虚弱体質と向き合うアラサーママCA
「小さい時は喘息持ちでアトピーで虚弱体質やってんで」
母がよく口にしていた言葉だ。
言われる度に、そんな事ないやろと聞き流し続けていた。
高校3年間水泳をしていたし、大学ではダンスサークルで忙しい日々を過ごしていた。
CAになってからは毎月100時間に迫る勢いのフライトをこなし、
月に4度国際線に飛んだ事もある。
正直本当に疲弊している事も多々あるけれど、若さ故か気にしていなかった。
妊娠し、レディースクリニックに通い始めて数回、
ふと担当医が
「あなたやっぱり少し虚弱気味だから、こんな漢方があるのだけど」
とやんわり虚弱体質の人に向けた漢方を勧められた。
その時にやっと、自分が虚弱体質であることをはっきり自覚した。
少し遡ると、今の娘を妊娠する前に2度流産していたこともあり、不育症検査をしに行った。
どうやら血の巡りが少し悪いらしく、固まりやすいのだそうだ。
血液をサラサラにする薬を、生産期まで毎日飲んでいた。
そんなこんなで妊娠期間は本当に毎日身体が楽で温かくて、メンタルも常にハッピーだった。
血の巡りが良いためか頭痛持ちだった体質はどこへやら、冷え性も治っていた。
出産し、数ヶ月は産後ハイに助けられていたが、
産後6ヶ月ごろ、生理が再開し始めた頃からまた頭痛や冷え症が戻ってきた。
今まで普通だと思っていた自分の体調が、普通ではないのかも、ということに気づき、
とにかく妊娠時の「絶賛ハッピー体調万全期」をなんとか取り戻したいと試行錯誤した。
タンパク質とビタミンを意識した食事スタイル、サプリ、プロテイン、夏でも長袖パジャマ、湯たんぽ、ぬくぬくソックスとパンツで温活、ピラティスで体力作り。
これらをせずに若さと気合いだけであのハードなCAという仕事を奮闘していたのかと思うと
いかに命を粗削りしていたか痛感する。
オードリー若林正恭さんも以前ラジオで自身の虚弱体質について語っていた。
中高アメフト部でそんな訳ないと思いつつ40を越えて筋トレを始めたら
心身ともにすこぶる調子が良くなったと言っていた。
筋トレは正義らしい。
5ヶ月前に始めたピラティスも有酸素運動でありながらインナーマッスルを
駆使するので飽きずに続けている。
これが功を奏してほしい。
復職してからもまずはピラティスを続けてみて、効果があるか試してみたいと思う。
ステイ先にジムがあったら出来るだけ利用したい。
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