あなたの肌

空が青いからといって
あなたが裸になる理由はない
つられてわたしも
裸になってしまうじゃないか

透き通る空気は
あなたの肌をより透明にした
触れてみたいと思ったが
透明感がそれを拒んだ

見慣れたあなたの肌を
これほど近寄りがたく感じたのは
こぼれる日差しのせいか
あなたの裸がまぶしいからか

見とれているわたしに
空から降りてくる音は
あなたの肌を滑るようにして
わたしに入り込んだ