き溜めています。 さて、あなたが「本が大事だ」と思った瞬間はどんな時ですか? 学校の図書室で面白い本と出会った時、書店のフェアで運命の1冊に巡り合った時、みなさんそれぞれにいろいろあると思います。 私はずばり、入院した時に本の大事さに気づきました。 入院する前は、毎日せわしなく働き、暇ができるとスマホでSNSをチェック。頭の中はひっちゃ

      • これからの出版社の在り方?!

        7〜8年くらい前に、地域の14の書店と組んで本のイベントをやっていた時のこと。 この当時から、書店や出版社は大変な格闘?を行なっていたのですが、なんとか書店に足を運んでもらいたい! 本が売れるとはどういうことか? について深く考えていました。 ずばり本が読める人は精神的、金銭的に余裕がある人だと思います。 スマホが手元にあり、種々様々な雑文が読める昨今においては、ひとつのテーマに沿って(単行本の場合)じっくり読むということは、それだけの集中力を持っていて、なおかつ1冊20

        • 6月29日はイベント出店(中止‼️)。大森駅前にて本を売ります。

           地元のつながりでお声かけをいただき、イベントに出店します!  イベントの名前は「第3回城南クラフトマルシェ」です。   もともとクラフト専門のイベントでしたが、「本もクラフトでしょ」という主催者の言葉にのっかって、前回から出店させていただきました。  さまざまな工芸アーティストも参加するイベントで、また今回は東京音楽の祭日との共同イベントです。会場にあるステージで音楽の演奏もあります。  駅前広場の芝生で音楽をききながらくつろぐことができます。  時間は午前11時から

        神保町のドトールで居合わせた客に力説したいことがあったら本にした方がいい

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        記事

          たこ焼屋さんで本を売る

           場所は大田区・洗足池。  五反田と蒲田を結ぶ池上線のちょうど真ん中くらい。  豊かな自然に囲まれた都会の中のオアシス・洗足池公園へとアクセスする洗足池駅から徒歩1分ほどの場所に、一軒の小さなたこ焼屋さんがあります。  ここは、かつてこのnoteでも触れていますが歴史ある「発見の会」という劇団で役者としても活動してきた店主が営んでいるお店です。(この発見の会から発展した音楽バンド「渋さ知らズ」のメンバーでもあります。)  なんといっても店主のお話は、文化好きなお客さんの

          たこ焼屋さんで本を売る

          整理整頓と混沌とで「わくわく」をつくる

           いい本屋さんだな〜と思う書店というのは、どこか混沌とした雰囲気があるものです。なんだかそう思う。  1冊1冊が整然と整理され本棚に並んでいるのに、ちょっと引いてみると混沌としている……そんなバザールのような雰囲気を醸している。  先日、いま流行りの「棚貸し」の書店を見に行きました。  けれど、ひとつひとつの棚が整然と区切られていて、棚の枠がまず目に入ってくるせいか、「面白い本がありそうだな」とはまず最初に浮かんできませんでした。  もちろん、「棚貸し」の本屋さんという

          整理整頓と混沌とで「わくわく」をつくる

          「文章は書かない」と言っている人の方が面白い本を書きそう

          先日、昔から交流を続けている友人と渋谷で会い、会うといつもお互いの近況報告をしているのですが、その友人はアートをやっていて、ヨーロッパが出自で日本に通算20年近く住み……なんにせよ彼がこれまで歩んできた人生が面白い。 渋谷で家賃5万円の物件をある人から紹介されお店を開店。レーベルを立ち上げアジアの魑魅魍魎とした音楽家たちの音源を世に放ち、さまざまな表現活動を行なって、いつしか極貧生活へ陥り、そこで母国へ帰国しすったもんだがあって、相続の問題に巻き込まれ鬱になり、15年後、日

          「文章は書かない」と言っている人の方が面白い本を書きそう

          本をつかまえるまで

          欲しい本をどこで探していますか? 書店でしょうか? ネットでしょうか? それとも新聞? テレビでしょうか? 職業柄なのかもしれませんが、メディアで紹介されている本を見た時は「いまこういう本が注目されているのだな」と思います。 SNSもそうです。 SNSで話題になっていても、実際に本を触らないと自分の場合わからないのです。 では実際に買う本というのはどこで探しているかというと、書店とメールマガジンです。 正直な回答です。 本屋さんをぐるぐるとまわることが多いので、行った時

          本をつかまえるまで

          本を作り、旅をしながら本を売る

          先日、北関東へ旅に出てきました。 著者から誘われて行ったのですが、一泊2日のゆったりとした旅でした。 あらかじめ大まかな予定を著者の方で組んでいただいたのですが、結果、偶発的なことや私の行ってみたかった場所もあり、それらを織り交ぜて車でのんびり旅となりました。 旅に出る時は、仕事をするためのラップトップとスマホ、最低限の着替えを持っていくのですが、もう1つ忘れてはいけないのが本の注文書です。 たまたま通りがかった書店を見つけて入り、「ああこの書店さんならうちの本も置いて

