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7. ワーケーションから島民の空気を感じる

今回この式根島での移住体験はワーケーション移住体験プログラムとして参加しました。滞在中に賃金を得られる移住体験です。
よくある移住体験というのは体験住宅にかかる費用を支払い(交通費や食費などはもちろん自費です)、地域の生活や住民の方々との交流をしながらそこに暮らしてみたらどのような生活になるのかを体験するもので、働きながらの移住体験をさせていただける自治体はあまりないような印象があります。リモートワークをされている方なら島の静かで自然の多い環境にいながら普段の仕事が捗るので、それはそれで良い仕事環境を得られそうです。そして今回の移住体験は宿代のみ自治体が負担をしてくださるものでした。とても助かるプログラム。

ワーケーション内容ですが私は働き先として商店のみやとらさんにお世話になり3時間×4日間、商店のお仕事を実際に体験させていただきました。
業務内容としては、品出し、陳列、野菜や果物の袋詰め、接客レジ業務が主でした。レジ業務が不安でしたが、デジタル表示のタッチパネルで、20年くらい前(マイルドセブンが230円くらいの時代)にコンビニバイトのレジ業務の経験しかない私には時代の進化を感じました(笑)。すごいですね。しかも式根島は全島PayPay使えます。みやとらさんはバーコード支払いからカード決済までできます。侮ってはいけません。

島ならではだなぁと感じたのは、船の就航状況により物資が届かなくて店舗業務が暇になることもあるということ。そんな時でも棚がガラ空きになるようなことはなかったですが、もし住むことを考えた時も自分に同じことが起こりうるんだよなぁと思うと、島民の方々も日頃の食糧や必要物資の確保は意識されていたりするのかなぁと感じました。

あともう一つ感じたのは、本人の知らないところで「あのレジに居た子は誰だ」というような噂が広がっていたらしいこと(笑)。あくまでネタとして挙げておきます。確かに島を1人で歩いていたりすると、すれ違う車が若干速度を落として運転手の方がちらっとこっちを気にしたり、珍しそうな顔をされる印象はありました。それが商店のレジにいるんだもの、そりゃどういうこっちゃですよね(笑)。噂話が広まる速さは速いです。私が働いていた4日間の間に噂は島を何周したんでしょうね。
「移住されたんですか?」とか「ぜひ島に来てくださいね」なんていうお声がけもいただいたりすることもありました。噂するくらいなら実際本人に聞いておくれという心境になりますが、本人に聞くよりまずは知り合いに聞いてみるという風になるのでしょうか。まぁそれはどこも同じですかね。

ちなみにみやとらさん、オンシーズンの夏は住み込みバイトを募集していたりしますので、興味ある方はぜひHPをチェックしてみてくださいね。

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