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【応用編】大手企業に勤める方向けの一歩先のインバスケット【中期戦略立案編】

1.記事を投稿する経緯

 インバスケット試験の中でも、リーダーやマネジメント向けの昇格試験によく出題されるのが「中期戦略立案」試験。私も会社で受けることになったのですが、受かると受からないでは200~300万円ほど年収が変わってくるということで必死に対策しました。

 対策を開始した当初、市販のインバスケット問題集では「中期戦略立案」の問題そのものが少なく、"インバス!"で販売している数多くの問題集の中でも該当するのは「K、M、T、Y」の4種類のみ。更にこれらに付いているのは"正解"や"模範解答"ではなく「課題と問題の違い」に関する説明とモニター回答2つのみ。そのモニター回答例についてもマネジメント昇格試験の回答としては求められるレベル以下だということが後々わかり、私自身かなり焦りました。


2.一般的なインバスケット問題集の回答

 先に挙げた"インバス!"のような一般的な問題集に付いているモニター回答例では、大きく「自部署の課題」と「課題解決に向けた中期戦略」として以下のような流れで戦略立案がなされています。

【自部署の課題】
①問題点の羅列
②課題の羅列

【課題解決に向けた中期戦略】
①戦略のテーマ・目標の提示
②戦略と具体案の羅列

 勉強を始めた当初、私も上記の構成で課題と戦略を作り、モニター回答例と見比べながら自分の視点に不足がなかったかをチェックする日々をすごしていましたが、段々「こんなレベルでいいのだろうか?」と疑問に思い始めました。そこで前年に試験を受けた方(受かった方、落ちてしまった方問わず)にお願いをして回答を集めたところ、落ちてしまった方も"一般的なモニター回答例レベル"までは回答していたことがわかりました。

 一般的なモニター回答例レベルでは何が足りなかったのか、それを踏まえた回答例はどのようなものになるのかを続いて解説していきます。
 踏み込んだ内容となりますので、以下有料とさせてください。試験の結果次第で、何十万・何百万と年収が変わられる方や役職が変わられる方もいるかと思います。将来への投資と思ってご検討いただけますと幸いです。

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