          本を作り、旅をしながら本を売る

          またまた発送の話

          先日、朝日新聞東京版(6月3日朝刊)に私たちの本が紹介されて結構な反響をいただきました。 記事を書いてくださったのは、私たちのところから群馬の本を出している小泉信一さんです。小泉さんは発行当初から、私たちの活動を見てくれていました。 https://cotonoha.stores.jp/items/636ae64b4ff8c2236413adaf 新聞掲載の日の朝、地元の先輩からメッセージで激励のコメントが送られてきて目が覚め、その後、電話での問い合わせ注文が来ていろい

          書店めぐりの合間に担々麺|五反田JPビルディング

          今日は書店めぐり。新年度になって書店のスタッフさんたちも異動したりするので、新任者に挨拶に行きました。 帰りに五反田駅から歩いて大崎広小路にある五反田JPビルディング1Fにあるフードホール「五反田食堂」でランチをとることにしました。 公式ホームページには「誰もが親しみやすいにぎわいの空間として専用席と共有席を融合的に配置し、今話題の飲食店から五反田ならではの名店まで、「五反田ならではの味」をバラエティ豊かに楽しめる構成となっています。」と書いてあります。 入店している11店舗

          書店めぐりの合間に担々麺|五反田JPビルディング

          【連載】発送には発想が必要|本づくりのあとの行き先と広がり①

           世の中には小さな本、大きな本、ちょうどいい本、厚い本、薄い本など、さまざまな本が存在します。私たち2人がつくる本のひとつひとつは、それぞれに大きさもジャンルもさまざまですが、本が完成して読者やお世話になった人たちに届けるための「発送」する作業は、はたからみれば地味に思えるかもしれませんが、とても嬉しくてわくわくする仕事のひとつです。  本を編む作業、そして印刷までに行うデザイナーや装丁家とのやりとりを終えて、印刷所からあがってきた本を最初に見た時の感動を、できれば読者の人

          【連載】発送には発想が必要|本づくりのあとの行き先と広がり①

          「街のおもしろいこと!」を伝える地域文化誌

          2013年の3月から発行をしてきた五反田(品川区)と蒲田(大田区)を結ぶ3両編成の池上線。その沿線の「街のあれこれ」を詰め込んだ小冊子『街の手帖』の最新号を3年ぶりに出版しました。 今回は「癒やし」をテーマにした一冊ですが、その前に少し、この冊子について説明していきたいと思います。 発行当初は、各月刊で年に6冊。その後、沿線書店の閉店にともなってその後季刊となり、コロナ期間中には思うように街での取材ができず、対面からリモートになったりと社会が変化する中で、誌面づくりを一新し

          「街のおもしろいこと!」を伝える地域文化誌

          人に教えたくない店

          席数25ほどの店内には、2つのテレビが備え付けられている。 店の壁にある黒板に書かれたメニューの中から、イワシと梅の煮付けを注文した。 ビールはもうすでに目の前のテーブルの上に置かれている。一口含むと、からんと音がして新しい客が店に入ってきた。 隣の椅子に座る女性に、今日あった面白いことを話すと、負けじと自分が遭遇した面白かったことを話してくる。 カウンターの奥にいる店主は、一見して無口そうに見える。店員が取った注文の紙を時折、鋭い眼光で睨んでは、時に体を揺らしながら

          人に教えたくない店

          静岡県のお茶どころ、掛川のアートイベントに出かけて

          スローライフ宣言、生涯学習都市宣言の町、掛川 「ゆっくり、ゆったり、心ゆたかに」を標榜するスローライフの掛川は、東海道53次の日本橋から数えて26番目の宿であり、東京・名古屋・京都・大阪の真ん中に位置する。 掛川の町で「原泉アートデイズ!」のチラシを見つけて、北部の原泉地区で開催されたイベントに出かけてきた。 作品は原泉地区の数カ所に展示されていて、地図の真ん中には日帰り温泉があった! あれっ! 風呂上がりに自然を満喫しながらアートを楽しめるのか!? しかも、温泉!

          静岡県のお茶どころ、掛川のアートイベントに出かけて

          BOOKS井上の閉店【大田区・石川台】

          池上線石川台駅前で昭和30年から約70年にわたって営業を続けてきたBOOKS井上が、2023年11月末に閉店した。隣に昭和風情を残す喫茶店のクラウンがあることで、本を買って隣の喫茶店で読むという穏やかな時代の理想的な街の過ごし方が楽しめた(現在も喫茶店は営業中)。駅前のシンボルだった書店がなくなったことで、古くからこの街に暮らす人たちの喪失感は大きい。 閉店の2日前、BOOKS井上のおかみさんに話を訊いた。 井上書店:うちはもともと、久が原にある井上書店の隣で、和菓子屋さ

          ¥250〜
          割引あり

          BOOKS井上の閉店【大田区・石川台】

          ¥250〜